ダウ平均は続落。

この日のECB理事会後のドラギ総裁の会見を受けて、為替市場でユーロが急落したことに呼応する形で、株式市場も利益確定売りが優勢となった。

ドラギ総裁はユーロ圏の景気に慎重姿勢を示し、最近のユーロ高に関してもインフレと成長に影響するか注意深く見守っていると述べていた。

この日発表になったスプリントネクステルの業績見通しが予想を下回ったことも重石となっている。減価償却など償却前営業利益（OIBDA）の鈍化が嫌気されている。ただ、第4四半期の決算自体はスマホの影響で赤字が予想よりも少なかったことから厳しい下げには至らなかった。

ダウ平均は一時134ドル安まで下落し、13850ドル付近まで値を落としている。

しかし、先行き期待感も根強く、後半には下げ渋る動きも見せている。

ダウ平均採用銘柄
ダウ採用銘柄ではＨＰ、キャタピラー、エクソンモービルが軟調。

一方、アメックス、コカコーラは上昇した。

ナスダック採用銘柄
ハイテク株も利益確定売りに押され、ナスダックも下落したものの、アップルが終盤に上昇し指数を押し戻した。アップルの取締役会と経営陣が株主への還元策を協議中と伝わったことで買い戻しが入っている。

【ＮＹ株式市場】

ダウ平均　　　13944.05（-42.47　-0.30%）
ナスダック　　　3165.13（-3.35　-0.11%）
S&P500　　　　1509.39（-2.73　-0.18%）

【ＣＭＥ　ＮＩＫＫＥＩ２２５】

高値　：　11,450円

安値　：　11,220円

終値　：　11,335円

【大証　ＮＩＫＫＥＩ２２５】

後場終値　：　11,390円

イブニングセッション　：　11,260円

【日経平均終値】

終値　：　11,357.07円

CME日経平均先物 11,335円

CME日経平均先物　11,335円