携帯電話の呼び出し音で不快な思いをしたことがありませんか?近年の携帯電話やPHSの急速な普及に伴い、劇場やコンサートホール、レストラン、喫茶店、映画館等において、携帯電話等の呼び出し音が他の方々に迷惑をかける事例が多くなっています。


携帯電話・PHS等の呼び出し音や通話を防ぐために・・・


 このため、携帯電話等の呼び出し音や通話を抑止する機能を備える無線設備(携帯電話電波妨害)を用いて呼び出し音等による迷惑防止を図る動きが出ています。


携帯電話電波妨害


劇場、コンサートホール、映画館などでは、開演中に携帯電話の着信音等が鳴り響くと、観客が演劇、演奏、映画などを鑑賞する邪魔になり不快感をあたえたり、公演進行の妨げになることもあるので、場内では携帯電話の電源を切ることが呼びかけられている。


しかし、意図してこれを守らない観客や悪意がなくても携帯電話の電源を切り忘れる観客がいる場合もあり、場内の携帯電話すべてについて着信音が鳴らないようにすることは困難である。


携帯電話が使用する周波数のポータブル携帯電話ジャマーを発射できれば携帯電話の通信を妨害するので、場内にあるすべての携帯電話の着信音が鳴ることを確実に防止することができる(ただし、通信を要しない携帯電話のアラームについては防止出来ない。)。同じような理由で、患者の安静のため静粛を必要とする病院においても同様の効果が期待される。


振り込め詐欺において、詐欺師が金を騙し取ろうとする相手をATMまで誘導し、携帯電話やPHSで通話しながらATMを操作させ、振り込ませるという手法がある。 この対策として2008年(平成20年)千葉銀行が全国初の取り組みとしてATMコーナーに設置[3]した。2010年(平成22年)には他の県内3金融機関と共同して共同ATMコーナーに設置[4]した。


近年の携帯電話やPHSの急速な普及に伴い、劇場やコンサートホール、映画館において、携帯電話等の呼び出し音が他の方々に迷惑をかける事例が多く発生していることから、携帯電話等の呼び出し音や通話を抑止する機能を備える無線設備(携帯電話等の通信機能抑止装置、以下「携帯妨害機」と言う。)を用いて、呼び出し音等による迷惑防止を図る動きが出ています。また、商店や会社、一般家庭においても、同様の理由やセキュリティ等の対策として、通信抑止装置の設置を検討される方が増えてきています。