現代大学入学試験カンニングの対策談


教育関係者は頭が痛いでしょうがついにネットがカンニングの手段に利用される時代が来たのだと覚悟を決めるべきですね、この問題、実は大学入試だけではなく、あらゆる国家試験、資格試験、高校入試、中学入試、さらに踏み込めば、各学校における中間や期末などの定期試験でも起こりうる事態だと言えましょう。現在の携帯電話が無線通信能力が進歩して通信手段が複数あることが問題です。


大型携帯電波ジャマー



技術面で可能であろう再発防止の対策をいくつか考えてみたいです。


【1】監督官全員に携帯電話ジャマーも持たせる


 韓国と同様の策ですが実現可能性としては技術的には問題がない一番現実的な策です。


 空港などと同じように入試会場入り口にてチェックする方法も検討できそうですね。


【2】携帯電話を試験時間内使用不能にする


 3G通信といいますが携帯電話はもよりの無線基地局と無線通信しています。事業者ごとに無線基地局も別々ですが、事業者の協力の下で電波遮断装置で試験会場と通信可能アリアにある無線基地局すべてを試験時間中使用不能にしてしまえば、携帯電話を使うことができなくなります。


 この場合の問題は、そのエリアのすべての携帯電話が一時的に使用不能となりますので、試験会場外の一般の人々の利便性に影響が出ます、また試験会場が分散してたり、何十万人も受験するセンター試験などでは使用不能エリアが分散・拡大してしまいますので、現実的には難しいと思われます。


【3】携帯電話を試験時間内使用不能にする


 試験会場に携帯電話などの電波を遮断できる通信機能抑制装置(4G 電話ジャマー)を設置する方法です。


 現在一部の劇場ホールや銀行ATMコーナーで設置されている装置で、狭い空間をポイントで「圏外」にすることが可能です。


 私は将来的には携帯電話抑止装置を設置して試験会場を一時的に「圏外」するこの方法が一番効果的な対策になると思います。


「携帯電話抑止装置」を使用して入試会場を「圏外」にしたところで、携帯電話網を利用した「3G」通信は遮断できますが、Wi-Fi通信でアクセスポイントとダイレクトに通信されたり、WiMax利用可能エリアならばWiMaxアダプタで広域通信されたならば防ぎようがありません。


 つまり上記【3】の「携帯電話抑止装置」を使用して入試会場を「圏外」にする方法でも万全であるとは言えないわけです。


 この辺りの携帯電話無線方式の解説は以下のエントリーでしていますので関心のある読者はどうぞ。