最近、忙しくて更新できておりません。

メルマガは配信しておりますので、よろしかったらそちらでお願いいたします。


ペンギンて飛べないですよね。
なんで飛べなくなったのか?

南極には飛んで逃げる必要があるほどの敵がいないから。

という説があるそうです。


生き物というのは、必要のないものは退化します。
(退化という進化なんでしょうか?)

ストレスがなきゃ、さらなる進化はないということです。


受験勉強、つらいですか?
しんどいですよね?

でも、あなたの進化の過程なんですよ。

まあ、ちょっと取り組んでみましょうよ。




わかっているかどうかを調べるために試験をする。
点数が高いほうがわかっている。

・・・・のはずなんですが。
どうもそういうわけではない。

なんだかわからないけど、答えが出る。
流れはいまいちわからないけれど、覚えている。

しかも。
理屈がわかっても問題ができるわけではない。

その証拠に、中学1年の問題。

問題「3点を通る円の中心を求めなさい」
答え:2点ずつ結んで線分を2本作り、それぞれ垂直二等分線を作図する。
   その交点が答えになります。

垂直二等分線は2点からの距離が等しいので、交点は3点からの距離が等しい
点になる、つまり円の中心になる、と。

さて、垂直二等分線の作図と、その理由がわかっていればこの問題が解けるで
しょうか?


無理でしょ。
解法とりあえず1回みなきゃわかんないでしょ、普通。

確かに、原理がわかっていて、問題を解いていけば応用力も養われる。
本当の学力ってそういうことなんでしょう。
でも、そこにこだわって受験に失敗する頭が悪そうではない学生達・・・・

いつ身につくのかわからない原理を待っているより、とにかく解法を身につけ
ることの方が受験には絶対必要な作業です。

ていうか、受験勉強ってそういうことですから。


「わかる」ことにこだわらないで。
わからなくたって解ければいいんですから。





シャープの創業者 早川徳次さん。

裸一貫から従業員200人を擁する工場を築き上げられました。

「なんだ、普通に偉い人の話か」
違います。

早川さん、関東大震災でその事業のすべてを失ってしまったそうです。


大阪に移ってこられてゼロからの再スタート。

街の時計店で偶然見かけた米国製鉱石ラジオ。
早速購入して分解、音が聞こえる理屈はわからないままに、国産初ラジオ受信
機第1号を完成させます。

なんと月産1万台を超える大ヒット製品となるのです。
当時の月産1万台。今ならWiiも真っ青です。

「凄いなあ、そうか、逆境に打ち勝った人の話か」
違います。


大工場を作った?
ゼロからの再起?
凄い。確かにそうですね。

でも、そこじゃないんです、私は。


「音が聞こえる理屈はわからないままに」


おやっさん、わかんないのに月産1万台!
わかんなにのに大ヒット!

わかんないのに、ですよ。

もっとも、しまいにはわかったんでしょうが。



よく、こういう受験生(ないしは学生)がいます。

「私は、わからないと次に進めないんです」

確かに気持ち悪いでしょう。「そうか!」ってわかりたいですよね。

でも、受験の内容って、難しいんです。
1回見たり読んだりしただけでわかるようなしろものじゃないんです。


こう考えるべきです。

問題は、わかるからできるのではなく、やっていたらわかってくるもの。

まず、問題が解けるようにしましょう。
解答をしっかり読みましょう。


「それが本当の勉強か?」
違うと思います。
でも、受験は「できた点数」だけが評価されるんです。
点数とらなきゃしょうがないじゃないですか。



もっとも、わからないと次に進めない、という言葉にはもう一つ意味があるん
ですけどね。それはまた後日。




「学校の勉強なんて社会で役に立たないじゃないか」
「数学を勉強するイミがわからない。買い物できればいいじゃない」
            ・
            ・
            ・

そんなあなたに、イチローの言葉を送りましょう。




「テストの点を取ることに意味はない、学校の勉強自体も役に立つことばかり
 じゃない。だけど、それをこなしていこうとする自分がいなきゃいけないん
 です。テストの点が取れないからと、やめてしまう人間ではダメだと思いま
 す。取れないなら取れないなりにやろうとする自分がいる、ということが大
 事だと思うんです」

出典:「イチローイズム」集英社 石田雄太著



学校の勉強なんて、ウェイトトレーニングです。
筋力がついたからってすぐに運動ができるわけじゃないでしょ?
それと同じです。
でも、必要でしょ。






いろんな情報が流れる時代になりました。
こんなメルマガが、知らないあなたに届く時代です。

私としては、受験に際して知っていたほうが絶対に得である情報だけをお届け
しているつもりです(たまにお金のこととか、将来に必要なことなんかも)。

でも、全部が全部、あなたに必要なわけではないはずです。

「それ、どうだろうか・・・・」

そんな情報は、すぐに消去してください。
本当に必要な情報なら、またあなたの元に届きます。

え、必要だから届いたんじゃないのかって?
時期が早いのかも。それも「必要ない」ってことです。

それに、大丈夫です。
一度見たものを、脳は忘れません。

「あたし、すぐ忘れるんだけど・・・・」

それは覚えられないのではなく、覚えた情報にアクセスできないだけ。


中国にこんな言葉があります。

本当に物事に取り組んでいるなら、
必ずあなたの前に先生が現れます。


今捨てても、必要なら、またあなたの前に現れます。
だから、自信を持って忘れましょう。






なんでこう、学生というのは学年が上がると

できるだけ薄くて小さい字で
ノートにすきまなくびっちびちに詰める

学生が多くなってくるのでしょうか?

「ノートがもったいないから」
エコロジカルですね。
成績と引き換えに地球を温暖化から救う、と。

立派だけど・・・・いいんですか?


ノートの使い方。

 1.ノートは1行あけて書く。
 2.右側は白紙でも空けておく。

これが勉強の鉄則です。(中学生読者も無視しないように)


「あける」のは、「見直し」をして例えば数学の「計算のし直し」「確かめ計
算」英語では「単語の書き直し」「発音記号の書き込み」社会では「語句の解
説」「解答の書き直し」などなどのためにあるのです。

「間違えたら問題をもう一度1から解いたらいいじゃない」
大事なとこです。勉強で大切なのは「解く」こと自体ではありません。

「わからないところ」
「よくつまるところ」
「同じ間違いをするところ」

これらをピンポイントで的確に把握することです。
毎回1から解いてたら、どこが間違いやすいか全然わからないでしょ?

それに、毎回1から解いてたら、時間がいくらあっても足りません!
ノートを見直して、書き直しの部分を見て、「あ、ここよく間違えるんだ」と
か「ここは気をつけないと」とか、そういうチェックもすぐできるようになる
からです。


また、社会や理科で後から内容を書き込むとき、マインドマップを使っている
のでなければ、継ぎ足すには空白がないと無理です。



ちなみに。
小学生を対象に調査したところ、ノートの余白と学力にははっきり相関関係が
あったそうな。
受験生は・・・・あとはあなたの判断次第。





ところで、偏差値ってどうやって決まっているか知ってますか?
偏差値を求める式は・・・・

そんなのはいりません。
とにかく「平均点が偏差値50」というのは知っていると思います。


でも、平均点の確保の仕方はどうでしょうか?

例えば、数学の模擬試験。

 第1問(計算問題)+各大問の1番

これだけやればだいたい平均点あるのって知ってましたか?

問題を詳しく読まなくても1番なんて基礎基本をきかれるものですから、ちょ
っと受験勉強していれば十分答えられます。
できる問題だけをまず拾っただけで、平均点は余裕でおさえられるのです。

これは数学の例ですが、英語にしても基本的な問題を解くことができれば、
偏差値50なんてすぐにおさえられます。


そもそも、模擬試験は1から順番に受けるものじゃありません。
易しい問題からも並んでません。

「取れる問題から取る」
「取れる問題は確実にする」

偏差値50に満たない人は、まず試験の受け方を確認しましょう。
偏差値50を確保してから、難しい問題に取り組むのが鉄則です。





臆病でためらいがちな人間にとって、一切は不可能である。
なぜなら、一切が不可能なように見えるからだ。
      (ウォルター・スコット スコットランドの詩人・作家)



「やってもムダ」
それって、死ぬ寸前でしか判断できない。
次の1秒後に役に立つかもしれないから。