スカイダイビング(3)
インストラクターに突き落とされた私。恐怖感からのパニックが過ぎ去ったとき、生まれて初めて 「落ちている」 という感覚を体験した。富士山の8合目の高さからのダイブ、地表までの距離3キロメートル。カエルのような格好で両手両足を横に広げる。数十秒間、「落ち続ける」 フリーフォール。そのうち、私の身体が厚い空気の層に支えられているような感覚に変わる。真下に広がる大地。なんて気持ちが良いのだろう。私は空を 「飛んでいる・・・ 」なんて不思議な感覚だろう。ところが、広かったはずの大地が・・・ ぐんぐん狭くなって・・・ 近づいて・・・ いや、迫ってくる!私は、やっぱり、落ちているんだ!と、その時突然、ふわっと、上空に引っ張り上げられる感じがした。パラシュートが開いた!私の視界は2Dから3Dの360度パノラマに変わった。地平線が地球が丸いことを教えてくれる。私の身体は垂直になり、まるでサーカスの空中ブランコのよう・・・右のロープを少し引っ張れば右へ、左のロープを引けば左へ向くと、インストラクターが教えてくれた。数分間の空中遊泳を楽しみながら、私はゆっくりと地上に降りてきた。フリーフォールとパラシュートでの降下。どちらがいいかと言えば・・・フリーフォールの方が、自分で飛んでいる感覚が強かったかな・・・でも、パラシュートも楽しかったし・・・やっぱり私は、高いところが好きなみたいだ。Luke Aikinsさんの新記録:高度25,000フィート(7,620メートル)からのパラシュートなしのフリーフォールhttps://youtu.be/GaANi96Z-Wg (You Tube)