甲状腺の疾患に対して鍼灸治療はかなり相性がよいのでないかと考えています。

理由は
甲状腺を刺激するホルモンは、脳の視床下部から命令が出され、下垂体から放出されます。視床下部や下垂体に刺激を伝え、鍼灸治療はここの働きを改善することができます。

甲状腺は、甲状腺ホルモンを分泌しています。その働きは

・脳の発育や成長を助ける

・全身(脳、心臓、消化官、骨、筋肉、皮膚、その他)の新陳代謝を活発にする働きがある。

・精神神経や身体の活動の調整にも働く。

・妊娠に影響し、不妊や流産にも関係するのが海外の研究の結果でも言われております。

東洋医学ではこの甲状腺に対する大切な経絡のラインが足の少陰腎経(しょういんじんけい)になってきます。

ここの足のツボを使うのと、手のツボを組み合わせる事により脳に刺激を与えていきます。

この経絡はとてもおもしろ経絡になるので次回は足の少陰腎経(しょういんじんけい)についてお話をしたいと思います。