普段、あまりドラマは見ない方だったのですが… 前クールで「専業主婦探偵~私はシャドウ~」に途中からハマり、今クールでは何か面白いものが無いかとチェックしていて…

「ストロベリーナイト」と「聖なる怪物たち」に現在はまっています!

「聖なる怪物たち」は、第一話のあらすじ 「飛び込み出産で…」というキーワードに反応して、とりあえず1話を見てみよう!って思ったのです。

何だかベビ待ちしていると、「出産」とか「妊娠」とかのワードに反応してしまいます。。。

第1話から、凄かったです。。。 (あらすじはコチラ。公式サイトです)

以下、ネタばれ含みます。





飛び込み出産の妊婦さんから、帝王切開で赤ちゃんを取り出すも、母親は亡くなってしまう。。(この時点で、もうその設定に引きこまれてましたね…。 見ながら「自分が命と引き換えになったらどうしよう…」とか考え、亡くなったお母さんと残された子供を見て泣きそうになりましたが…)

そして、そこから一年前… 舞台は変わり、大財閥の御曹司の結婚式。 新婦のお腹の中には赤ちゃんが。 大事そうにお腹をさする新婦…。 しかし、式の途中から彼女は具合が悪くなっていくも、「子供がいるとはいえ、しっかりしてね」と、全くその身を案じてくれない親族に囲まれ(この時点で、「妊婦さんに何無理させてんのよ!」ってイライラしてましたが…)、我慢していたものの、ついに倒れてしまい、純白のウェディングドレスが血に染まり…

新婦が気が付くと病院のベッドの上。 「赤ちゃんは!?」と言う彼女に、夫は「君の命を救う為だ、仕方ない。 … 二人で生きていけば良い。。」 と。 お腹の赤ちゃんを失い、子宮を全摘された彼女は絶望する。。。

絶望した彼女は、「かっこうのように、他のお腹で育てれば良いんだわ!」と思い、何としてでも自分と旦那さんの子供が欲しい彼女は、自分の姉に「代理母になって欲しい」と懇願する…。


こんなお話です。 (他にも、色んなエピソードがあるんですけどね!)

子供が欲しくても、望めなくなってしまった女性。
授かって産み育てている子供を、大切にしないDQN母親。
母親の命と引き換えに、生まれてきた子供。


「今から子供が欲しい。 でも、そう簡単には授からない。」という状況の私は、凄く凄く複雑な気持ちで見ています。

加藤あい扮する日向圭子(結婚式の日に子宮全摘されてしまう女性)に、感情移入しまくってヤバイです。。 そして、圭子の姉である春日井優佳(中谷美紀)も見ていて微妙な気持ちになります。 このお姉さん、バリバリのキャリアウーマン(出来る看護師長!格好良い…)なのですが、私と同じ年なんですよね。 「そうか、この年って、ずっとキャリア積み上げてる人だったら、それなりの地位だったり、それなりの実力持っている年なんだよね。。」なんて考えてしまうんです。 「すごーい!」って思って見てたら、「私と同じ年かよっ!」ってね。

代理母という、グレーゾーンにかかっても、それでも「家族が欲しい!子供が欲しい!」と言い、その為に手段を選ばなくなってくる、ちょっと壊れかけていく圭子を見ていると、「子供が欲しいというのは、親のエゴか…?」とも思えて来るけど、「ずっと家族が欲しかった」っていうのは、誰でも持っている、自然な思いではないのか?

と、見ながら考えていても、だんだん分からなくなってきます。

このドラマの中の台詞でね、「子供の為なら、母親はそういう事(犯罪めいた事。ここでは病院への支払いの踏み倒し)を平気でします。 なぜなら、母親にとって、それが正義だからです。」(細かい言い回しはあやふやです)というのがありましたが…

何だか、胸に痛い言葉でした。

そうなのかな…。 もちろん、本来「きちんと規律やルールを守る」べきですが、「そんな余裕が無い時」に、子供が危険にさらされたり、命に関わる事態になったら…

なりふり構わず、法に触れる様な事だって、しかねないのかな…? 極論ですけどね!



現在、2話まで見ましたが、中々面白いです! この先どうなるのかな…。

私は結構「複数人に感情移入」しちゃうので、自分が感動したり、応援したくなる人が辛い目や酷い目に合うの…嫌だな(笑)。 あと「良い人!」って思った人に裏切られるとか(笑)

結構ドロドロしたサスペンスものなので、その可能性は大いにありますけどね!!!