夜、走ってく、隅っこへ

夜、走ってく、隅っこへ

ループマシン・アコースティックギター・声を使う
アコースティックソロユニット「アナン」
[日本語の濃淡、ループ音楽の可能性、十人十色の夜を語り辿る。]

そういうやつの、日記だ。

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現在滋賀県。
滞在先でもどこでも音作りができるのが私の楽器どものよいところです。



明けて今日。
今日、京都UrUrBANGUILDにて中村佳穂の横でループマシンをします。





この10分間は、見てる人聴いてる人に届くかどうかとか関係なく、至福でした。

セッションしてて、ループマシンに謙虚になる方は結構いらっしゃいます。
非常に多彩な音色を同時に出してしまうが故に、気が引けてしまうのでしょう。
私でも正直怖いですね。
いつもすごくさみしい気持ちになっていました。

ただ、中村佳穂は、自ら率先して鍵盤や声を入れてくるし、
その前後感が、一度回したらある程度オートマチックに動いてしまう旋律への配慮を感じました。

このセッションの時の最後の方。
僕がループを切った時に、自然にギターを弾くことをやめてました。
僕の回した覚えのないピアノが鳴ってる音に乗って、素直に歌えました。
そんなこと初めてでした。

ある程度バンド慣れしてる人だったら普通なんでしょうが、
私はいつもループマシンのみで一人でライブをやっているもので、
自らが登録した音以外が流れることなんてありませんでした。

すべてをあずけられたあの感覚で、
たぶんこの人ならループマシンに尊敬の意をもって一緒にステージで遊べると、演奏しながら思ったのを覚えてます。


いろいろ書きましたが、
明日、フルセットで京都で演奏します。

正直機材重たいので弾きたくない行きたくない言いまくりましたが、
なんだかんだ明日ですね。
失敗したくないですね。
不安ですね


来られる方は楽しんで、
これない方は悔しがってください。


もう五時だー。ねむいー。
不安が背中が這って痒いなーと。
シャワーじゃなかなか取れないですね、不安って。


最近も、大した変化はなく新宿の光化学スモッグを吸っちゃ吐いての生活をしてます。

別に前ほど夜型ではないし、
なんなら学生に戻って8:00とかに家を出なくちゃいけない日もあるから、余計に健康的な睡眠生活を送ってるくせして、
別に変らない量の不安が背中を這ってます。

ちびちびと飲む酒も
さほど不安を隠さないし、なんなら火に油。
困っちゃうから酒もそんなに飲んでない。


先週は、京都でギターを弾きました。
たくさんの音とたくさんの声が聞こえました。
そのせいで、けじめをつけて退こうとか思ってる音楽の道が、余計に視界に入ります。
素直にもっと演奏したいとか思っちゃったりしました。
困るなあ。


また先週は、白川くんと話しました。
二人で遊んで馬鹿ばっか話して、焼き肉食いながら真面目な話も下世話な話もしました。
たいていの友人は僕の現状なり実情を馬鹿にする人ばかりなのに、
彼は極めて普通に受け入れて、尚且つ素直に尊敬してくれます。
なんなら彼の方が僕は尊敬します。
帰り際も、中学時代と変わらない感じでさよならをします。
ただ、二人とも、少しずつ訛りが抜けてきてるくらいです。


そうして余計に不安と対峙する時間が増えました。
僕にとって、非常に有用なはずだと思うから、苦ではあるけど真に受けます。
不安が一生くっついてくるつもりなら、僕もそれなりに強くなろうとおもいました。

だからとは直結しないですが、部屋を模様替えしました。
捨てるもの、たくさん捨てました。
ベッドを導入しました。
配置はもちろん変えました。
テレビを高く設置しました。
おかげでいろんな物と物じゃないものをいっぱい捨てました。
何年も生きてきたのに、思ったより何もありませんでした。悲しいですぜ。



そんないろいろを行って、いろいろを抜けてきたら
心より音楽をしたいと思ってしまいました。
今年限りと決め込んだ僕を、それ以上のスピードでぐいぐい絞め殺す素直が、
非常に手足の不自由を奪ってきます。
しかも余計に不安が大きくなります。素直と不安がタッグマッチ仕掛けてきます。困ります。


さて、総じて最近いろいろよくわからないです。
困ってます。なーなーにしてればなんとかなりそうですが、どうせまた火がついたらボヤ騒ぎじゃすまないのだろうなと。



生まれ変わったらイケメンになって、
暗い歌うたわなくても済む人生を臨んでみたいな。

あと7か月。


お酒を飲むと、帰りに聞く音楽のボリュームが2上がります。
冷え切った耳もパソコンが温めてくれた部屋に入ってジンとして、またスピーカーから音を流します。
曜日を忘れた大人たちがホテル街を歩いてました。

いま、帰ってきました。


今夜もギターを弾きました。
たくさんの人がかわりばんこに僕の前で歌を歌いました。
僕が歌を歌ってることは、あまり知られてないです。
アナンさんはギター弾いてたまにドラムとベースをする人のようです。

いろんな人がいろんな発散にくる音出し部屋。東中野にあります。



小さな悩みを吐露したお兄さん。
そんなことはないよ大丈夫って慰めを、「いやでも…」って切り返すの。
彼はほんとは好きな人を待つ時間つぶしをしてるだけ。
あの子と帰りたいだけ。
用もなく先生に質問して、美人のあの子と少しでも一緒にいたがる男の子、中学校とかでクラスにもいたなあ。と。
僕はうんうんと楽しんでます。


誰もいなくなって、僕と従業員の根岸くんはギターとドラムを変わる変わる弾きました。
僕の曲を覚えてくれてる根岸くん。僕の曲、いっぱいしました。
夜のクラックのリフ、彼の方が弾けるんです。

よく飲みに来るおじさん。「よかったよ!」と僕らにピールを一杯おごってくれました。
ピールを真ん中に置いて叩いて弾きました。
そうしてお店は閉まりました。


帰ったら電気とラジオをつけます。

カレンダーになってるレゴブロックを次の日に変えて寝ます。
ラジオを小さな音で流しながら寝ます。
音がないのがあまり得意ではないんです。



よくわからない日々が、怖くなったりもします。
納品前には常夜の毎日になったりします。
誰もいない部屋が辛くなったりします。
会いたい人に会いたくなったりもします。

幸せなんて振り返るもんじゃあありませんよ。
噛み締めるものでもない気がします。


もっと認められたいなあと思いながら、また今日も眠りにつきます。
僕の歌を聴いて、僕に気づいてほしいなと思いながら寝ます。
早く大きくなりたいです。

そうして気づけば朝になって、今日の予定をこなします。
大きくなってたくさんの人と一緒に僕の音楽を作れたらいいなって思います。

僕も、音楽が好きです。
辛くないです。嘘です。

がんばります。