寝落ち壁ダッシュ 〜イルーナ日記〜 -2ページ目

寝落ち壁ダッシュ 〜イルーナ日記〜

イルーナ戦記Online・Android版ワールド①での活動を綴るブログです。
主に所属ギルド「どっきゅーん」のことや、回想録、妄想ネタ、イルーナあるある短歌などを掲載しています。


ギルド「どっきゅーん」ホームページ
http://45.xmbs.jp/Dokkyun-39013-bb.php?guid=on


部下A
「カファール様!カファール様っ!!」

カファール
「むぅ?なんじゃ騒々しい!」

部下A
「実はたった今、魔境モールガのシュリンゲル様からの使いの者が書簡を持って参りまして、なんでも火急の用だそうで、すぐに目を通していただきたいとの事…。」

カファール
「ん?シュリンゲル殿が?…いったい何事であろう…すぐにその文を持って参れ!」

部下A
「はっ。ただいま!」

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カファール
「…むぅ…ぬぬ?…む!…な、なんと!?」

部下A
「カファール様、いったい何事で!?」

カファール
「これはいかん!部下Aよ、すぐに渓谷の主だった者を集めよ!緊急会議じゃ!」

部下A
「ははーっ!」

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カファール
「かくかくじかじか…うんたらかんたら…あーだれこーだれ………と、いうわけじゃ!皆の者、この事態を如何とする!?」

幹部B
「まさか、そんな事態に…いや、確かにここ数日、当渓谷の主力商品である『ぷれぇとあぁまぁ』の売り上げが落ちているとは耳にしておりましたが…よもや人間族の街で行なわれているいべんとが関係していたとは!」

幹部C
「なるほど…して、シュリンゲル様はなんと仰せで?」

カファール
「それがのぅ、あちらはホレ、ほぼ『えくしぃりす』1本で経営を回している状態じゃからのぅ…日頃の利ざやが大きいだけに、今回人間族の街で配布されているという『偽えくしぃりす』によるしぇあの縮小は、いかんともしがたいとのことじゃ…。」

幹部D
「それを考えれば、当渓谷では、『ぷれぇとあぁまぁ』以外にも、『◇かふぁ~る』がそこそこの売り上げを保持しておりまするからな。今出回っているという『偽ぷれぇとあぁまぁ』によって多少しぇあが落ちても、しばらくの間はなんとか経営を維持していくことは可能でこざいましょう。」

幹部B
「…しかし、新式の装備の流通によって、年々『ぷれぇとあぁまぁ』の売り上げが落ちてきていたこともまた事実。…どうでござろう。ここはひとつ、『ぷれぇとあぁまぁ』の将来的な生産らいん停止も視野に入れて、しばらく生産規模を縮小してみるというのは?」

幹部C
「そうでござるなぁ。…人間族のいべんとも、あと数日は続くとの見通し。状況が落ち着くまで、しばらく生産らいんを抑えて様子を見るのもいいかもしれぬなぁ。」

カファール
「むぅ…しかし、その人間族のいべんととやらが終わった後、我らの『ぷれぇとあぁまぁ』の需要が回復するという保証はないのであろう?そうなれば、いずれジリ貧になってゆくのは目に見えておる…このご時世、『◇かふぁ~る』だけに頼っていては、いつ赤字決算に転じても不思議ではない。ミスルナ連邦総司令官であらせられるトゥリテイル様よりお預かりしたこの渓谷を、よもや経営難で潰すわけねはいかん!今の内に何か代替策を考えておかねば…。」

幹部D
「そうですなぁ…では、例えば渓谷の一部を改装して『てぇまぱぁく』の建設などはどうかと…」

部下A
「カファール様!カファール様っ!!」

カファール
「むぅ?なんじゃ騒々しい!今は重要な会議の途中であるぞ!控えよ!」

部下A
「も、申し訳ござりませぬ!しかし、トゥリテイル様、並びにルナ様よりの使者の者が参りまして、なんでも火急の事案があるとかで…これがその内容を記した書簡にござりまする…」

カファール
「何!?トゥリテイル様とルナ様からの文とな?!どれどれ…む…ぬぬぅ…な、なんと!?」

幹部B
「カファール様、いったい何事でござりまするか!?」

カファール
「…今度、各地域の主だった管理者を集めて緊急の会議が開かれることとなった。議題は…〃人間族による『赤うさ頭巾』の販売開始に伴う『トゥリテイル』並びに『ルナ帽』のしぇあ縮小の対策について〃だそうじゃ…。」