来週にPlayStation2版最新作『サンダーフォースVI』の発売を控え、

今回は『サンダーフォースV』のチラシをピックアップ。


今度発売される『サンダーフォースVI』も「まさか?!」という声を聞きましたが、

今回紹介する『サンダーフォースV』も、当時は「まさか?!」の声が多かったと記憶しています。


と言うのも、『サンダーフォース』シリーズはメガドライブでⅢ、Ⅳと発売を重ね(※)、

そしてユーザーからも好評を博していたにもかかわらず、シリーズが続くような気配もありませんでした。

多くのユーザーの間で「既に伝説化」したソフトになっていたように記憶しています。

Ⅳが発売されてから5年という月日が流れ、『サンダーフォース』は過去のタイトルになっていました。

※Ⅱもメガドライブで発売されていますが、初出はPC用のソフトになります。


個人的にも、ⅢとⅣは非常に面白かったけど投げ売りタイトルの常連だったように記憶しています。

両タイトル共、多くの量販店で980円で販売されていたんですよね~。


それが突然の復活!


メガドライバーの多くがそのまま移籍してきたセガサターンでの発売ですから、

サターンユーザーからは拍手で迎えられました。

それと同時に、初めて画面写真を見たときには“軟派な”ポリゴンに賛否両論。

「サンダーフォースにポリゴンなんていらん!」という声も少なくありませんでした。

そんな非難の声も、実際に発売された作品を見て全く聞こえなくなりましたが……。


今回掲載したチラシですが、シンプルなデザインながら、

「覚醒のV」というキャッチコピーがファンの心を刺激します。

そして前述の「不安を煽った」スクリーンショット。

この時点ではポリゴンでサンダーフォースになるのか、ホントに不安でした(^^;

結果的にはシリーズ№1の出来と言っても良い内容で、このチラシもお宝度がアップしました。


サンダーフォースV スペシャルパック
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ゲームボーイギャラリーはゲームボーイカラー対応で発売されたタイトルです。

内容はと言うと、任天堂が80年代に販売したゲーム&ウォッチの人気作品を多数収録してゲームボーイ上で

遊べるようにしたメーカー公式のNin1ソフト。


ただし、この作品のためにフルスクラッチで制作しているので、

海賊版にありがちな「ROMイメージを詰め込んだだけ」のNin1とはわけがちがいます。

(ホントはNin1という表現は使いたくないんですが、わかりやすいので仕方なく使ってます)


収録作品は『マンホール』、『オクトパス』、『ファイア』、『オイルパニック』の4本で、

どれもゲーム&ウォッチで人気を博した作品です。

これらの作品の他に、それぞれの作品を現代風にアレンジした「いまモード」も収録されています。

また、ここにゲーム&ウォッチの超人気作『ドンキーコング』が無かったことからも、

この時点でシリーズ化が決まっていたのかもしれません。


興味深いのはそのタイトルで、正しく言うならば『ゲーム&ウォッチギャラリー』だと思うんですよね。

でも、おそらくゲーム&ウォッチのブランドはこの当時通用しないと踏んだんでしょう、

『ゲームボーイギャラリー』というタイトルで発売されました。


チラシはと言うと、任天堂の顔とも言えるマリオファミリーが勢揃いで、

登場キャラクターの表情に乏しかった『ゲーム&ウォッチ』の世界に華を添えています。

また、紙質もちょっと厚紙でザラザラした感触。

ちょっとセピア調のイラストと相まって暖かみと懐かしさを感じさせる一枚となっております。

個人的にも大好きなデザインの一枚です。


ゲームボーイギャラリー
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エニックス(現スクウェアエニックス)から発売されていたので知名度はありますが、

既に敗色濃厚だったセガサターンで発売されたためにプレイしたことがある人は意外と少ない。

そんな不遇のタイトルが、この『七ツ風の島物語』です。


制作は今は無き開発会社ギブロ。

『ワンダープロジェクト』シリーズを世に送り出した会社です。

マニア受けする作り込まれたゲームを得意としていた職人集団ですが、本作を最後に解散してしまいました。

NDSやPSPが支持されている現在のゲーム市場で、彼らが手掛けた作品を見れないのは実に惜しい。

目指していた方向や、作風はまさに携帯ゲーム機にピッタリなんですよね。


チラシは抑えた色合いが大人の雰囲気を醸し出しています。

(これで食指が動く小学生はいないですよね^^;)

総指揮に雨宮慶太氏を迎えており、氏の描いたメインビジュアルやロゴが配されており、

どこからどうみても雨宮ワールドといったかんじです。


商品の販促なので仕方ないのですが、作品として見た場合、構図的には左のスクリーンショットは蛇足。

もちろん無粋な指摘ではあります。

ハイ。


七つ風の島物語
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エキサイトバイク


まさかの実車写真が使用されている『エキサイトバイク』のチラシです。

このソフトは、それまで任天堂が発売してきたソフトに比べてちょっとだけ“立ち位置”が違ったように思います。
それまでは、コミカルなキャラクターが多かった印象がありますが、

このタイトルでは、どちらかというとリアル路線を目指しています。


また、コースエディットや作成したコースを保存できる機能など、単純なゲームに付加価値が付き始めた最初のソフトだったように思えます。

販売価格もそれまでのソフトに比べるとちょっと高めの5500円。

外箱も金色ということで、大人に向けた高級路線のゲームだったのではないでしょうか。


ファミコン版が発売されたあとは、しばらく関連作品が発売と言うことも無かったのですが、

4年後になぜかいきなりファミコンディスク版が発売。

(当時の印象ですが、ホントに「なぜか発売」という印象でした。「いまさらエキサイトバイク?!」みたいな。)

その後も地道にシリーズor復刻リリースは続いており、Nintendo64版やファミコンミニ版、バーチャルコンソール版、今度発売されるNintendoDSiの音楽プレイ画面でもその姿を確認することが出来ます。

また、任天堂で働いていた友人から聞いた話ではバーチャルボーイ版も完成していたという話も……。


今後もひっそりとシリーズ作品が発売されそうです。


ファミコンミニ エキサイトバイク
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東京ゲームショウ2008で手に入れたWii専用ソフト『Hula Wii』のチラシです。

なぜか3種類ものチラシを配布していたので思わずピックアップ。


過去の例を見ても、複数の種類のチラシが存在しているタイトルはそんなに数が多くありません。

複数の種類を用意するには、それだけお金がかかりますし、その金額に見合うだけの効果が得づらいというのが

主な理由だと思います。


そういうマイナス要素がある中で、そしてこのチラシ冬の時代という中で、なぜか!!

なぜか『Hula Wii』という地味目(失礼)なソフトが3種類ものチラシを用意してくれたことに目頭が熱くなります。

昔からのゲームユーザーとしては、こういうレクチャーのゲームに疑問を抱く方も多いかと思いますが、

わたしの周りでもフラを習っている方は数多くいるのでマーケティング的にはアリなのかも知れません。


チラシにデカデカと掲載されているのはミスアロハフラ2008の女性ソロ部門優勝者の

「カリマクヒラニ アケミ カラーマナマナ スガヌマ」さん。

笑顔が溜まらなく素敵です。


Hula Wii みんなでフラをおどろう!!
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東京ゲームショウ2008に行ってきました。

(最近の更新が滞っていたのはそのためです。)



当ブログの立場的には出展タイトルのカタログを集めたいところなんですが……。

ゲームショウの会場で配布されるのはメーカー毎の総合カタログなんですよね。

「なんで?」と言われると答えに窮しますが、やはり総合カタログってドキドキやワクワクを感じれません(^^;

DVD形式での配布も然りです。


と言っても、セールスプロモーションの王道が「ブランディング」になってしまっているので

メーカー全体のイメージでユーザーにアプローチするという手法は今後も変わらないと思います。

作品毎のチラシというのは時代遅れだというのはわたしも認識しているところです。



そんな中でも、わたしが気になった配布物はコレ!!

テクモブースとコーエーブースで配布していたクリアファイル二種です。

ご存じの通り、コーエーとテクモは経営統合を協議しています。

そんな中で配布された今回のクリアファイルはチラシスト(いま命名)にとってはたまらない逸品です。

経営統合の話がご破算になると、このクリアファイルの存在意義がより一層高まるのですが(笑)。

ファミコンスペースワールド


明日から東京ゲームショウです。

ということで、今回は手持ちのイベントチラシの中で一番古い「ファミコンスペースワールド’93」のチラシです。

第一回東京ゲームショウが96年に開催されているので、それの3年前に開催されたイベントと言うことになります。

その名の示す通り、任天堂ハード……スーパーファミコンやゲームボーイの関連商品が展示されるイベントです。


今回紹介している93年のイベントでは、現在は任天堂相談役を勤めている山内溥氏の基調講演がありました。

今考えると山内社長の基調講演ってスゴイですよね(^^;

当時の山内社長はイケイケドンドンで、公の場でも舌鋒鋭いコメントが飛び出していました。


クッパ城の上にいるのはハリウッド映画『スーパーマリオブラザーズ』に出てくる恐竜人。

吹き出しの中にはテレビ東京系で放映されていた『スーパーマリオクラブ』の名前もあり、時代を感じます。


シンプルながら良くまとまったチラシで、デザイン的にも評価したいです。

人気キャラクター~のコピーの部分が背景の水色に溶けちゃっている感もありますが(笑)

東京のみで開催されたイベントなので、おそらく配布場所も関東~東海まででしょうか。

そう考えると現存する枚数はあまりないのかもしれません。

わたし自身、どこで入手したのか記憶に全くないんですよね~。

この年は会場に行っているので、もしかしたら現地で配布していたのかもしれないです。


ちなみにファミコンスペースワールドは、後に「任天堂スペースワールド」という名前で親しまれるようになります。

なんと「Yahoo!カテゴリ」の中の「Yahoo!今週のオススメ」に取り上げていただきました。


Yahoo!トップページ>Yahoo!カテゴリー>Yahoo!カテゴリ今週のオススメ

http://picks.dir.yahoo.co.jp/weeklypicks/


ということで、なんとYahoo!のトップページから3ステップで本ブログの情報にリーチ出来ます。

しかも画面のサムネイル付きです。

立場的には高橋名人のサイトと同じ扱いです(^^;

ブログ開設から間もないのに……こんなにしていただいて嬉しいです。




いままで、「Yahoo!カテゴリ今週のオススメ」という存在は知りませんでしたが、今後は利用させていただきます。

ちなみに、アクセス解析をして初めてここからリンクされているって気がつきました。

いや、こう言うところに掲載するのにブログの管理人に声を掛けてこないんだな~と思って。

ちょっと意外。



同じタイミングで「Yahoo!カテゴリ」の中の「レトロゲームカテゴリ」に登録していただきました。


http://dir.yahoo.co.jp/Recreation/Games/Video_Games/Reviews/Classic_Games/


こちらも開設間もないサイトにも関わらず登録していただいて嬉しい限りです。

自分で申請しなくてもYahoo!に登録されるんですね……知らなかった。




突然のYahoo!に掲載ということでアクセス数がかなり上昇しました。

イベントの実現に向けて、まずは「ゲームのチラシ」というカテゴリーを認知していただくことが課題だと考えておりましたので、今回のYahoo!の件はありがたい限りです。


今後もイベント実現に向けて頑張って参りますので、皆様ご声援の程宜しくお願いいたします。

サンダーストーム


ゲームに関連するチラシはソフトの発売告知だけではありません。
メーカー主導のゲーム大会を告知するチラシも数多く存在しています。

そんなゲーム大会告知チラシの中から『サンダーストームFX 夏休み全国大会』を紹介。


ゲーム内容を知っている人なら牛乳吹く企画ですよね。

「なぜ、サンダーストームでゲーム大会なんだ?!」と。

しかも全然子供向けのタイトルじゃないし……。

全国で1位になったときの賞品は「テラドライブモニター付き」。

いま思えばツッコミどころ満載です。


というか「この夏話題の3Dシューティングゲームの傑作」。

3Dシューティングゲーム?!!!


NES


北米で発売されていたファミコン、Nintendo ENTERTAINMENT SYSTEM……通称NESのラインナップが印刷されたポスターです。

これらのペーパーはソフトを購入すると、パッケージの中に封入というかたちで配布されていました。

今回紹介したのはNES本体の中に封入されていたもの。

ソフトに封入されていたモノよりもサイズが大きく、ミニポスターと言っても差し支えないサイズです。

(そのために掲載サイズも大きくしてみました)

惜しむらくは、四つ折りで入っていたために折り目がついてしまっていることです。


掲載されているタイトルをご覧いただければおわかりの通り、NESの初期に配布されたペーパーです。

ちなみに右上に掲載されているタイトルは『GUMSHOE』という海外限定で発売された光線銃対応ソフトです。

デザイン的には、レトロフューチャーなテイストでCOOLのひとことに尽きます。


当時はアメリカで何万枚も配布されているはずですが、日本国内での現存数はそんなに多くないと思います。

普通にB2サイズのポスターで売っていたら買っちゃうくらい、このデザインは気に入っています。