二人乗り
ぼくの実家にある自転車には、
ハンドルの真ん中に
ピンク色した二本の風車がピンっと装備されています。
孫が喜ぶからと、うちの父がオプションでつけたみたいです。
いやね~、自転車に二人乗りしている親子の会話が
印象的な一日だったんです。
夕方から、ちょっと時間が空いたんで、
汗かくのと日焼けが目的の
ウォーキング&ジョギングに行ってきたんです。
ぼくのコースは川沿いの遊歩道というのか緑道で
道幅がわりと狭くって
あまりスピードが出しづらいせいか、
追い越しづらく、
自転車親子と併走みたいになったり、
何十メートルもの間、後ろをずっと
同じペースで走るってことがよくあるんです。
だから、自転車親子の会話がはっきり聞こえたりすることが、
ままあるんです。
で、今日は、2組の印象的な自転車親子と遭遇しました。
1組目は、
「お母さんは昔、“人生ゲーム”っていうのでよく遊んだ」
と、“人生ゲーム”のルールを4歳くらいの男の子に、
丁寧に語る親子。
男の子と女の子が出会うとか、クルマで進むとか、
仕事するとか、結婚するとか、
本当に詳しく語っていて、
「じゃあ、お買い物もするの?」っていう、
男の子からの鋭い質問も飛び出していました。
もう1組は、
「ほら、○○ちゃん、月がきれいだよ」
と、夕暮れの白っぽい月を見つけ、
お子さんにもみせようとするお父さん。
その2組の親子の会話を耳にして、
それぞれ、良い親だな~って感心しただけです。
ぼくも、いつになるかは分からないけれど、
子供と優しく会話できて日常の些細なことにも
一緒に感動できるオヤジになりたいものです。
みんなは、親御さんと自転車で二人乗りしたときの
思い出ってありますか?
もしあったら、今度聞かせて下さい。
今晩は、ゆずの「夏色」を聴いて寝ることにします。
それだけです。
それじゃあ、またね~!