中野美朝 資産運用ブログ ☆ありがとうございました☆為替
先週の続きとなりますが、今の日本の状況は物の値段
は上がっているものの、株や土地などの資産はむしろ下
がりまして給料も上がっていない
という経済的にはと
ても厳しい状態です
そんな時こそ冷静な投資判断が必要だと思います。
つまり今儲かっているものは商品価格だけ、それなら原油
先物関係にイッキに全額投資してしまおう!というのはとて
も危険な事でお勧めできません。
もしかしたら大暴落寸前なのかもしれないのですから・・・
投資の基本として、ここ2,3年のうちに使う予定のあるお金は、
安全な貯蓄型のものにしておいたほうが良いでしょう。
そして使う予定が5年以上先、というようなお金は割安な株式
などに投資しておけば楽しみですね。
逆に安いものを手に入れるチャンスの時期でもありますよ。
更に全くの余裕資金なら、値動きの大きいリスクの高いもの
でもOK
レバレッジを効かせた先物関係に挑戦するのも、いいかもし
れません(^-^)/
又日本以外のものは、ほとんど全て為替が関係してくるので、
為替の読みも大切ですね。
米国の金融不安が囁かれるようになってからは、ドル安傾向
が続いてきました。
対円ではもちろん、ユーロや豪ドル・ニュージーランドドル等
に対しても、ドルは安くなってきました(><;)
今後もこの傾向が続くかどうかは、米国の金融不安が弱まるか
どうかによってきます。
もともと円は、先進国で最も政策金利が低く、魅力のない
通貨ですので、米国の金融不安が弱まれば、まず円が売られ
るでしょう。
当然、高金利通貨の豪ドル・ニュージーランドドル等も円に対し
て高くなる事が考えられます。
又、米国ばかりでなく先進国経済の景気が後退してきているの
で、ユーロやポンドに対しても、ドルは戻ってくる可能性があります。
米国の金融不安が弱まる事が前提ですが、そうなれば外貨建
ての商品や、為替取引が投資対象として、又活発化しそうですね
('-^*)/
という事で、「中野美朝の資産運用ブログ」は今日で最後となりま
した
いつも見に来ていただいた読者の皆様、本当にありがとうござい
ましたm(_ _ )m
今後も日々勉強で、頑張りたいと思っていますので、又お会い
する日を楽しみにしています(*^o^*)/~
中野美朝 資産運用ブログ ☆ありがとうございました☆
「自己責任の時代を生き抜く為の羅針盤」として、2年前から
始めさせていただいた、この資産運用ブログですが、残す
ところあと2回となりました
「FPと証券アナリストの目で適格に!そして主婦と個人投資
家の立場で分かりやすく!」を心がけてきましたが、私自身
も勉強の場とさせていただきましたm(u_u)m
最後に何をお話ししようかと考えましたが、やっぱり最近気
になるのはお財布の中身・・・
お給料の基本給は少しずつ増えているはずなのに、手取り
にするとそんな増えていないような・・・
更に家計も厳しくなっているような気がする、という方も多い
のでは?
これは「気がする」ではなく、確かに可処分所得という手取り
額が減っている、という事実があります。
それは減税部分が元に戻ってしまったり、社会保険料等が
上がってしまった為(x_x;)
この9月にもサラリーマンやOLなど一般の被保険者の方
は、厚生年金保険の保険料率が現行の14.996%から15.35%
に引き上げられるので、多少手取りが減ってしまうかも・・・
そしてご存知の通り、原油や穀物の高騰で物の値段が急
ピッチで上がっている為、お財布の中身も寂しくなっていくのは
必至です
そこで少しでも増やそうと、リスク資産へ投資する人と、将来
の不安に備え貯蓄する人に分かれると思います。
一般的には貯蓄をする人が多いようですね。
来週は最終回となりますが、基本に返って運用の大切な事、
そして為替についてもお話ししたいと思います(*^o^*)/~
為替・株式・商品★2008年の運用を考える・原油高騰
こんにちは(*^▽^*)
先日、石油輸出国機構の議長が景気後退や代賛エネルギー
の普及により、世界の原油需要は2008年に減少するという
見解を発表しましたが・・・
現在の原油価格の高騰は、地政学的な要因と特に投機・ド
ル安によるものと分析できます。
最近は投機の部分がよく指摘されていますが、本来の原油価
格は80ドル位が相場で、それ以上の部分は投機による可能性
が大きい、と言っている学者さんもいます。
しかしそもそも投機も、地政学的リスクやドルの動向、原油の
需給に基づいて行うものなので、こういった動きに今後も目
を配る必要がありそうですね('-^*)/
これまで採算が取れないと見られてきた油田の開発により、
生産は拡大する、という見通しもあります。
中国などの新興国の景気が落ち始め、ドル安が是正されれ
ば、当然投機筋も過熱から冷め始めるでしょう。
まだ少し時間はかかりそうですが、原油価格が落ち着き、株
価も持ち直し始めるという軟着陸に期待したいところです。
さて私事で恐縮なのですが、今日は私の誕生日
なので良いお知らせをしたかったのですが、「中野美朝の資産
運用ブログ」を今月一杯で修了させていただく事になりました
いつも遊びに来てくださった読者の皆様、残り後2回になりますが、
楽しいブログにしたいと思いますので、又見に来てください(*^o^*)/~
為替・株式・商品★2008年の運用を考える・原油高騰
こんにちは (*^▽^*)
先日、主要産油国と消費国
の緊急閣僚会議が行われ、原
油価格高騰への対応が協議されました。
そこではサウジアラビアが原油生産能力を最大1.5倍に引き上
げると、原油増産の意を表明しています。
更に投機抑制策についても話し合われ、やっと原油高対策が講
じられたのはいい事なのですが・・・
中身を見ると産油国5カ国中、増産を示したのは1カ国だけという事
なので、今後も原油高騰は続く、という印象はぬぐえません
ただし基本に帰れば、原油や原材料価格が上昇するのは、世界経
済が順調に成長してきた為です。
日本はバブル崩壊の後始末で実感はありませんでしたが、ここ数
年、世界は30年ぶりの好景気が続き、株式や不動産
価格が
急騰してきました。
しかし世界経済が低迷悪化すれば、資産価格は下落、当然、原
油価格も下落するはずです。
現在は株価は下落、原油価格は上昇
という状況・・・
これはいずれ、原油価格も崩壊する。
あるいは株式市場が悲観的過ぎで、いずれ株価も上昇してくる。
このどちらかに向かうと見るほうが自然ではないでしょうか?
為替・株式・商品★2008年の運用を考える・原油高騰
こんにちは(*^▽^*)
先週は国富ファンドの活躍ぶりをお話ししましたが・・・
以前、1970年代の石油危機で原油が急騰した時も、これ
により中東諸国は莫大な富を得ました。
そしてこの時は、欧州などで贅沢三昧をしてお金を浪費して
いたと言われています
しかしこの時のことを教訓に、今は自国の教育やインフラ整
備など、長期的に役立つ投資を行っています
更に欧米やアジアなどで運用益を得るばかりでなく、国外での
不動産投資、企業買収、企業経営などにも力を入れ
、投
資先とビジネスで手を組み、経営手法や技術を得る事にも取り
組んでいる事は、先週も少しお話ししましたね(^-^)/
オイルマネーは今後の原油価格次第、というところもありま
すが、少なくともここしばらくは、世界に多大な影響力持ってい
ることは間違いなさそうです((>д<))
話しはそれるかもしれませんが、少し前にハンドボールのアジ
アオリンピック出場権をめぐる大会で、審判がオイルマネーに
買収?されていたというニュースも話題になりましたよね( ̄_ ̄ i)
今後もあらゆるところで幅をきかせていくのでしょうか・・・
為替・株式・商品★2008年の運用を考える23
こんにちは(*^▽^*)
先週に引き続き、国富ファンドの問題点を見ていきます
現在の国富ファンドは運用資産額や投資先を一切明らかにして
いない場合も多く、情報開示の面でも問題があります
最近では中国の国富ファンドがサブプライムローン
危機で
傷ついたアメリカの大手証券会社の株式の約10%を取得した
り・・・
アブダビ投資庁が、世界最大の金融機関であるシティグループに
対して、75億ドルの資金注入を行ったりと・・・
政府系ファンドが企業の大株主となるケースも増え、自国企業が
外国政府の支配下に組み込まれるのではないか、という警戒も
強まっています。
なにせ中国を初めとした各国の政府系ファンドが、アメリカの大
手企業を週一社のペースで買収中なのですから・・・
これはハイテク・軍需
・エネルギー
関連の取り込みが狙
い、とも考えられます。
そこで最近は、国富ファンドに対する規制強化の動きも強まってい
ます。
というのも現在の多くの国富ファンドは、いわゆる自由主義や民主
主義とは違う体制の政府が運用しているから・・・
例えば中東アラブ諸国をはじめ、中国やロシアの莫大な国家資
金での運用が、民間の投資ビジネスと同様の原則で運用されるとは
限りません((>д<))
そこで規制強化とともに、投資活動の透明性・情報公開も強く求め
る方向へ動いてきているのですね('-^*)/
為替・株式・商品★2008年の運用を考える22
こんにちは(*^▽^*)
先週は国富ファンドの話をしましたが、こういった政府系ファンド
自体は昔からありました
ただ多くの政府が独自のファンド設立に動き始めたのは、2005
年以降のことなので、極最近の事なのです(^-^)/
世界の政府系ファンドの総資産は、2015年までには12兆ドルに
まで膨れ上がると言われていますので、その運用規模の大きさ
から金融市場に与える影響も少なくありません
中でも最大なのがアラブ首長国連邦のアブダビ投資庁で、その
運用資産は8750億ドルとみられています。
こういった国富ファンドの拡大で、今後5年以内には世界の外貨
準備高をも上回ることになるかも・・・
ただし各国の国富ファンドは、それぞれ独自の戦略を持っている
ので、違うものとして捉えないといけないという難しさがあります
例えば中国のファンドは、西側の先端技術を取り込む目的が大
きいのに対し、ロシアは自国のエネルギーを売る為のインフラ整
備が目的と言われています。
来週はこういった国富ファンドの問題点について、検証してみた
いと思います(*^o^*)/~
為替・株式・商品★2008年の運用を考える21
こんにちは (*^▽^*)
先週は原油価格がドル安と連動している事を確認しまし
た。
少し話しはそれるかもしれませんが、原油価格が上がれば
石油を輸出している産油国は、巨額の資金を手に入れる
ことになります。
あっという間に倍近くになった原油高騰により、いわゆる
産油国のオイルマネーが今や世界経済を動かす原動力
のひとつとなっているのです。
産油国とはサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)な
どの中東産油国が代表ですが、ロシアを含む場合もありま
す。
こういった国々は民間企業ではなく、政府機関が莫大な石
油収入を積極的に運用しているので、国富ファンド(SWF)と
呼ばれていますね('-^*)/
そして世界には40を超える国富ファンドが設立され、積極的
に運用されているんです
これらは石油などの国有天然資源から得られる利益をも
とにしているファンドと、中央銀行の外貨準備高を原資にし
ているファンドに大別出来ます。
前者は中東産油国、後者は貿易黒字の拡大で1兆5000億ド
ル近い外貨を有する中国などがあげられますね(*^o^*)/~
為替・株式・商品★2008年の運用を考える⑳
こんにちは (*^▽^*)
ここまで石油の需要減退の動きはあるものの供給不足、とい
う話しをしてきました。
もうひとつ注目すべきは「ここのところの原油相場は為替相場
との相関が非常に大きい」という事です。
つまりドルが下がれば原油
が上がる、という関係が顕著にみ
られます。
世界の資本市場で、ドル離れが進んでいる事は最近指摘されて
いますね。
そこで価値が低減したドルに替わる安全資産として、原油を買う動
きが強まっているのです(o^-')b
そしてドル安によるインフレをヘッジする目的もあります。
ドルの代賛資産といえば金を連想しますが、最近は金より先高
感のある原油を買う傾向が強いようですね(*^-^)b
そしてドル資金を大量に持っているヘッジファンドなどの大口投資
家が、ドルを売って短期に上昇の見込める商品市場への運用を増
加させている、と言われているのです。
このように需給要因と、ドル安連動の大口投資家の買い主導により、
原油高は今後も続くという見方が多くなっています(*^o^*)/~
為替・株式・商品★2008年の運用を考える⑲
こんにちは(*^▽^*)
先週は、産油国の政情不安による供給不足の話しをしました
が・・・
先日には日本の原油メーカーがイエメン沖で被弾したとい
うニュースもありました。
物騒な地域なので、安定しているとはいえないですね(><;)
又ベネズエラの国営石油会社が、米エクソンモービルへの石
油輸出を停止したり・・・
更には石油輸出国機構(OPEC)からは減産を示唆する発言が
目立つなど、供給減少懸念がつきない現状があります
では需要の方はどうでしょうか
ご存知の通り米国サブプライム問題の影響で、雇用や小売り
にも影響が出始めてきた為、ガソリン在庫は増加傾向にありま
す。
しかしながら、こういった需要減退の警戒感が強まると、OPECは
減産を示唆する動きに出てきます。
こうして原油価格の下支えをしているんですね(^_^;)
続きは又来週(*^o^*)/~