今年も、行って来ました。真夏の熱き・戦い「VanaH KBC オーガスタ トーナメント」
今回(8月21日~23日)は、6月のミズノ・オープンに引き続き、福岡の芥屋ゴルフ倶楽部で行われました「VanaH KBCオーガスタ」へ・・・エリートグリップ・ツアーバスのスタッフとして手伝いに行って来ました。さすがに「真夏の熱き戦い」と言うだけありまして、選手・スタッフの方々もまさに体力と気力勝負の模様でした。特に今大会は、当店でもお馴染みの佐藤祐樹プロ・永野竜太郎プロ・そしてアマチュアの推薦枠で出場する事になった安藤裕良君(学園大付属高2年)キャディは当店スタッフの後藤英太がする事になり、私もトーナメントプロ・サービスと併せて応援にも、力が入った次第であります。
トーナメントの結果としては、永野プロと佐藤プロは2日間の予選を突破し決勝ラウンドに進み、永野竜太郎プロは見事(-14)で4位入賞・佐藤祐樹プロは(-4)で49位でした。安藤裕良君は、初めてのビッグ大会出場と言う事もあったのですが、プロの中に混じり、臆する事無く2日間戦い・2日間で+7オーバーで決勝ラウンドには進む事が出来ませんでしたが、今後の「ゴルフ道」に対して貴重な体験になった事だと思います。また、今大会プロサービスと言う事も在って練習場でプロのスイングをマジカで見る機会が多かったのですが、私から見てプロの中でも、ひと際・素晴らしいショット・をしていたのが、永野竜太郎プロでした。案の定決勝ラウンドでは抜群の追い上げを見せ、見事4位入賞でした。しかし、何時も思うのですが、最終的には・プロの世界は「パター勝負だな」と〃
さて、今回は「エリートグリップ」のツアーバスの仕事で行った訳でありますので少々、グリップのお話をしたいと思います。ちなみにトーナメントプロは、個人差はありますが女子プロで約1.5カ月・男子プロで約2カ月位で交換されています。短いプロは、2週間で交換します。グリップというのはタイヤと一緒で、新しいグリップは非常に摩擦係数が高く、古いグリップに比べて手に余分な力が加わらず、効率的に力をクラブに伝える事ができます。得てして、グリップはゴルフクラブの中で見過ごされがちなパーツです。ヘッドとシャフトは多くの関心を集めます。でも、ある意味グリップはクラブの中で一番大切なパーツと言ってもいいでしょう。・・・グリップはクラブの中で唯一、人が触れるパーツなのです。
高価な良いクラブを作ってもグリップをおろそかにするとヘッド・シャフトの性能を引き出すことは不可能です。なぜならグリップは、それほど強く握り締めなくても、クラブをコントロール出来なくてはなりません。手を強く握り締めると、前腕の筋肉が締まります。そして前腕の筋肉が締まると、腕が縮こまって、小さく窮屈なスイングになり・・効率よく力がクラブに伝わらなくなり、流れる様なスイングが出来なくなります。 ゆえに、また人其々に手の大きさ・摩擦の感じ方・手の平の湿度・握り方等でグリップの選択肢・グリップの挿し方が変わってきます。また、近頃はゴム製グリップからエラストマー素材のグリップも多くなり、下巻テープの巻き方は勿論ですが、ソルベント剤(グリップを挿すときの溶解剤)
の使い分けも大切です。これをやらないと後でグリップがグリグリと回ってきたりする事があります。
よく、雑誌の取材とか、お客さんから何が一番難しいですかと聞かれますが〃 私が、一番に答えるのは「グリップの装着ですと」・・・また、一番得意なものはと聞かれたら、これも「グリップの装着ですと」・・・
皆さんとしては、日頃のお手入れ「洗浄」をお忘れなく、使用洗剤は・中性洗剤・液体クレンザーで洗って下さい。洗い流した後は「柔軟剤」を使用していないタオルでよく拭きとつて下さい。何時もクラブはベストな状態で〃