Day1(先週木曜日)午後にドレーン装着、胸水の排出開始。

Day2(金曜日)夕方、排出ペースが芳しくないとの事で、陰圧を掛ける事になりました。

陰圧;つまり肺の中・ドレーンの管及びドレーンタンクの系統の気圧よりも低い気圧の管をタンクに装着して、肺からタンクへの水流を促す。
平たく言えば胸水を吸いだすと言う事です。

これで管が1本追加になりました。
しかもこの陰圧用の管は普段、ベッドの枕元の壁にあるターミナルに接続されていて、そのままでは壁から離れられません。
トイレやコンビニへ行く時は、ポータブルの吸出しポンプ(乾電池駆動)があるので、これの電源スイッチを入れて管を繋ぎ替えて点滴棒にぶら下げて出掛けます。

一連の繋ぎ替えに、それなりの時間がかかるので、尿意がある時など充分にゆとりを持って事に当たらないと、焦る事になります。

Day6(今週火曜日)午前、レントゲンとCTを撮影。夕方主治医が来て、検査の結果、充分水が抜けて肺も膨らんでいるのが確認できたので、明日胸膜癒着をやる、と告げて行きました。

Day7(昨日)夕方
ドレーンの枝分かれしている口から大き目の注射器のような物で薬剤注入。
胸膜癒着術って、医師がやるのはこれだけです。そのあと患者がやる事の方がある意味メイン。
薬剤が胸膜にまんべんなく行き渡るよう、体位を順次変えて行きます。

①まず普通にベッドで天井を見て仰向けに橫になる。
②30分後左向きに寝返りを打って、そのままの姿勢をキープ。
③30分後、右向きの寝返りはドレーンが邪魔でできないので省略し、うつぶせの姿勢をキープ。
④30分後起き上がり、ベッドの縁に腰掛けた姿勢をキープ。
⑤30分後再度仰向けに橫になる姿勢を30分間キープ。
以上2時間半のメニューになります。
姿勢の変わり目でトイレに行くのはOk。

Day8(本日)午前
いよいよドレーンを抜きます。でも簡単には抜けない。手順があります。

①ドレーン周辺の皮膚を消毒
②局所麻酔をする
③針と糸でドレーン周辺に糸を縫い付ける
④ドレーンを一気に抜く
⑤糸を縛る
⑥布で覆いテープで止めて保護する。

いやぁ、これで晴れて自由の身になりました。

Day9(明日)午前
退院予定。8泊9日の入院でした。