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http://www.amazon.co.jp/小説十八史略-一-講談社文庫-陳-舜臣/dp/4061850776/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1422726665&sr=1-1&keywords=18史略

自分は昔から中国史が大好きで、小学生のときに三國志にのめり込んで以来、周くらいからモンゴルらへんまでの訳されてる史書や論評、漢詩や儒教の経典などなどに触れてきましたが、いま改めて読んでみると色々と違った感想や印象が浮かんでくる。

中国の歴史に関してオススメは、先日亡くなった陳舜臣の小説一八史略をあげてみる。
小説になってるので素人にも分かりやすく、読み出したら手がとまらないとはこのことで、スラスラ読めてしまう。

刺客、壮士、義士、憂国の詩人、英雄豪傑、知略策謀家、激烈な権力闘争、国の栄枯盛衰、異民族の侵略、戦争、政治、反乱、傾国の美女、妖姫などなど人間のドラマというか、およそ日本ではあり得ないようなことが古代から南宋の滅亡までが述べられる。

しかし、今でも中国はこんなことをやっている。
一瞬にして敵味方派閥が入れ替わるなんてのはザラで、皇帝が変わる度に権力構造が変わるので皆必死。挨拶状がわりに政敵を暗殺は日常茶飯事。権力闘争に負ければ即、三族皆殺し。暗黒の宮廷政治や後宮、権力のための陰湿なロビー活動などなど、こんなことが隣で起きてるのと対象に、万葉集や古今和歌集などのわびさび風流日本とは月とスッポンを通り越して、毛沢東と鳩の人みたいな、、、

まぁ中国史を振り替えって中国を研究することが必要ですね。
はっきりいってアヘン戦争以降中国と関わった国は皆不幸になってる。
日本なんて国が滅んでしまいました。
毛沢東なんて資治通鑑で悪逆非道の政治を学んだというくらいですし、、

変なアジア主義者は確信犯?それとも自覚してないのかな?
まぁなんにせよ中国はほんと独特だなと改めて思う。 
ほんとなめてると殺されかねない。日本の感覚で彼らを述べたら絶対にいけない。
困った国だ。

でも中国の歴史は大好きです。