「エーン、今日は仕事の帰りにスーパーでエビを買ってきたよ。メーの命日だから。もう、十年だね。早いね。とっても……。エーン、君は憶えているかい?」
過去の記事【エントリー№4: エビとビールとスパゲッティ】
調査の結果、前回の記事で書いたケイの「不倫相手」は、な、なんと、三十歳で亡くなり、映画化もされたルークトゥンの女王プムプアン・ドゥアンチャンの二番目の夫グライソン・セーンアナンであることが判明した!
(このブログの右サイドバーに貼り付けてある動画は、プムプアンの名曲「ソムタム」。)
タイから日本に帰ってきたケイの言い訳?によると、The Mall Ngamwongwanで偶然食事中の彼を見付けて一緒に写真を撮ったとのこと。それにしてもだ、Facebookで「友達」になっているのが多少気になる。
よく分からないが、芸能人との写真が多いこと。今度タイに行ったら、紹介してもらおうかな。
แนวหลังยังคอย - ดาว มยุรี(私も、この曲好きです。)
ดอกไม้ในป่าช้า - อัมพร แหวนเพชร<
คนเหนือดวง ศิลปิน ปาล ปรียภัทร์
กรองทอง รัชตะวรรณ(母親役の女優だそうです。)
(このブログの右サイドバーに貼り付けてある動画は、プムプアンの名曲「ソムタム」。)
タイから日本に帰ってきたケイの言い訳?によると、The Mall Ngamwongwanで偶然食事中の彼を見付けて一緒に写真を撮ったとのこと。それにしてもだ、Facebookで「友達」になっているのが多少気になる。
よく分からないが、芸能人との写真が多いこと。今度タイに行ったら、紹介してもらおうかな。
แนวหลังยังคอย - ดาว มยุรี(私も、この曲好きです。)
ดอกไม้ในป่าช้า - อัมพร แหวนเพชร<
คนเหนือดวง ศิลปิน ปาล ปรียภัทร์
กรองทอง รัชตะวรรณ(母親役の女優だそうです。)
ケイがタイに帰って一週間が経った。そして、三日前から私のiPhoneは「おやすみモード」になったままだ。もちろん部屋の固定電話の線は抜いてある。
Messengerのしつこいメッセージ音が私をイラつかせる。クソッ!そろそろ返信してやるか。
なぜならば、私は怒っているからです。日本人の妻は、化粧をして夫以外の男(ただのジジイじゃねぇかよ。)と待ち合わせをし、二人きりで食事(なんだよ、セコイ食事じゃねぇかよ。)をするなんてありえません。(そんな暇があったら、オレの代わりにチェンラーイに行ってエーンとビームに会ってこい!)そんなことをしたらワイドショー(「ひるおび」とか「ミヤネ屋」とかね。)ものです。つまり、不倫です。しかも、その時(不倫現場!)の写真をfacebookにアップするなど、矢口真理より間抜けだと言うしかありません。とほほ。
よしっ!頭に来たから、もうちょっと書いといてやるか。
13日は台風19号が日本列島に上陸するようなので、あなたの乗る飛行機は羽田には来られないでしょう。
きっとGoogle翻訳でタイ語にするんだろうな。一体、どんなタイ語になるんだろう。
「タイ便り」
拝啓 局長殿
私は、まだ、チェンラーイに行けそうもないから、スワンニー先生を訪ねてみてください。
Sun, 4 May 2008
雨がなかなか止まないので、しょうがなく傘を差して近くの飯屋に行ってみると閉まっている。朝からビールとポテトチップスしか胃に入れていないことに気付き、急に空腹感に襲われる。この雨じゃどこも閉まっているかもとちょっと不安になりかけた時、タイ料理学校のスワンニー先生のお店のことを思い出す。
「先生、こんばんは。」
「あらテッチャン、歩きで来るなんてめずらしいじゃないの。食事は?」
「実は、まだなんです、先生。」
「すぐにグリーン・カレー作ってあげるから待ってなさい。私のおごりよ。」
「先生、ボク待たせて頂きます。ヒマですから。」
「でもテッチャン、あんたなんでそんなにタイ語うまいのよ。」
「一生懸命勉強してますから、ボク。」
「何だって、一生懸命やってもできる人間とできない人間がいるのよ。だから、やっぱりあんたはエライわよ。」
「ところで先生、このお店いつ来ても客が一人もいませんけど。」
「客なんていなくてもいいのよ。料理学校の宣伝ができれば。」
「先生、本当にタダでよろしいんですか。」
「いいわよ。おなかが空いたらいつでも来なさいよ。」
「本当ですか。先生、トム・ヤム・クンなんて作って頂けるんでしょうか。」
「市場でエビ買ってきたら作ってあげるわよ、タダで。」
「でも先生、何でボクにそんなに親切にしてくださるんですか。」
「あんたみたいな変な日本人見たことないからに決まってるじゃない。食べ終わったら車で送ってあげるわ。」
よーし、明日は市場へ行ってエビを買おう。
拝啓 局長殿
私は、まだ、チェンラーイに行けそうもないから、スワンニー先生を訪ねてみてください。
Sun, 4 May 2008
雨がなかなか止まないので、しょうがなく傘を差して近くの飯屋に行ってみると閉まっている。朝からビールとポテトチップスしか胃に入れていないことに気付き、急に空腹感に襲われる。この雨じゃどこも閉まっているかもとちょっと不安になりかけた時、タイ料理学校のスワンニー先生のお店のことを思い出す。
「先生、こんばんは。」
「あらテッチャン、歩きで来るなんてめずらしいじゃないの。食事は?」
「実は、まだなんです、先生。」
「すぐにグリーン・カレー作ってあげるから待ってなさい。私のおごりよ。」
「先生、ボク待たせて頂きます。ヒマですから。」
「でもテッチャン、あんたなんでそんなにタイ語うまいのよ。」
「一生懸命勉強してますから、ボク。」
「何だって、一生懸命やってもできる人間とできない人間がいるのよ。だから、やっぱりあんたはエライわよ。」
「ところで先生、このお店いつ来ても客が一人もいませんけど。」
「客なんていなくてもいいのよ。料理学校の宣伝ができれば。」
「先生、本当にタダでよろしいんですか。」
「いいわよ。おなかが空いたらいつでも来なさいよ。」
「本当ですか。先生、トム・ヤム・クンなんて作って頂けるんでしょうか。」
「市場でエビ買ってきたら作ってあげるわよ、タダで。」
「でも先生、何でボクにそんなに親切にしてくださるんですか。」
「あんたみたいな変な日本人見たことないからに決まってるじゃない。食べ終わったら車で送ってあげるわ。」
よーし、明日は市場へ行ってエビを買おう。
(チェンラーイで再会した時の写真。さようなら、ノイ。今は天国でJと一緒だよね。)
Twitterのプロフィール写真を変更した。チェンラーイで撮ったお気に入りの一枚で、ゲストハウスの近くのマッサージ屋の前でノイとメイと一緒に写っている。
You Tubeを観ながら「本搾りグレープフルーツ」を二本とBARREALビール一本を飲んだところで迂闊にも吐いたので、早めに横になった。そして、うとうとしていると妻に起こされた。
「メイが、この女性亡くなったって……。」
メイがその写真を見て、Facebookで彼女にメッセージを送ってきたらしい。動揺した私のいくつもの質問にメイがメッセージで答える。信じられない。なんてことだ……。
「日本に帰る前の晩、トム・チュートをつくってくれたんだよ。」
妻に言って、冷蔵庫からビールをもう一本取り出した。
過去の記事:チェンラーイ・パー伝 part 57