「田舎でダンス教室をする事」
まず、どうして私が田舎でダンス教室を開こうと思ったかと云うと、その理由の一つに、「市内に競争相手がいない」というものがあります。
「この街にはダンス・バレエ教室はない。でも、ダンスやバレエを習いたい子供は必ずいるはず!」という想いがありました。
もしこの街に私がやろうとしているようなダンス教室やバレエ教室があったら、私はここでは開かなかったかもしれません。
それは、「人の畑を荒らしてはいけない」という意味も含めて…。
もし、街に一つだけ教室があって、そこに突然私みたいな者が教室を開いたら、生徒の奪い合いみたいな形になって、良くは思われないですよね…きっと。それが大御所の先生であればなおさら…。
という訳で、たまたま自分が住んでいたこの街には、ダンス教室もバレエ教室も無く、私が第一人者になれば競争相手もいないからやりやすい!
と思って始めたのですが…、
確かに習いに来る子はいました。
でも、、、、
今まで誰もやった人が居ないから、
環境も整っていないし、理解してもらえないし、スタッフもいない…‼️
という壁に直面しました…。
もっとダンスなどを教えている人がいれば、場所ももっと借りやすくなるだろうに…とか、
いざ発表会をする事になっても、経験者がいない、挙げ句の果てに劇場の人もよく分かっていない…みたいな事が多々あります。
知らない事が悪い訳でも、知ってる方が偉い訳でもありません。
踊りの、芸術の文化がないのなら、私が教えなければと思いました。
生徒達は、レッスンの受け方を知りません。
保護者もそれを知りません。
発表会を見にくるお客さんも、バレエやダンスの見方を知りません。
この街の人々は、ダンス、バレエ、舞台芸術は素晴らしいということを知りません。
知らないなら教えていこう。
そう思っています。