バレンタインデー | fukuのブログ

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初めてAMEBAでブログを書かせて頂きます、どうぞよろしくお願いします(ペコリ)




うむ…曖昧な日本語でちゃんと自分の考え方が伝えられるかどうかあまり自信がないのですが、もっとスムーズに文章が書けるように、日本語の一つの練習としても頑張って書いて行きたいと思います(会釈)




さて、おとといはバレンタインでした。日本ですと、一般的に女性から男性へプレゼント(主にチョコ)を贈って愛の気持ちを伝える一日だと知られていると思いますが、香港ではまったく逆です。バレンタインに関する日本語で「逆バレンタイン」と言う言い方があるそうですが、それは「男性から女性へ」、「元々のやり方に反している」から「逆」と言う文字が付いているのでしょう。なので、香港のバレンタインは「逆バレンタイン」などではありません。元々「こっち」の方が正しいのですから。




最初に言わせておきますが、僕は香港のバレンタインが大嫌いです。「バレンタインが嫌い」と言う意味ではありません、ただ「皆がやっているバレンタイン」が嫌いなのです。では、理由を述べさせて頂きます(何でそんなに丁寧に言うねん)




まずは会社ですね。普段あまり化粧や衣服に気を遣わない女の子でもこの日だけはやる気満々。ま、別に仕事の効率に影響が出るわけでもあるまいし、これは別に良くも悪くもないと思います。問題は、10時から1時までに会社に殺到する花束です。僕は以前ORCさんと言うリサーチ会社の元で勤めさせて頂いたことがあるのですが、その時の座席がちょうど事務所の入り口のすぐ隣だったのです。もう皆さん想像できていると思いますが、その日は「ドアを開ける → 花束をその女性の元まで持って行ってやる → サインを貰う → ドアを閉める → その女を睨む」の繰り返しでした。部長も仕事の後、「ベルボーイ君、今日はお疲れ様」って真面目にからかうなっつうの。花を贈ろうかカバンを贈ろうかパンツを贈ろうか、プレゼントを贈ること自体に問題は無いはずなのですが、こうやって職場の効率を下げてしまうような行動は正直取らないで欲しいですね。ま、多分彼女達は、「今日はあなた達の前で花束を受け取るために会社に参りました」とふざけた考え方を持っているかもしれませんが(拳)




会社を出て地下鉄に入ると、あらま鮮やかな花畑、皆さん本当にお疲れ様でござりんす。そんなにでかい花束を列車に持ち入れるなっつうの。こりゃホンマに迷惑ですよ。東京ほどではないですが、香港のラッシュも相当キツイので、その状態で花束を抱えている若い女性がニコニコしながら入って来ようとすると、もう…太平洋までぶっ飛ばしてやりたくなってしまいません。それでも入ってくるわ入ってくるわ…おいおい、お嬢さん、花束より自分のお尻を守ったほうがいいんじゃない…おいおい、押し付けるな、こっちは花粉症だっつうの、胸筋でグシャグシャにしてやろうか…ま、大体皆がセントラルやチムで降りてくれるので、そこまでの我慢で済むのですが…


今度はタクシーを使えバカ野郎




それから皆一緒に同じ高級レストランに向かうのですよね。知らないカップル達が決まったレストランに集まって、決まったセットメニューを頼んで、決まったワインを飲んで…はいこれでお会計二千ドルありがとうございます。お金に余裕がある大人ではなく、学生さんや就職したばかりの新卒君のほうが結構多いと僕はフェースブックを見て思います。本当にお金に困りが無いんだったらよし、でもいつも「家が高すぎる」、「給料が少なすぎる」と訴えている人間がなんでバレンタインに綺麗なスーツ着てこんな高い料理店に行けるのか、本当に不思議で仕方がありません。その他、何遍考えても理解できないのは、「バレンタインに以上の事をする理由」です。「好きな人にチョコをあげて気持ちだけを伝える」と言うのは凄く素晴らしいことだと僕は思います。ですが…お前達、もう既にカップルだよな?別に誕生日でもあるまいし、どっちかが昇格出来たのでもあるまいし、そんな大金振舞って祝う必要があるんですかい?あったら教えてください、耳を澄まして拝聴しますんで。大人を見ろ、年配の方々を参考にせい、本当に相手のことが好きならいつでもどこでもバレンタインや、わざわざブランド品買って花買って高級レストランに行く必要など無い!以上、25歳のおっさんの説教でした(会釈)。



一番信じられないのは休暇と取って花束を彼女の会社まで持って行くアホ太郎君達の存在です。「今日は一年に一度のバレンタインだから」、「彼女にサプライズをあげたいから」、実に言うと、僕には彼らの考え方が理解できません。こんな事を言い出すとは、もしかしてあんたら火星人?だったら火星に帰れ。本当に彼女のことを大事にしたかったらちゃんと働きなさい。花なんてどうせ一週間で枯れる物です、ブランド品も短くて一年、長くて三年は変える物です、一生変わってはならないのはあなたの仕事に対しての「初心」、「執念」と「熱意」です。そして、常に心に刻んでおきなさい。あなたを動かしてくれている人達の存在を、その人達の励ましの言葉を。頑張って仕事をしなさい、その人達の明日の幸せそうな顔を想像しながら、がむしゃらに仕事をしなさい。「今日はバレンタインだから、いいんじゃない?」なんて言い出したらおしまいです、おなたはいつか腐ってしまうでしょう。「一生懸命に勝る美しさは無い」、まさにその通りだと思います。きちんと頑張って働いていれば、女の子はその姿を見ているだけでも幸せになれる。僕はそう信じています(あんまり賛成の意見頂いたことがないんですが)



フェースブックのおかげさまで、香港のバレンタインは変質が急速に速まっていると僕は感じます。皆同じレストランの背景で写真を撮って、かなり高そうなディナーもついでに撮って、最後に花とプレゼントの写真も載せて、「皆、ハッピーバレンタイン!」ってあなたは本当に幸せですか。ただ皆お互い見せびらかしたいだけなんじゃないんでしょうか。フェースブックを見ていると、なんかバレンタインと花束が可愛そうに思えてきます。




実は僕も去年彼女に花束とプレゼントを贈ったので、人の事が言える立場ではないのですが(おいおい今更かよ)、その経験をもとにして反省して、今のように考えられるようになりました。あの時の自分は本当に彼女を幸せにさせることができたのか、あの時の自分はちゃんとした男でいられたのだろうか…なので、これからは香港のマーケティング会社の宣伝の罠に落ちないように、二人とも幸せになれるバレンタインを過ごして行きたいと思います(ま、その相手が今ちょっとピンチなんですけど)



「自分の考え方が正しいからお前らフォローしろ」など言えません、皆さん御自身の自由があるわけですから。でも、この文を通じて香港のバレンタインの文化について一緒に考えてくだされればと願っております(最後にまた会釈)