悲しい別れ | ひつじ山の住人たち

ひつじ山の住人たち

老人保健施設 倉敷藤戸荘の隣の山に住んでる羊たちの日記

今朝、しん君が旅立った。

先週末から少し元気が無く、今週月曜日にはよたよたと力なく、火曜日には立てなくなってしまった。かなり厳しい状況と思いつつも、一縷の望みを抱いていた。しかし、しん君は逝ってしまった。

夏から立て続けに、旅立って行く。

7月に次郎。つい一週間前に、くみ子。

そして、しん君である。

おそらく全て、寄生虫および細菌による感染であろう。

薬で治療することも勿論大切である。

しかし、最も基本になるのは抵抗力、体力である。

ほとんどが、産後のママ羊か1歳未満の仔羊である。

力不足を痛感する羊飼いである。

月曜日からしん君を隔離していたのであるが、わが子を求めて鳴くマミーの姿が切ない。

今日も、いたたまれない気持ちで、マミーに頭を垂れる羊飼いであった。