ふじくまさんのブログ

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あぜ道・けもの道は歩いても人の道は踏み外すな!

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前振りはこのぐらいにして、ここからが私が今回書こうとしていた内容になる。

 

私が未公開株詐欺に最初に触れたきっかけは「H&M研究所」が主催した未公開株セミナーに誘われたのが始まり。

幸いにも未公開株を購入する資金が当時ありませんでしたので買うことはなかったですが。

まあ今も無いですが。

 

ただ興味はあったので色々と調べたわけです。

企業が上場するためにはどういう条件が必要でどういう手順を踏むのかということを。

すると、あれっ?と思うわけです。

○○という会社来春上場予定って言ってたけど、これ絶対無理やろと。

ネットで検索している中で2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で未公開株スレがあるのを見つけ、書き込むようになりました。

当然のことならが、私は未公開株について否定的なことを書いていきます。

すると、恐らく未公開株を売っていると思わしき人から反論が来るようになります。

 

「仕入れ値に利潤を乗っけて売るのは当たり前やろ」との書き込みもあった。

有価証券を大根や人参のような感覚で扱ってるんやなと。

 

その内に○○って株どうですか?というような

未公開株の購入を誘われてる人からの書き込みも来るようになる。

それに対して、私は上場出来ませんよ。と書く。

現時点で外部監査も付いていない会社が来春上場なんて不可能ですよ。とか。

 

じゃあ本格的に相談に乗るかと

専用のフリーアドレスを作り、相談に乗り始めたのがきっかけ。

 

そうしていくに、ある時から「敬天新聞社」という右翼団体が、

私が「被害者の相談にのりながら個人情報を集めて名簿屋に売っている」

というデマ情報を流し始めた。

敬天新聞社の意思でデマを流しだしたのか、どこからか依頼を受けてデマを流しだしたのか知りませんが、

要は未公開株詐欺の被害者が私に相談にいかないようにしたかったということ。

 

その1でも書いたように、単にお金を取り返したいというだけの被害者は普通は弁護士のところに行く。

情報を求める人が私のところに来るとかいた。私は情報を与える代わりに被害者から詐欺側の情報をもらっていた。

別の言い方をすれば民事を担当するのが弁護士。私は刑事、つまり詐欺師を摘発できるお膳立てをしているということ。

刑事で立件されて、詐欺側の口座にお金が残っていれば被害者に返金されるという制度もあるので、詐欺で立件すればお金は返ってくる可能性もあるんですよね。

「犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する」というやつです。

 

最初はこういう形で単に被害者が私のところに行かないようにするだけのデマ情報だったがそのうちにどんどんエスカレートしていくわけです。

今度は私個人を貶めるための誹謗中傷のデマ情報の拡散をしだしたわけです。

私の周りに人を寄ってこさせないようにしたかったわけです。そしてもちろん仕事にも影響が出てくる。

簡単に言えば私を自殺に追い込みたかったのかもしれませんね。

 

私も、しばらくの間は目をつぶっていたわけですが、これ以上はまずいなとなり警察に行くことにしました。

罪状は「偽計業務妨」。もちろん「名誉棄損」等も付きますがね。重要なのは「偽計」というところ。

 

末端で人の誹謗中傷を喜んでしゃべっている人らは、そこまでの意識がないかもしれませんが、意図的にデマ情報を拡散しようとしている人がいるわけです。

元をたどっていけば詐欺師や暴力団につながっていく可能性は高い。

ここは警察のしごとになるわけですが、先に書いたように警察はまず相談として受けてありきたりのアドバイスだけして終わらせる傾向にある。

だから何回も足を運んで一つ一つ背景を説明しなきゃいけない。

警察のほうも、とりあえず「迷惑防止条例違反」にはなるなとは言ってましたが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イーミュージックについてもう少し書かせていただくと。

「小室哲哉」が詐欺で逮捕された時、イーミュージックの社長をしていたのが八木康次という人物。

彼は業務上横領の罪で逮捕された経歴のある元弁護士。

その後を継いで社長になったのがSという人物。

 

Sは私がブログでイーミュージックやSのことを書いてることが気に食わなかった模様で、自身のyoutubeちゃんねるで

先に登場したゴッドプロデューサーKAZUKIをゲストに迎えて私を叩く配信をした。

更にSはKAZUKIに対して、私に嫌がらせをするように頼んでいたが、KAZUKIは小室の詐欺事件の時、唯一名前と顔を出してインタビューを受けたためネット上で標的にされ叩かれたこともあって、Sのその要求をやんわりと断った。

 

その直後ぐらいだったと思うがSは別の詐欺事件に絡む内容で社長を解任された。

社長を解任された直後にSは「上西小百合代議士」の公設秘書になった。

 

上西小百合議員は当時世間からいろいろバッシングを受けていた中でSは上西を必死で擁護したために、上西議員に取り入ることに成功。

イーミュージックは暴力団の影がちらつく企業なだけに、上西議員もバカなことをしたなと当時思ったものでした。

Sは上西が政界引退後に病死している。

 

イーミュージックは会長の早川の証券取引法(当時)違反をはじめ社長の八木康次、豊川誕、KAZUKIと前科のある人が集まっていた。そして小室哲哉がそこに加わることになった。

 

イーミュージックはもう一人有名俳優がいた。この方は前科はない。

今年お亡くなりになった宝田明さん。

宝田明さんは一時、「国民怒りの声」という小林興起・小林節らが設立した政治団体から参院選に出馬表明したことがある。

最終的には出馬は取り消しましたが。

 

ここで問題になるのがイーミュージックに所属していた宝田さんと小林興起元代議士がどういうつながりがあったのかということ。

そこで思い出していただきたいのが、先のブログでワールドインベストメントという未公開株詐欺会社は河野博晶を代表とするワシントングループの役員が作った会社と書いた。

このワシントングループの幹部だったのが秋元司元代議士。

秋元は小林興起の元公設秘書という関係。

さらに小林興起は現在「新党やまと」という新党を作り先の衆院選でも候補者を擁立している。

この候補者の中に鈴木一郎という元台東区議の方がいたが、この人何故か豊川誕に近づいて自身の主催するカラオケパーティーに豊川誕をゲストに招いたりしている。

 

更に先日、荷物を整理していたら、ある一枚の名刺が見つかった。

そこには「紺野昌彦」の名前が。

紺野は秋元司元代議士が逮捕された時に一緒に逮捕された中国企業「500ドットコム」元顧問である。

紺野は維新の会の室井邦彦議員の息子さんでもある。

何故この人の名刺を私は持っているのか?

少なくとも私と紺野が何らかの接触があったということになる。

ただ、いつどういう状況で私が紺野と会ったのか記憶が無いのが残念である。

 

またワシントングループの河野博晶も後に株価操縦の容疑で逮捕されることになるが、この逮捕は小室哲哉の詐欺事件を調べていた中で浮かび上がってきた事件である。

 

バラバラであると思われた点と点が次々と線で結ばれていく瞬間である。

 

私は、未公開株詐欺顛末記その2で未公開株詐欺の原点、ルーツとなる会社が「(株)MTCI」だと書いた。

この時は、公募増資のための出資者を日経新聞の全面広告を使って募集をかけた。もちろん、この手法は合法である。ただ投資家たちに開示した財務内容がデタラメだったため会長の早川優は証券取引法(当時)違反で逮捕された。

 

では、この早川は今何をしているのか言うと「(株)イーミュージック」という芸能プロダクションの会長になっている。

このイーミュージックが世間の注目を集めた事件がある。

それが「小室哲哉の詐欺事件」。小室哲哉が大阪地検に詐欺で逮捕された時、所属していたのが、このイーミュージックだった。

当時のニュースではイーミュージックの関係者が全て顔にモザイク、音声まで変えた上でのインタビューに応じていた。

ただ、一人だけゴッドプロデューサーという肩書きを付けたKAZUKIという人物だけが顔出しで普通にインタビューに応じていた。

このKAZUKIという人も過去に作家の竹内義和さんを脅迫した容疑で大阪府警に逮捕された経歴がある人物。

またイーミュージックには、同じく逮捕歴のある元ジャニーズのアイドルだった「豊川誕」も働いていた。

豊川誕さんは給料が一切払われないことを理由に短期間で退職し、会長の早川優に対し給与の支払いを求める民事訴訟を起こしている。

 

早川優はMTCI時代は日経新聞に広告を打ち出資者を募るという方法で自社株販売をしたがイーミュージックでは?

当然のごとくイーミュージックでも同様に自社株販売をしていた。もちろん手法は変えてきた。

イーミュージックでは「EMサポートクラブ」というものを作り、名目上は小室哲哉を応援するファンクラブのような感じだが、実態はイーミュージックの株を売るために小室哲哉の名前を利用して立ち上げたものでしかない。

まずEMサポートクラブに入会するには入会金として一口十万払わないといけない。

ファンクラブで一口、二口っていうのも変な話なんだが。

何故こんな金額になるかというと、入会金の中にイーミュージックの未公開株購入資金が加わっているからだ。

つまりEMサポートクラブに入会=イーミュージックの未公開株購入という図式。

 

順調に売れていたと思われるイーミュージックの未公開株。

ところが途中で頓挫することになる。

小室哲哉が詐欺で逮捕されてしまったためだ。

 

私はこの時、豊川誕さんが自身のブログでイーミュージックや早川優について書いているの知り、直接豊川さんに連絡を取った。

また、早川の友人だと名乗る男性が私にコントクトを取って来て、未公開株詐欺の内部情報も色々知ってる風だったので直接会ってお話もさせていただいたりもした。

 

また私は未公開株詐欺顛末記その1で詐欺師関係者が私の動向を探るため被害者を装って相談メールを送ってくることがあると書いたが、実はこの早川優自身が被害者を装って私に相談メールを送ってきたことがある。

これはもうさすがにスルーしましたけど。

イーミュージックは早川会長のみならず監査役の水口達からも被害者を装うメールが送られてきた。

この水口も後に詐欺で逮捕されることになる。

 

 

 

 

 

 

 


未公開株詐欺被害者の一部とはいえリストを入手した私は、さっそく一人一人に電話をかけてみることにした。

しかし、警察でもない、弁護士でもない、記者でもない私が電話をかけて不審がられないかとの不安もあったが、そんな心配は一切無用だった。

「○○というところから××という未公開株を買われたと思いますが、それについてお伺いしたいのですが?」

と切り出すと、意外と皆さん普通に話をしてくれた。

もちろん、リストの全員から話を聞けたわけではない。電話に出なかったり、本人が不在だったりで聞けなかった人もいる。

ただ一つ、言えることは話を聞けた人全員、誰も警察に行っていないということだ。

つまり全員、泣き寝入り状態。

詐欺というのは泣き寝入り率の高い犯罪の一つである。

 

そこで私は一人の被害者に警察に行ってもらうよう頼んだ。

その方は私が送った資料も持って警察に行ってくれたが、某県警は全く動かず。

 

ここで大きな問題になるのが、被害者が警察まで行くということは、もう最終段階なんですよね。友人知人等に相談しても埒があかず。もう警察に行くしかないとなってはじめて警察に行くんです。

つまり捜査してほしい、摘発してほしいと思って警察に行くわけです。

ところが、警察は最初は相談として処理してしまう。相談の段階では警察は動いてくれない。この被害者と警察との温度差が問題。

そして結果被害が拡大してから、やっと警察は動くことになる。

ストーカー殺人事件なんかが一番いい例だと思いますが。

 

私も以前、詐欺ではないが某出会い系サイトから大量の迷惑メールが届きだした。

嫌がらせかと思うぐらい、あまりにも大量の迷惑メールが送られて来たため、ついにサーバーがパンク。全てのメールが一切届かなくなった。

これでは仕事も出来ないと神奈川県警に「これは威力業務妨害になるんではないか?」と訴えたが、全く相手にされず。

しかし、しばらくしてたまたま、警視庁がこの出会い系サイト業者を逮捕したので迷惑メールも止まった。この逮捕はニュースでも報道された。

 

そして、今度は比較的近く住んでいる被害者に直接会いに行くことにした。

被害者は一人暮らしの高齢男性Aさん。最寄り駅で待ち合わせをしAさんの自宅へ。

もちろん誰に相談もしていないし、警察にも行っていない。

 

話は少し変わるが、丁度国会ではマルチ商法問題が取り上げられていた。

この時、マルチ商法問題を取り上げていた某議員に私はメールを送ってみた。

すると、その議員から返事がきて、被害者を紹介してほしいとのことだったので、

私は上記Aさんとmixiの私のブログを見てメッセージをくれていた女性Bさんの二人をつ連れて、その議員の議員会館まで行くこととなった。

Aさんは電話勧誘でBさんはマルチ的手法の被害者だった。

 

この議員が働きかけてくれたのかどうか不明ですが、この後今までは単純な振り込め詐欺の啓蒙ポスターだけだったのが特殊詐欺についての啓蒙ポスターも全国で貼られるようになった。

 

この直後ぐらいだったと思うがNHK報道局のディレクターから詐欺被害を防ぐための啓蒙番組を作るから、被害者を紹介してほしいという連絡がきたので被害者の方と「レック石垣」で使っていた資料を送らせていただいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一人の未公開株詐欺会社の愛人と会った話も書かせていただく。

この人も何故私にコンタクトを取って来たのかは不明だが、

最初は普通にメールのやりとりを数回した後に、直接会うことになった。

 

新宿で待ち合わせ、会うなり彼女はすぐに私をカラオケボックスに連れて行った。

もちろん歌うために入ったわけではない。

実はカラオケボックスというのは密会するには実に都合の良い場所である。

喫茶店やファーストフード、ファミレス等では外から見える、会話も近くにいる客に盗み聞きされるかもしれない。

ところがカラオケボックスではそういう心配が全くない。

一旦、店に入ってしまえば外から見られることが無く、普通の会話程度の声だと部屋の外まで声は漏れない。

私はなるほどと思いながらも、この女性変に慣れてるなあとの疑念も。

 

聞くと彼女自身は未公開株は売っていないらしい。

会社では経理とPCで顧客情報の入力作業をしているらしい。

顧客情報、すなわち我々一般から言う被害者リスト、詐欺師側から見ればカモリスト。

 

すると彼女は一つの資料を取り出した。

そこには、その未公開株詐欺会社が扱っていた銘柄の一つ、某ベンチャー系企業の未公開株を買った人のリストがそこにあった。

もちろん、それはその未公開株詐欺会社の被害者の一部にしかすぎないが非常に貴重な情報である。

そのリストには名前の他、住所と電話番号、購入した株数および株式番号が記載されてあった。

これを私にくれるというのだ。

しかし、この行為は詐欺会社の代表の愛人としては完全な裏切行為。

恐らく、彼が摘発され逮捕される前に別れておこうというつもりだったのかもしれない。

また、このリストを私に渡すために外から見られる心配の無いカラオケに入ったのかと納得もした。

 

カラオケから出ると、ホッとしたのか安心したのか、私を食事に誘ってきた。

まあ食事ぐらいならいいかと二人でお店に入り、詐欺関係の話はそこでは一切せず鍋をつついて食べてから別れた。

 

自宅に帰り、そのリストをよく見てみると被害者の住所は沖縄から北海道までバラバラ。

中には私が今住んでいるとこから行こうと思えば行けなくない場所の人もいる。

さて、どうするか?

とりあえず、電話番号が載っているのだから、そのリストの上から順番に電話をかけていくことにした。