本当に久しぶりのUPになります。

ほぼ一年ぶり位になりますかね(笑

 

オイラがダーツを投げる場合、機会があるとダーツバーなどに行って投げたりもするのですが、住んでいる土地柄、普段投げられる場所が少ないので主に自宅でダーツボードを用意して一人で投げて練習しています。(涙

 

自宅には今まで15.5inch(ソフトダーツの公式サイズ)のボードは、米国製のArachidのCricket Pro 800を使っていたのですが、先月の28日に国内玩具メーカーのエポック社より、同サイズのダーツボード TV DARTSが発売されたのを期に、自宅のボードを換えてみました。

 

TV DARTS 

TV1
TV2

 

アーケード機と同様にゲームスコアー画面がTVに映し出すことの出来る家庭用ダーツゲーム機、ゲームは16種類で、カウントアップ、01、クリケットの平均ダーツ数、獲得アワード、ハイスコアなどの4人分のゲームデータも保存出来、自分のスコア管理も出来ます。

セグメント(ダーツが刺さる部分)も購入後入手しやすく、メンテが楽そうなので購入を決断しました。

 

Cricket Pro 800

TV3

家庭用ダーツゲーム機の世界シュアNO.1メーカーArachidの家庭用のハイエンド機。

セグメント部にD1系アーケード機と同じ物を使用し、ティップの刺さり具合などは抜群なんですが、米国製らしく電気系が弱くて基盤などに不具合を起こしやすく、交換や買い替えを重ねすでに3台目でした。(呆

 

自宅では平均1日に2,3ゲームしかしないので、最初は買い換える気が無かったのですが、最近、使っていたCricket Pro 800のセグメントの一部がトリプルに入ってもシングル換算しかされない様にになり、個人輸入で購入したものなので、壊れると自分で直すしかなく面倒なので、頭にきて、メーカーにクレームや修理を入れやすい国産メーカーのTV DARTSに買い換えました。

・・・「仏の顔も三度まで」です!!(怒

 

TV DARTSは、まだ数日しか使用していないのですが、ティップの刺さり具合も良くセグメントの耐久性も良さそうなのボードで、スタッズ管理ができフライトも表示されるので見た目のチープさはありますが気に入っています。

 

このボードを買った事で、鎮静化していたダーツ熱がまた再燃しそうです。(笑 

DMI Darts:King Cobra と Data Dart:Skin Ripper の比較

 

数ある輸入ソフトバレルの中でも断トツのグリップ(指のかかり)力を誇る「DMI Darts King Cobra」と、「Data Dart」 のハードモデル「Skin Ripper」をソフト用に改造した、世界に数セット(実数は未確認)しか存在しないソフトチューン・モデルをバレル実測や重心位置、刻みなどの比較を検証しながら紹介したいと思います。

 

■バレル比較画像■

23-1

左より King Cobra ブラック&シルバー、Skin Ripper 21&23

今回紹介する「King Cobra」と「Skin Ripper」は共に、ストレートバレルでその独特の「刻み」からスキンリッパー(皮を引き裂く)バレルと言われる名の通り、鋼の鱗の様な「強烈なグリップ力」のある刻みのバレルで、その刻みは高グリップを誇る「シャークカット」などと比較しても断違いのグリップ力を得ることができます。

 

「King Cobra」は細めのストレートバレルに9個のスキンリッパーカットが刻まれたバレルで、「Skin Ripper」はベース21gモデルの方が若干バレル長が長いバレルになりますが、重心位置だけが違う、実重量もバレル長もほぼ同じ様なバレルで、長い太目のストレートバレルに11個のスキンリッパーカットが刻まれたバレルになります。

 

今回の記事はモデル名刻み名が同じなので、モデル名を「Skin Ripper」、刻み名を「スキンリッパー」として、便宜上、書き別けさせてもらいます。

 

■DMI KING COBRA■

DMI KING COBRA

上より King Cobra ブラックバレル、シルバーバレル

 

「DMI](CricketProをArachidと共同開発するなど幅広く活動するアメリカ系ダーツメーカー)の「King Cobra」は、オイラの知るところでは唯一のソフトモデルのスキンリッパーカットのバレルで、16&18gの展開がされており、その刻みの強さは他のバレルとは一線を隔した強力なグリップ力があります。

 

DMIのバレルはPUMAからOEM供給を受けているらしいのですが、「King Cobra」はPUMAのラインナップには無いので、DMIが独自に製作したモデルのようです。

 

現在国内で手に入る「King Cobra」にはスタンダードタイプのシルバーバレル(普通この呼び名では呼ばない)と某ショップ特注のブラックバレルがあります。

 

オイラはバレルコレクターなので、特注とか限定と言う言葉に弱く、値段は少々高いですがのブラックバレルの「King Cobra」を買ってしまいました。

 

今回実測に使っているシルバーバレルの「King Cobra」はオイラの所有するブラックバレルの「King Cobra」を投げた友人が気に入り、買ったバレルを借りてきました。

・・・M君どうもご協力ありがとう。 m(_ _)m 

 

「King Cobra」の実測に関してはとある理由で(・・・理由は後で判ると思いますが)シルバーバレルとブラックバレル両方とも実測しました。

 

■DataDart Skin Ripper■

DATA Skin Ripper

上より Skin Ripper ベース23gモデル、ベース21gモデル

あまり国内では出回っていない「Data Dart」(1974年創設の数多くのプロモデルを出しているイギリスの老舗ダーツメーカー)のハードモデル、モデル名どうりのスキンリッパーカットバレルの「Skin Ripper」をベースにソフト仕様に改造したバレルの存在を知り、23g(ハード・バレルウエイト)→制作者公表20g(ソフト・トータルウエイト)&21g(ハード・バレルウエイト)→制作者公表18g(ソフト・トータルウエイト)の2タイプのレアなソフトチューンモデルの入手に成功しました。

 

今回、バレル実測をして初めて判ったのですが、オイラの入手した「Skin Ripper」は、制作者が意図的に制作したのかは判りませんが、トータルウエイト20gと18gのバレルと言う事で2セット入手したのですが、ベースモデルは21gと23gでも、ソフトチューン後はバレル長やバレルウエイトがほぼ同じで一目見ただけでは区別のつかない、ベースモデルごとに重心位置が異なるバレルに制作されていました。

 

「Skin Ripper」の鱗の様な「刻み」(スキンリーパーカット)は「King Cobra」の「刻み」よりも深く大きく、グリップ(指のかかり)が抜群に良い刻みになります。

 

尚、ご存知の方も多いとは思いますが、ダーツのウエイト表示はハードとソフトでは違い、ハードモデルのウエイト表示はバレル単体の実重量表示が基本で、ソフトモデルのウエイトはトータルウエイト(バレルにティップ、シャフト、フライトなどを装備した総重量)表示が基本になります。

 

ソフトのトータルウエイト表示はメーカーによってもバラつきがあり、「表示g」-1~-2.5g程がバレルの実重量になります。(ソフトのウエイト表示は結構いいかげんです。)

■バレル実測データ■

 

King Cobra (18g) 実測データ

バレル長:約43.03mm

バレル最大外径:約6.34mm

ティップ側2baメスネジ深長:約8.47mm

シャフト側2baメスネジ深長:8.11mm

バレル重量:約16.06g (トータル・ウエイト18gモデル)

King Cobra Blackバレル (18g) 実測データ

バレル長:約43.0mm

バレル最大外径:約6.35mm

ティップ側2baメスネジ深長:約8.57mm

シャフト側2baメスネジ深長:8.79mm

バレル重量:約15.79g (トータル・ウエイト18gモデル)

Skin Ripper(21gベース) 実測データ

バレル長:約50.51mm

バレル最大外径:約6.96mm

ティップ側2baメスネジ深長:約8.60mm

シャフト側2baメスネジ深長:16.95mm

バレル重量:約17.36g (ハード21gベースモデル)

Skin Ripper(23gベース) 実測データ

バレル長:約50.01mm

バレル最大外径:約6.97mm

ティップ側2baメスネジ深長:約10.07mm

シャフト側2baメスネジ深長:14.83mm

バレル重量:約17.41g (ハード23gベースモデル)

■バレル実測データは、すべてデジタルスケール(0.01g単位)とデジタルノギス(0.01mm単位)を使い実測しました。

尚、実測データは、各セット内のバレル間に重さや寸法に少々の「バラつき」が有るので、所有セット内の平均値で表示しています。

 

バレル重心比較画像

23-2

上より Skin Ripper 23&21、King Cobra 黒線が重心位置

「King Cobra」はほぼセンター重心のバレルになり、「Skin Ripper」はバレル長やバレル重量がほぼ同じなのに、元々のハードバレルの重心位置の影響か、ベースモデルによって重心位置がそれぞれ違い、ベース23gが若干の前重心バレル、ベース21gがベース23gより前重心のバレルになります。

 

「Skin Ripper」に関しては、ハードモデルを所有していないので断言はできませんが、ハードモデルをソフトチューンする際、バレルのシャフト側には手をつけず、ティップ側を2baネジ加工したと考えられるので、バレル長と実重量がほぼ同じと言うことを考慮すると、ベース21gモデルの方が元々シャフト側の2baネジ部が深い様でそれが影響してベース21gモデルの方が前重心のバレルになっていると推察されます。

 

■King Cobra&Skin Ripper 刻みのUP画像■

23-3

左より King Cobra 、Skin Ripper

 

スキンリッパーカットは画像の様にシャークカットに鱗の様なUの字の刻みが六つ刻まれていて、一つの「刻み」ごとに12個の「刺」の様な突起が出来るカットで、この刺の様な突起により非常に強いグリップ(指のかかり)が得られる「刻み」になります。

 

画像でも一目瞭然の様に「King Cobra」と「Skin Ripper」の「刻み」は同じスキンリッパーカットでも、各部の刻まれている深さが全然違うので、「Skin Ripper」の「刻み」の方が断然強力なグリップを得られます。

 

「King Cobra」も、グリップが良いと言われている他のバレルなどと比べても、郡を抜いてグリップは良い「刻み」で、チョット投げ込むと、バレルをボードから抜く時に指が痛くなる様な強力な「刻み」のバレルですが、「Skin Ripper」はほんの数ゲーム投げただけで、バレルをボードらか抜く時に指が痛くなり始め、「Skin Ripper」を投げた後だと、どんなにグリップの良いバレルでも、「え?このバレル、程度のグリップだったかな?」と感覚が狂ってしまう程、次元の違う凶暴な「刻み」を持つバレルです。

 

「Skin Ripper」はベースが元々ハード用バレルなので、ソフトほどボードからバレルを抜く際に抵抗がなく、指に負担がかからない事を前提にこれ程凶暴な「刻み」を使用していると思われます。

 

「Skin Ripper」はこの凶暴な「刻み」に惹かれて手にいれたのですが、自称「シャーク中毒患者」でグリップ強めのバレルが好きなオイラでも、あまり投げ込むとメインバレル(Lazer Darts K.C.'s 1)の感覚が狂ってしまう程、グリップの強力のバレルなので、入手してから日数は結構経ちますが、未だにまだあまり投げ込んでいません。

・・・「Skin Ripper」の投げた感じは23gベースの方が、多少は扱い易い様に感じましたが、なにせ「刻み」があまりにも凶暴なので、細かい事はぶっ飛んでしまいます。

・・・なので、あまり投げ込んでいない事もあり、また投げ込むつもりもないので、ベースモデル(重心位置)の違いによる、「違い」はよく判りません。

 

今回紹介している「Skin Ripper」のソフトバージョンはなかなかお目にかかる機会はないと思いますが、「King Cobra」は比較的何処にでも置いてあり、持っている人も多いと思うので、グリップ強めのバレルが好きな人は、是非一度は投げて、強力な「刻み」スキンリッパーカットを体感してみてください。

 

尚、「King Cobra」のスキンリッパーカットもかなり強力なので、感覚が狂ってしまう可能性はありますが、オイラは責任は負えません。・・・また無責任な!

 

 

今回紹介しているブラックバレルの「King Cobra」を売っている某ショップ(判る人には判ると思いますが・・・)は、5000円以上のバレルセットは「3本マッチング0.15g以内独自の計測再検査の高精度ダーツのみ販売」とHPのトップページでうたっている有名なNetショップで、ブラックバレルの「King Cobra」はそこで7890円で売られているので当然、マッチング0.15g以内のセットだと思って実測をしたのですが、なっ!なんと!バレル間の最大誤差はうたっている「マッチング0.15g以内」の2倍以上の0.35gも誤差がありました。 ( ゜Д゜)/ ゴルァ~ フザケルナ~!!

・・・しかも違うショップでオイラが手配して、普通に買った友人のシルバーバレルの「King Cobra」の方は、バレル間のマッチングはたった0.05g以内のセットでした。

(予想外にブラックバレルの誤差があると判ったので、比較をする為、友人の所有するシルバーバレルを借りて比較実測しました。)

・・・某ショップは嘘臭いショップだとは思っていましたが、事実、嘘つきショップです。

・・・この某ショップにはオイラに知る限り他にも嘘臭い事例が何件かあります。

・・・某ショップ関係者の方、オイラを舐めてはいけません。

・・・オイラを舐めて良いのは尺屋(*1)のオネーちゃんだけです。

*1 尺屋:中国地方(岡山)の方には判ると思います。 類似語:発屋

 

 

P.S:話は変わりますが、オイラの部屋は窓の外にすぐ他の建物の壁があり、日光が入りずらく昼間でも薄暗くてダーツが投げづらかったので、光源を確保する為にメインボードのクリケット・プロ800の両脇にスッポットライト(40w×2)を設置しました。

 

チョットだけお洒落になったクリプロ

クリプロ1

 

スポットライトを設置してボードをライトアップすると、光でセグメントが浮かび上がり、投げやすくなった上に、なかなかお洒落でアダルトな感じになり、冷たい「家族」の視線を背に「良いじゃないか~」などと一人で自己満足して喜んでいます。

 

ボードを外したついでに、以前からやらねばと思っていたクリプロの内部に溜まった折れティップの除去やセグメントのメンテをしようと思い、クリプロをバラシました。

 

シングルの内側のセグメントがたまに誤動作をする様になってきたので、各セグメントの脇に潤滑剤を拭塗し、すべりを良くして誤動作をしないようにメンテしました。

 

クリプロ愛用者で刺さっても反応しないなどの誤動作などで悩んでいる方などは、セグメントのメンテをすると効果覿面なので、是非試してみてください。

(ただオイラのクリプロは最近出た国内流通物ではない、国内保障のないの輸入品なのでメンテの為にボートを勝手に開けましたが、国内保障がついている機械は個人で勝手に開けると保障が無くなるはずなので、メンテは自己責任でして下さい。)

 

クリプロ内部

クリプロ2

 

メンテでボードを開けたついでに、以前から気になっていたクリプロの打撃音(結構うるさい)の軽減が出来ないかと考え、旧型の業務用のEボードを20g対応にする際、セグメントの裏側に薄いゴムシートを設置して衝撃を軽減させたと言う話を思い出して、画像では判りずらいですがクリプロの本体の裏蓋のセグメントの裏側にあたる部分に、クッション剤として厚さ0.2mmのダーニングテーブルなどの上にひく透明のビニールシートを一面に貼り付けてみました。

 

0.2mm程度のビニールシートを1枚貼っただなので(試しに2枚貼りをしたら動作不良を起こしたので)、打撃音は少々しか軽減されまませんでした。

(このやり方ではクリプロの構造上、打撃音を静かにするのは難しそうです)

 

たまたまこのBlogを読ん頂いた方で、クリプロの打撃音を静かににする良い方法を知っている方がいたら、教えて頂けませんか?コメント書き込み宜しくお願いします。

  

・・・「クリプロ」なんか淫美な響きだな~

・・・なんてたって「クリ」の「プロ」ですよ・・・ん~淫美だ!

・・・いつも下品な「落ち」ですみません m(_ _)m

 

Tripleight Rasetu&Rasetu3とTrinity 羅刹&Mars18の比較

 

今回はTripleightのラインナップの中でもTrinityからほとんどそのままのバレル重量やバレルデザインを引き継いだ「Tripleight Rasetu」とベースモデル「Trinity 羅刹」、「Tripleight Rasetu3」とベースモデル「Trinity Mars18」の同系2種4モデルの比較をバレル実測や重心位置の検証などをしながら比較してみたいと思います。

■バレル比較画像■

バレル比較22-1

左より 羅刹,Mars18,Rasetu,Rasetu3

 

「Trinity 羅刹」と「Tripleight Rasetu」は大元のベースモデルの「Trinity Mars18」のバレル外径を全体的に一周り細くし、バレルの刻まれている「リング状の刻み」を浅くして、「刻み」の指のかかりを抑えたモデルで、「Tripleight Rasetu3」は「Trinity Mars18」のバレルデザインをほとんど変えずに受け継いだ後継モデルになります。

 

「羅刹」と「Rasetu」のリング状の刻みは、指が滑るのを防ぐ為に、ほんの少しだけ指にかかる程度の滑り止めの様な浅い刻みで、細身の抑え目のトルビードバレルと合わせる事で、グルーピングのしやすさと指離れやコントロール性の良さを重視した実戦的なバレル設計の様です。

 

上記2モデルのベースモデルにあたる「Mars18」とその後継の「Rasetu3」の刻みは、しっかりと指に食いつく無い程よいグリップの指離れの良い「リング状の刻み」で、Tバー効果を得られるトルビードタイプのバレルを合わせる事で、飛びの良さとコントロール性の良さを兼ね備えた扱い易いバレルの設計になっている様です。

 

この2種類のバレルタイプは、バレル外径の太さは若干違いますが共にトルビードタイプのバレルで、同じリング状の刻みでもグリップ(指のかかり)が全然違うので、グリップ弱めで指離れの良いバレルが好みでグルーピング&コントロール性を重視したバレルが良い人には「羅刹」か「Rasetu」を、しっかりとしたグリップの飛びの良いバレルが良い人には「Mars18」か「Rasetu3」が向いているバレルになります。

 

尚、上記のコメントには今回も個人的見解が多分に含まれています。

  

■Trinity 羅刹■

羅刹22

Trinity 羅刹:110選手の要望を取り入れTrinity Mars 18gの全体のシェイプを細くし、カットも浅くリリースの邪魔をしないように変更し、さらに鋭い飛びを追求した、フルチューンモデルです。

(某ショップコメント参照)

 

■Tripleight Rasetu■

Rasetu 22

Tripleight Rasetu:「戦いの中で生まれた」をコンセプトに110選手の要望を取り入れMars 18gを全体のシェイプを細くし、カットも浅くリリースの邪魔をしないようにフルチューンしたモデル、少量生産で入手しづらかった「Trinity 羅刹」を、重心を微妙に変更する事で、より扱いやすくTripleightチューンし、レギュラーラインナップにして入手しやすくした、(110)伊藤健太郎(日本代表)モデルです。

(Tripleight HP コメント参照)

 

■Trinity Mars18■

Mars18

Trinity Mars 18:完成系へ 初代Marsをよりシャープにリデザインし、ストレートに近づけながら、トップ部分に膨らみをもたせる事によりテイクバック時の指に掛かるプレッシャーを構えた時のプレッシャーとほぼかわらないよう設計しまています。

先端部分のシェイプは、ポイントにジャストフィットするよう調整し、多くのプレイヤーに対応できるバレルの設計になっています。

(某ショップコメント参照)

 

オイラの所有する「Mars 18」は最近オクで入手したもので少々の使用感はありますが、程度のわりに比較的手頃な落札価格で入手する事が出来ました。

 

■Tripleight Rasetu3■

Rasetu3 22

Tripleight Rasetu3:「完成形へ」Trinityのレギュラーラインナップの中でも、特に人気の高かったこのモデル(Mars18g)、そのベストセラーモデルを全てにおいて、リテイク、より一層の使いやすさを実現させました。

(Tripleight HP コメント参照)

 

■バレル実測データ■

 

羅刹 (18g) 実測データ

バレル長:約41.99mm

バレル最大外径:約6.69mm

ティップ側2baメスネジ深長:約8.25mm

シャフト側2baメスネジ深長:11.49mm

バレル重量:約16.5g (トータル・ウエイト18gモデル)

 

Rasetu (18g) 実測データ

バレル長:約42.03mm

バレル最大外径:約6.66mm

ティップ側2baメスネジ深長:約8.7mm

シャフト側2baメスネジ深長:約9.5mm

バレル重量:約16.6g (トータル・ウエイト18gモデル)

Mars (18g) 実測データ

バレル長:約42.17mm

バレル最大外径:約7.00mm

ティップ側2baメスネジ深長:約11.02mm

シャフト側2baメスネジ深長:約15.54mm

バレル重量:約16.5g (トータル・ウエイト18gモデル)

 

Rasetu3 (18g) 実測データ

バレル長:約42.05mm

バレル最大外径:約6.99mm

ティップ側2baメスネジ深長:約11.53mm

シャフト側2baメスネジ深長:約14.16mm

バレル重量:約16.6g (トータル・ウエイト18gモデル)

 

■バレル実測データは、すべてデジタルスケール(0.01g単位)とデジタルノギス(0.01mm単位)を使い実測しました。

尚、実測データは、各セット内のバレル間に重さや寸法に少々の「バラつき」が有るので、所有セット内の平均値で表示しています。

■バレル比較UP画像■

 

羅刹&Rasetu(同系モデル)

羅刹&Rasetu

左より 羅刹,Rasetu

 

Mars18&Rasetu3(同系モデル)

Mars&Rasetu3

左より Mars18,Rasetu3

 

羅刹&Mars18

羅刹&Mars

左より 羅刹,Mars18

 

Rasetu&Rasetu3

Rasetu&Rasetu3

左より Rasetu,Rasetu3

 

■バレル重心比較画像■

比較22-2

左より 羅刹,Rasetu,Mars18,Rasetu3 黒線が重心位置

 

4モデルとも、バレルシェイプとフロントウエイト工法(ティップ側よりシャフト側の2Baネジ部が深い)により前重心のバレルになっています。

 

TripleightのモデルよりTrinityのモデルの方がフロントウエイト工法の設定で重心位置が若干前にあるようで、羅刹&RasetuよりもベースモデルにあたるMars18&Rasetu3の方が重心位置が若干前方にあるようなので、重心位置的にはMars18、Rasetu3、羅刹、Rasetuの順で前重心の設定のバレルになります。

 

■同系モデルの差■

「羅刹」と「Rasetu」、「Mars18」と「Rasetu3」などの同系モデルの差は、刻みなどは新しい物の方が、エッジのかかりが良いので、Tripleightのモデルの方が良い様に感じますが、同じ程度使い込んだら多分違いは判らない程度の差です。

 

重心位置的にみると、Trinityのモデルの方が若干飛びが良い様に思いますが、逆に言うと、Tripleightのモデルの方が少々コントロールしやすい(?)様に設計されている様です、この差は判る人には判るのかもしれませんが、細かい事には拘るくせに、肝心な所が大雑把なオイラにはさほど差は感じられませんでした。

 

同系モデルの差は微妙な差なので、乗り換えを考えている方は輸入バレルなどの同モデルロット違いなどと比べても、違和感無く乗り換えられると思います。

 

同系モデルの比較はマニアックな差が出ない比較なので、文章では伝わり難い細かい比較インプレッションは省き、実測データと画像中心でどどめたいと思います。

・・・決して手抜きではありません (文章を考えるのが面倒な訳ではない)

・・・いや手抜きかも (本当は面倒でした 言い訳:体調を崩したもので)

・・・どうもすみません m(_ _)m (面倒だから、とりあえず謝っておこう)

  

尚、「Trinity」と「Tripleight」には今回比較しているモデル以外にもほとんどバレルデザインやトータルウエイトなどもの変わらないモデルが他にも3種ほどあります。

 

Trinity Saturn18→Tripleight Ninja

Trinity 京都モデル→Tripleight Zen

Trinity 虎徹→Tripleight Kotetsu

 

上記の両メーカー3種のモデルも、ほぼバレルデザインとトータルウエイトの変わらないモデルですが、Tripleightのモデルに関しては入手していますが、Trinityのモデルは20gタイプメインに集めていたのでコレクションの中に残念ながらありません。

 

Trinityの「Saturn18」はオクなどでも比較的手頃な価格で入手出来ますが、生産終了(?)の「京都モデル」と「虎徹」は相場が高いのでチョット手がでません。

 

もしそれらを入手する機会があれば今回と同じ様に比較をUPしたいと思います。

(・・・しかしあまり当てにはしないでください。)

 

余談ですが、オイラはBlogで記事をUPするモデルは、毎回、超音波洗浄器でクリーニングをしてから画像を撮るので、今回は同系モデルの比較になるので、混ざるとどちらがどちらのモデルか判らなくなる可能性があったので(特に羅刹とRasetu)、普通の時より混ざらない様に気を使ってクリーニングや実測などをしました。

オイラはこの手の同系モデルは、普段は収納ケースをメーカー&ウエイト別に別けて、尚且つフライトも別の物を着けて間違わない様にして保管しています。

(どうせめったに投げないのセットが多いんだから、投げないバレルは付属ケースで保管すれば良いと思うのですが、オイラには変な拘りがあり、すべてのバレルをすぐに投げられる様にセッティングして収納ケースに保管しています。)

 

P・S:オイラは所用で数日前まで、5日間程出張をしてまして、久しぶりに都内(23区内)に2日程泊まりました。(現在オイラは同じ東京都でも23区外の空気の良い自然豊かな←[モノは言い様だが・・・]田舎に住んでいます)

 

オイラは仕事などで都内にいる時は、会社の事務所を利用して、御茶ノ水に寝泊りをするので、ダーツを投げたくなった時は、蒲田の「Unicorn」や御茶ノ水の「Blue Arrow」などのダーツバーに行きます。

 

両店ともマシンを10台以上置いてある比較的大きめの箱のダーツバーで、何時いっても大抵投げられるので、都内で時間が空いた時などはよく利用しています。

 

蒲田のUnicornはJR蒲田から徒歩2分程の所にあり、オイラの都内の行動範囲では人と待ち合わせして利用するのに便利なので、今回も友人と夕食がてら待ち合わせをして、投げに行きました。

 

御茶ノ水のBlue Arrowは今回の出張中も2度ほど行きましたが、オイラが寝泊りする会社の事務所の近所(徒歩1分程度)の、神田小川町の交差点の近くにあり、昼間(PM7時まで1ドリンク制)だと30分投げ放題で300円と、まるで漫喫の様な料金で投げられる、一人の練習などにも最適の都内の穴場のダーツバーです。

 

両店とも小奇麗な、感じの良いダーツバーで、仕切も低く、一見さんでも気軽に入ることの出来るので、近くに行く機会があれば是非いってみてください。

 

話は変わりますが、最近、オイラは無理すると、すぐ体調を崩す(年なので)ので、出張中は色々な意味で無理をするので、体調維持の為ユンケルが手放せません。

(今回も朝夕1日2本ずつノルマの様に飲んでいました。尚、文中の「無理」とは非常に体を酷使するア~ンな意味やコ~ンな意味があります。)

 

・・・出張中は息子のJonny(安食氏ではありません)もユンケル効果で暴れん坊だったので、昼夜問わず暴れまくっていましたが、出張から戻り、ユンケルを飲むのやめたとたん、ツケが出て、体中の関節が痛くなり熱を出して寝込みました。 (T_T)

・・・Jonnyと言えば、オーダーを入れておいた、即日完売したAstra Dartsの最新作Jonny Type3のオーダー確認の連絡がありました (/´∇`)/ ヤッタ~

・・・Type3が手元の届いたら、他の2タイプの「Jonny」との記事をUPします。

・・・それはそうとオイラも年を考えて「遊び」もほどほどにしなきゃマズイな (-_-;)

 

 

Samuraiシリーズ最新作 Type5 南雲モデル Type1~4との比較

 

10/21日に発売され即完売した人気の高い国産ダーツ、TIGAのSamuraiシリーズの最新作Tyep5(南雲モデル)の紹介と、他のSamuraiシリーズ4種Tyep1~4を、バレル実測や重心位置、刻みの違いなどを検証しながら比較したいと思います。

 

■Samurai Type 5 Nagumoモデル■

Samura5

Type5:10/21日にnet先行発売され、即完売したSamuraiシリーズ最新作、開発協力にダーツライブランキング上位者、南雲氏を迎えた、Samuraiシリーズ初のプレヤーモデルで、コントロール性、飛びの良さは絶品です。

 

Type5のバレルデザインはSamuraiシリーズ独特の個性を強調した斬新なデザインになっていますが、バレル自体はType3のバレルシェイプに丸みを持たせた様なトルビードと言うよりもどちらかと言えば細長いスタンダードバレルと表現した方が合っているバレルで、癖の無い投げ手を選ばないバレルだと思いました。

 

重心位置に関しては、Type5は他のSamuraiシリーズとは違い、ティップ側のネジ部の深さをシャフト側より深くする事により、ニュウトラルな若干の前重心バレルになる様に設計されている様です。

 

「刻み」に関してはバレルセンターから後方にかけてType3より若干広い間隔でを「リング状の刻み」を配し、バレルセンターに2本の幅広い「U型のリング状の刻み」があり、その前方には(Type2、3の前方に縦のラインが刻まれた位置)先の方が細くなる「逆涙型の縦のライン」が刻まれており、さらに前方のSamuraiシリーズ共通のティップ周りの丸型の刻みは浅い「点の様な刻み」になっています。

 

実際に指がかかる後方の「リング状の刻み」のグリップは、シャークカットモデルのType1や2ほど強くはないですが、と言って弱い訳でもなく、しっかりと指に食いつく嫌味の無い程よいグリップを生み、指離れの良い扱い易い刻みの様に感じました。

 

個人的な感想になりますが、オイラはまだType5をあまり投げ込んではいないのですが、バレル自体にさほど慣れていなくても思いのほか狙った所に集まるコントロールしやすい万人向けのバレルだなと感じました。

 

Type5は今まで「Samuraiシリーズはチョット癖がありすぎて」と敬遠されていた人にも是非投げて頂きたい、斬新なバレルデザインのわりに非常に扱い易いバレルに仕上がっています。

 

(尚、上記のType5のコメントを書くのにあたって「投げ手を選ばない」、「万人向け」、「扱い易い」等の表現を使いましたが、個人的感覚の表現で、単にオイラに合っていて扱い易いバレルという話で、「合う・合わない」などは人それぞれなので参考程度に考えて、コメントを鵜呑みにはしないでください。・・・また無責任な!)

 

■Samurai Type 1■

Samura1

Type1:前重心のトルビードバレルに細かいシャークカットが全面に配されており、どの様なグリップ位置にも対応し指にフィットするバレルです。

 

Type1はSamuraiシリーズのなかでグリップ(指のかかり)は一番強いのですが、Type1で使われている細かいシャークカットはその形状上エッジ欠けがしやすいカットになり、コストパフォーマンスは決して良いモデルとは言えません。

(・・・ま、Type1に限らず国産バレルは価格が高いので、コストパフォーマンス的にはどのバレルも良いとは言えませんが)

 

しかし耐久性は落ちますが、シャーク(逆エッジ)を細かくすることによりグリップ力を高めたトルビードバレルは、スイングしたパワーを最大限にダーツに伝え事が出来、同様にバレル全面にシャークカットを施した、MJのRadical Edge01やAlan GlazierのShark Gripなどと比較をしても、刻みの指への食いつきが絶品のバレルになります。

 

しかしケチなオイラはエッジ欠けするのがイヤでType1をあまり使っていません。

  

■Samurai Type 2■

Samura2

Type2:滑らかなシャークカットとフロントの縦ラインによって添えた指に引っかかることなくまっすぐ押し出せるように設計されており直進性が優れたデザインです。

 

Type2のシャークカットは、前回のUPで紹介したXXXのBULLETと同様にエッジの部分をバレルシェイプに沿って1mmほど大きく残した耐久性のあるシャークカットで、バレルの2/3にわたり大きい7つのシャークカットが等間隔に刻まれていて、強いグリップを得られる刻みになります。

 

Type2はSamuraiシリーズ中一番の重心位置が前方のバレルで、バレルシェイプもシリーズ中一番絞られたシェイプになり、バレルシェイプによるTバー効果やバレルの重心位置、グリップの強いシャークカットなどの相乗効果で「飛びの良さ」を重視した設計のバレルになっていて、Samuraiシリーズのなかで一番飛びの良い(個人的感覚)バレルになります。

 

■Samurai Type 3■

Samura3

Type3:バレルセンターあたりからバレル後方に向かって徐々に絞られるバレルシェイプとしっかりとしたグリップ感が得られる深めのリング状のカットでTバー効果も得る事が出来、重心位置を若干の前重心に留める事で扱いやすいニュートラルな設計を施した、飛びの良さとコントロールのしやすさを両立させたバレルになります。

 

Type3に刻まれている「リング状の刻み」は指に食いつきながらも引っかかることなく投げる事が出来、扱い易い様に設計された「刻み」になっています。

 

■Samurai Type 4■

Samura4

Type4:投げやすさ、持ちやすさを追求し設計されたストーレートタイプ!

バレルのグリップにこだわり、長さと太さを兼ね備えた究極のストレートタイプです。

 

Type4の重心位置に関してはセンター重心のバレルだと聞いていたのですが、実際に重心位置を検証してみると、刻みがバレルの前方に無いのが影響しているのか、若干の前重心バレルになる様に設計されているようです。

 

Type4のバレルは重さ(トータル19g)と太さ&長さをすべて両立する為、PUMA Viscountシリーズと同様のSamuraiシリーズ唯一の中空バレル(バレルの芯をくり貫いた)になっています。

 

Type4で使われているシャークカットのエッジは見た目ほど強くなく、指に引っかかってコントロール性に欠ける様な事はさほど心配しなくても良い、グリップ抑え目のシャークカットに仕上げられています。

 

一般的にはタングステンのストレートバレルは「細ければ細いほど良い」みたいな所がありますが、あまり細いバレルはオイラみたいな手の大きい人間にはかえって扱いづらく、Type4の様に持ちやすい程よい太さのストレートバレルの方が扱い易いです。

(オイラは細いバレルを使うと指がつりそうになります。・・・年のせいなのか?)

 

■バレル実測データ■

Samurai Type 5 Nagumoモデル

バレル長:約41.6mm

バレル最大外径:約6.89mm

ティップ側2baメスネジ深長:約9.04mm

シャフト側2baメスネジ深長:約8.21mm

バレル重量:約17.2g (トータル・ウエイト19gモデル)

Samurai Type 1

バレル長:約41.0mm

バレル最大外径:約6.8mm

ティップ側2baメスネジ深長:約7.23mm

シャフト側2baメスネジ深長:約8.04mm

バレル重量:約17.3g (トータル・ウエイト19gモデル)

 

Samurai Type 2

バレル長:約40.05mm

バレル最大外径:約6.99mm

ティップ側2baメスネジ深長:約7.18mm

シャフト側2baメスネジ深長:約7.65mm

バレル重量:約17.0g (トータル・ウエイト19gモデル)

Samurai Type 3

バレル長:約41.05mm

バレル最大外径:約6.78mm

ティップ側2baメスネジ深長:約7.39mm

シャフト側2baメスネジ深長:約7.65mm

バレル重量:約17.2g (トータル・ウエイト19gモデル)

 

Samurai Type 4

バレル長:約43.44mm

バレル最大外径:約7.01mm

ティップ側2baメスネジ深長:中空バレル

シャフト側2baメスネジ深長:中空バレル

バレル重量:約17.3g (トータル・ウエイト19gモデル)

 

■バレル実測データは、すべてデジタルスケール(0.01g単位)とデジタルノギス(0.01mm単位)を使い実測しました。

尚、実測データは、各セット内のバレル間に重さや寸法に少々の「バラつき」が有るので、当方所有セット内の平均値で表示しています。

 

■バレル比較画像■

21-3

上より Type1,Type2,Type3,Type4,Type5

  

バレル長はType4が一番長く、ついでType5、Type3、Type1(1と3はほぼ同じ)でType2が一番短いバレルになります。

 

バレルの外径はType4が一番太く、ついでType2、Type5、Type1、Type3(1と3はほぼ同じ)の順で細くなっていきます。

 

Type1、2、3,はトルビードタイプバレルで、バレルの前方から後方に向かって徐々に絞られるバレルシェイプで、刻みの種類などは違いますがType1,3のバレルシェイプはほぼ同じ様なシェイプで、Type2のシェイプは他の2種よりもバレル長が短かくバレルの外径が太い分、同じトルビードタイプでも他の2種よりも絞りこまれたバレルシェイプになっています。

 

Type4は長さと太さを兼ね備えたストレートバレルになり、Type5は扱い易そうな若干前方が太めの細長いスタンダードタイプのバレルシェイプになっています。

 

Samuraiシリーズの刻みのグリップ(指のかかり)に関しては、どのタイプも結構良いグリップがあるバレルばかりなのですが、細かいエッジが効いているType1が一番強く、ついで同じシャークカットでもバレルシェイプによりTバー効果得られているType2が続き、つぎにシャークカットのストレートのType4、リング状の刻みのType3、Type5(3と5はほぼ同じ)の順でグリップが良い様に思います。

 

■バレル重心比較画像■

20-4

左より Type1,Type2,Type3,Type4,Type5 黒線が重心位置

 

重心位置はType2が一番前重心のバレルでついでType1、スタンダードタイプながらバレルの前側の方が若干太いType5と続き、ストレートでセンター重心のはずのType4はカットの配置の関係なのか画像の様に実際に検証をしてみるとType3よりも重心位置が若干前方になっていて、Type3はバレルシェイプとは相反して重心位置はセンターに近いバレルになっています。

(実際に重心位置を検証してみると見た目では判断出来ないなと思いました)

 

「飛び」の良い事で知られるSamuraiシリーズ、「飛び」に関してはグリップ位置などにもよって違うと思うので、個人的感覚になるのですが、バレルシェイプや重心位置やシャークカットの相乗効果でType2が一番良く、ついでグリップの強いType1と続き、ストレートだが若干の前重心バレルで刻みがシャークカットのType4、スタンダードタイプのバレルが持ち易い分(3フィンガーで)、力が伝わり易いType5、Type3の順で「飛び」の良い様に感じました。

 

バレルのコントロール性はこれもまた個人的感想ですがType5が一番扱い易く、ついでType3、Type4、Type1、Type2の順に癖があるバレルの様に感じました。

(・・・しかしひねくれ者のオイラは個人的には一番癖のあるType2が好みです。)

 

以前「Type4の記事」の時にも述べましたが、Samuraiシリーズは個人的に一目見て「SAMURAI」と判る独特の生産コストが高そうなバレルデザインが好きで、好みのバレルタイプでなくても、今後も新型が出れば手に入れ続けると思います。

(オイラが個人破産でもしなければ・・・可能性はゼロでは無い) (-_-;)

 

Type6は何時出るのかな~今から楽しみだ~!

 

 

P.S:話は変わりますが、最近、近所(徒歩2分程度)の親戚(年下の仲の良いT君)が経営しているゲームセンターにリースUPのスペクトラムが置かれました。

 

スペクトラム

昼間、お客が少なく電源が入っていない時などは(これはこれで問題なのだが)、勝手に起動をかける様なほとんどオイラ専用のスペクトラムで近所と言う事もあり、暇をみては(実際にはやる事があっても・・・これこそ非常に問題なのだが)仕事の合間をぬって投げ込みに通っています。

 

しかも現在、諸事情で、ガレージを取り壊して置き場の無くなったオイラのカスタムバイク(DS11)をそのゲーセンの倉庫に置かして貰っていて、世話になっているのに、人の良いオーナーのT君が文句を言わないのをいい事に、ほとんど金もいれずにスペクトラムを毎日のようにガンガン投げ込んで恩を仇で返している状況です。

(8割は空投げで小一時間投げ込んで、コーヒー代込み500円も払えば良い方)

・・・しかもたまに設定をサービスタイムにしてもらいタダで投げる事もある。

・・・しかもセグメントの痛みも気にせず、BullsのTefoを使って投げ込んでいる。

・・・さすがに無神経で通っているオイラも、ちょっとは気が引けるが

・・・物欲の塊のオイラは形が残るモノ以外にはあまり金を使いたくない。

 

型古とはいえ、やはりスペクトラムは良いね~

クリプロと違い「Bull」の音が気持ち良いよね~

(滅多に金は入れないが・・・T君すまん m(_ _)m )

 

これでまたケチなオイラのダーツ環境が良くなった! (^-^)v

 

XXX (Triple X):BULLET、木津克モデル、TOP HEAVY

先日、新型の3タイプのダーツ「PREDATORシリーズ」を発売した国産ダーツメーカーのXXX (Triple X)、今回はそのXXXが今年の3月に第一弾として先立って発売した「BULLET」、「木津克モデル」、「TOP HEAVY」の3タイプのバレルをバレル実測や重心位置などを検証しながら紹介したいと思います。

XXX

XXX (Triple X):w.e.x.R&D(所在地:岡山県岡山市奉還町1-9-4)から発売されている、完成度が高いと評判の良い、国産ダーツメーカー。

 

XXXのバレルのラインナップには今年の3月に発売した「BULLET」、「木津克モデル」、「TOP HEAVY」の3タイプ(20g)と、途中で追加された「木津克モデルの18gモデル」と、先日、新発売された「PREDATORシリーズ」1,2,3(各18&20g展開)の合計6タイプ10モデルがあり、全モデル定価15,750円(税込)です。

  

■XXX BULLET■

BULLET 20

BULLET(20g)実測データ

バレル長:約41.03mm

バレル最大外径:約7.22mm

ティップ側2baメスネジ深長:約9.15mm

シャフト側2baメスネジ深長:約17.24mm

バレル重量:約18.2g (トータル・ウエイト20gモデル)

 

BULLET:バレル形状が持ち易そうな手の中に程良くフィットするバレルシェイプのスタンダードタイプの「刻み」がシャークカットのバレルで、バレルの形状が「DMC Hawk」や「Bottelsen Devastators」などに似ています。

 

シャークカットの形状は、「Hawk」のエッジが鋭角にカットしているのに対して、バレルシェイプに沿って約0.5mmほど残しカットしており、シャークカットの耐久性を高め、指のかかりも程よく調整されています。

 

バレルの形状的にはセンター重心なるはずの重心を、2Baメスネジ部の深さを前方より後方を深くする事により(Trinityと同じ工法)重心位置を前方にずらし、前重心バレルになる様に設計されています。

 

■XXX 木津克モデル■

木津克モデル 20

木津克モデル(20g)実測データ

バレル長:約45.04mm

バレル最大外径:約6.5mm

ティップ側2baメスネジ深長:約8.67mm

シャフト側2baメスネジ深長:約8.95mm

バレル重量:約18.2g (トータル・ウエイト20gモデル)

 

木津克モデル:広島のカリスマプレイヤー木津克さんのプレイヤーモデル、細かい「リング状の刻み」が無数に刻まれたストレートバレルで、そのカットの美しさは、日本の金属加工技術の高さを思い知らされます。

 

カットの幅は比較的狭いので、指にかかりすぎることはなく、握りの強さでかかりを調整でき、スローイング時は指をすべるように抜けていく感覚が心地よいバレルに仕上がっています。

 

木津克(キヅ マサル):1976/04/09(28歳) 日本代表や各トーナメントなどで活躍している広島のソフトダーツ堺を引っ張る男前(モデルかと思うほど)のカリスマプレイヤー、広島の「ルイード」と言うダーツバーに勤務していて、以前(?)は「DMC Sidewinder 20g」(2モデルあるDMCのストレートバレルのうち、「刻み」の細かい方)を使用していました。

 

「木津克モデル」だけは、先行発売のラインナップで唯一18&20gの展開がされていて、トーナメント対応(トータル18g)を意識したモデルになっています。

 

■XXX TOP HEAVY■

TOP HEAVY 20

TOP HEAVY(20g)実測データ

バレル長:約41.17mm

バレル最大外径:約7.27mm

ティップ側2baメスネジ深長:約13.63mm

シャフト側2baメスネジ深長:約11.52mm

バレル重量:約18.2g (トータル・ウエイト20gモデル)

 

TOP HEAVY:多くのプレイヤーに好まれる「DMC Raven」の様な、名前の通りの前重心バレルで、バレル前方が太く、真ん中で大きくシェイプしたデザインで、グリップ位置によっては高い「T-バー効果」が期待できます。

 

「TOP HEAVY」の様な極端な前重心になってしまうバレルの形状は、使いこなすのが難しいといわれていますが、「TOP HEAVY」は「BULLET」と逆の工法(2Baメスネジ部の深さを前方より後方を浅くする)で内部の重心を後方にずらす事により、過度に前重心にならない様に設計されています。

 

トルビード好きのオイラには、この「TOP HEAVY」がXXXのラインナップの中では個人的には一番好みのバレルになります。

(実際はあまり投げ込んでいませんが・・・)

 

■バレル実測データは、すべてデジタルスケール(0.01g単位)とデジタルノギス(0.01mm単位)を使い実測しました。

尚、実測データは、各セット内のバレル間に重さや寸法に少々の「バラつき」が有るので、当方所有セット内の平均値で表示しています。

 

■バレル比較画像■

20-4

左より BULLET、木津克モデル、TOP HEAVY

XXXの先行発売モデル3タイプはDMCを強く意識したバレルデザインが多く(オイラ的に見て)今回、紹介している3タイプのバレルは「BULLET」→「Hawk」、「木津克モデル」→「Sidewinder 」、「TOP HEAVY」→「Raven」を意識してデザインされている様に思えます。

 

XXXのバレルは各タイプ共、バレルの表面仕上げやカットなどが、これぞ「国産」という様な「仕上げの良い」(工芸的に)バレルばかりで、特に「木津克モデル」の「刻み」は非常にきめ細かい精密な、芸術的とも言える様な仕上がりをしています。

(オイラは「刻み欠け」をするのが勿体なくてXXXのモデルはあまり投げていません。)

 

XXXのモデルは完成度が高いと言われていますが、今回、この記事をUPする為にバレルの実測をしてみて、改めて気がついたのですが、XXXのバレルセットは他の国産メーカーなどと比べてもセット内の実測数値が非常に近く、バレルウエイトなどは0.01g単位のデジタルスケールでの計測で当方所有セット内最大差0.02g以内、モデルによっては全く同じと高精度のバレルセットばかりでした。

(あくまでも当方所有のセットの話ですが・・・)

■バレル重心比較画像■

20-3

左より BULLET、木津克モデル、TOP HEAVY 黒糸が重心位置

 

「BULLET」は若干の前重心のスタンダードタイプバレル

「木津克モデル」はセンター重心のストレートタイプバレル

「TOP HEAVY」は前重心のトルビードタイプバレル

 

今まで一度も触れていませんでしたが、実はこのBlogでは「重心位置」を決めるのに、張った糸の上にバレルを十字になるように水平直角に乗せて「バランスが取れるバレルの位置を重心位置と決める」という、非常に原始的な方法を使っています。

(原始的ですが一番正確な気がするので・・・ただ同じモデルでも製造時の誤差で、バレルによって重心位置が少々違うと思うので参考程度に考えてください。)

 

尚、バレル単体の重心位置なので、シャフトやフライトなどをセッティングすると当然重心位置は後方にずれますので、その事を考慮して観てください。

 

■新作PREDATOR シリーズ■

新型「PREDATORシリーズ」は、前回のP.S欄で紹介をした「PUMA Matchplay」を購入した某netショップのメルマガで存在を知ったばかりの状態で、XXXのHPでもまだ発表されていないので(XXXのHPはあまり更新されない様で、「木津克モデル 18g」の情報さえUPされていません)、オイラはこの新型のシリーズが全タイプ、トータルウエイト18&20gの各タイプ2種類のgモデル展開(トーナメント対応を意識してか?)と言う事以外、残念ながら細かいスッペックなどは何もわかりません。

 

とりあえずメルマガ発信元の某netショップHPに画像だけはありましたので、勝手ながら転載させていただきました。

ショップ関係者の方すみませんね~宣伝だと思って許してください。

 

■PREDATOR 1■

Predator 1

■PREDATOR 2■

Predator 2

■PREDATOR 3■

Predator 3

 

画像を観ると「PREDATORシリーズ」は、先行発売モデルと違いDMCを意識したバレルデザインではなく、実物を入手していないので断言は出来ませんが、仕上げも実用的(耐久性のありそうな)な新しいコンセプトデザインの様ですね。

 

以前「BULLET」の紹介でチョット触れたが新型でも使われているXXXのケースは手の込んだ高級そうな「XXX」の焼印入りの木製のケースで、このケースはダーツを入れたまま振ると中でダーツがケースと当たる音が「コツコツ」と聞こえる様なバレルのホールド性があまり無いケースで、実際のところ格好だけで実用性はあまりありません。

(結構コストがかかっているケースの様なので、個人的にはケースを付けずに値段を下げるか、もっと実用性のあるケースを付けて欲しかった。)

 

P.S:今回実測したXXXの3タイプは以前から所有していて、「ネタ」が無くなったらその内UPしようと思っていた「保存ネタ」なのですが、新型「PREDATORシリーズ」の発売を知り、「ネタ」が古くなりすぎて使い物にならなくなる、この機会を逃したらマズイと思い、急きょこの記事をUPしました。

(実はオイラは意外とそこいら辺は気にしているんですよ) (^_^;)ヽ

  

今回は、急きょUPする事にしたので「ダーツ○ール」のメルマガからは多少は手を加えましたが「旧型」3タイプのコメント、「マキ○ム」のメルマガとHPからは新型の情報と画像と、2店舗のnetショップのメルマガなどを活用させて頂きました。

ショップのメルマガは登録しておくと良い情報元になりますよ。

みなさんも登録しましょう!(担当者の方、本当にご苦労様です。)

 

尚、今回からバレルのサイズやシェイプなどが判りやすい様に、出来る限りバレル画像のバックに1mm方眼紙を使用する事にしました。

(以前のバレル画像も差し替えようかと思いましたが、面倒なのでご勘弁を)

・・・ところで実は現在3つ程の記事を同時進行の形で書いている。

・・・それ以外にもまだ「保存ネタ」も数点はある。

それなのに次回は先日10/21日に発売され即完売した「SAMURAI 5 」(南雲モデル)を紹介したいと思います。(昨日、届いたばかり!)

・・・なんか最近このBlogの為に、バレルを入手している様な気がする。 (^_^;)ヽ

・・・「ネタ」は鮮度が命!

10/29日追記:D.B.L.発足一周年記念

【一周年記念だから共通テーマでBlog書いてみよう!】

【共通テーマ】今までダーツBlogを書いていて一番印象に残ったこと・楽しかったこと

オイラの場合、月3のペースでしかUPしないので、一昨日UPしたばかりなので「追記」と言う形をとらせて頂きます。

(もっとUPすれば良いじゃないかという話もありますが、なにせこのBlogはバレル実測などがメインのBlobなので、趣味に関しては経済観念の崩壊したオイラの財布にも限界がありますので・・・)

このBlogをUPする様になってから、Net上で知り合いになった方々から、「ソフトなダーツ(このBlog)知っていますよ」などとメールに書かれるような事が度々ある様になり、それをきっかけにその方達とまた新たな関係が築く事が出来る事かありました。

また、コメントの書き込みもD.B.L.に登録してから、色々な方に頂ける様になり、観て頂いてる方からの反響が直接感じられるようになり、BlogをUPするのに気合が入りました。

気になった事や間違いなどがあれば気軽にコメントを入れて下さいね。

(間違いなどは書き直しますので・・・今でもUPする度に後から書き直してますが)

 

このBlogを基点にダーツに関する自分の新たな世界が広がり、今ではこのBlogをはじめて良かったなと本当に思っています。

今後もこのBlogを書き続け、日本中に知り合い(?)を作るぞ~。 (^-^)v

 

Winmau Wanton Special、Trinity Venus、Tripleight Ran の比較

今回はWinmauから出た、「ワンタン」こと渡辺紘士のプロモデル「Wanton Special」の18g&20gモデルの紹介と、同氏が以前(?)使用していた「Trinity Venus」(20g)と、その後継機にあたる「Tripleight Ran」(18g)の4つのバレルを、バレル実測や重心位置などを検証しながら比較したいと思います。

■バレル比較画像■

比較19-1

左より Wanton Special 18&20、Venus 20、 Ran

 

バレル長は「Wanton Special 20」が一番長く、「Venus」と「Ran」はほぼ同じ長さで、「Wanton Special 18」が他の3種よりかなり短めになります。

 

バレル外径は、「Venus 20」が一番太く、ついで「Wanton Special 18&20」、「Ran」 の順で細くなっていきます。

 

4種共に基本的には同じ様なトルビードタイプのバレルで、前方ティップ側から後方シャフト側に向かって徐々に絞られるバレルシェイプで、共に使用されている「リング状の刻み」と合わせると、「Tバー効果」でスイング時の「押す力」がバレルに伝わり、「推進力」が得られるバレルデザインされています。

 

■Winmau Wanton Special 20 & 18■

19 W.SP

上より Wanton Special 20、18

Winmau Wanton Special:25年以上も日本のダーツシーンをリードし続けたトッププレーヤー渡辺紘士氏・ワンタン自身手による、文字道りの「ワンタン・スペシャルモデル」を本場イギリスの老舗トップダーツメーカーWINMAU社が満を持して制作した熱烈なダーツプレーヤー待望の最高位プロモデルです。

(パーケージ裏の紹介コメントを抜粋)

 

ワンタン:渡辺 紘士(わたのべ ひろし)

25年間以上、ダーツの第一線で活躍している達人(トッププレーヤー)。

2004年のアジア・パシフィック大会では、日本人としては初めて優勝をしている。

日本人初(?)の海外メーカー契約選手。

著書:大人の遊び ダーツ&ビリヤード入門

  

「Wanton Special」はタングステン90%バレルで、バレルに[WINMAU WANTON]と「刻印」が刻まれており、今回紹介しているシルバーモデル(定価12000円)とコーティング処理がされたゴールドモデル(定価15000円)があり、それぞれ18&20gの4モデル展開がされています。

 

バレルの画像を観てもらえば判りますが20gモデルと比べると18gモデルはかなり短い(約5mm)バレル長になり、共にトルビードバレルですが、18gタイプはバレル長が短いのでまるで短めのスタンダードバレルを持つ様な感覚になります。(個人的感覚)

 

ワンタン氏はWINMAUの契約選手なので、倫理上この「Wanton Special」を使用しているはずですが、実際に使用しているかは定かではありません。

 

■Trinity Venus 20■

19 Venus

Venus20:「グラインドシェイプ」・ 「フロントウェイト工法」を採用して何回もプロトタイプを作成し、 「原点復帰」をコンセプトに、持ちやすい程よい太さの「Tバー効果」のあるトルビードバレルの全面に刻みを配して、どんなグリップにも対応出来るように設計された、「ワンタン」こと渡辺紘士の愛機としても知られた、Trinityのレギュラーラインナップ中で最も人気のあるモデルです。

Tripleightが発売された事により、Trinityのモデルからの乗り換え需要があったらしく、一時期Trinityの各モデルがオークションに多数出品され、モデルによっては「程度の良いモノ」が以前と違い手ごろな落札価格に落ち着き、オイラが所有していなかった何タイプかのTrinityのモデルを手ごろな価格で入手する事が出来ました。

「Tripleight Ran」と比較などをしたくて所有していなかった「Venus18」も入手しようと思いましたが、「Venus」に関しては今だに人気があり、後継機の「Ran」と刻みの配置などが違い見た目でも「別物」と言う事もあり、いまだに相場が下がらず高値のままで入手を諦めました。

「Venus18」は「女性プレイヤー向けにリサイズ」の文句が引っかかり、「定価」で買える何度かあった機会を逃して入手をし損ねたモデルで、入手しておけば良かったと後悔しています。

■Tripleight Ran■

19 Ran

Ran:「Trinity Venus」の後継機でTripleightのラインナップの中でも非常に人気のあるモデルで、その刻みの間隔は「Venus」とほぼ同じで、配置は刻まれている間隔や本数は違いますが、先に発売された「Wanton Special」に似ています。

「Ran」はリテイク(香港)ラインナップの中ではベースモデルと刻みの配置のどが違い見た目「別物」のバレルなので国産ライン(NEWデザイン)で発売しても良かったのではないかと思うのですが、現状、国産ラインには「Ran」と同じ様なバレルシェイプの「ULTRA」や「Killer 57」がある事を考えると「Ran」をリテイクラインで発売するのもしょうがなかったのかな・・・と勝手に思いました。

(個人的には「Ran」とは別に「Venus」のバレルデザインのままのモデルも、リテイクラインで発売して欲しかった)

■バレル実測データ■

 

Winmau Wanton Special(18g)実測データ

バレル長:約38.23mm

バレル最大外径:約7.16mm

ティップ側2baメスネジ深長:約10.51mm

シャフト側2baメスネジ深長:約10.74mm

バレル重量:約16.2g (トータル・ウエイト18gモデル)

 

Winmau Wanton Special(20g)実測データ

バレル長:約43.25mm

バレル最大外径:約7.18mm

ティップ側2baメスネジ深長:約10.8mm

シャフト側2baメスネジ深長:約16.32mm

バレル重量:約17.5g (トータル・ウエイト20gモデル)

 

Trinity Venus(20g)実測データ

バレル長:約42.18mm

バレル最大外径:約7.40mm

ティップ側2baメスネジ深長:約11.40mm

シャフト側2baメスネジ深長:約17.15mm

バレル重量:約18.05g (トータル・ウエイト20gモデル)

Tripleight Ran (18g)実測データ

バレル長:約42.05mm

バレル最大外径:約6.96mm

ティップ側2baメスネジ深長:約11.1mm

シャフト側2baメスネジ深長:約13.6mm

バレル重量:約16.55g (トータル・ウエイト18gモデル)

■バレル実測データは、すべてデジタルスケール(0.01g単位)とデジタルノギス(0.01mm単位)を使い実測しました。

尚、実測データは、各セット内のバレル間に重さや寸法に少々の「バラつき」が有るので、当方所有セット内の平均値で表示しています。

 

■バレル重心比較画像■

比較19-2

左より Wanton Special 18&20、Venus 20、 Ran 黒糸が重心位置

重心位置はWanton Special 18 ≧ Wanton Special 20 > Ran > Venus 20 の順で前重心の設定のバレルになる様です。

 

「Wanton Special 18」はバレルシェイプと刻みの配置により前重心のバレルになる様に設計されている様です。

 

「Wanton Special 20」は「Wanton Special 18」と同様のバレルデザインの上に「フロントウエイト工法」により、バレルの前後の2Baネジ部に約5.5mmの差を付ける事により、前重心のバレルに設計されています。

 

「Venus」がバレルシェイプ(グランドシェイプ)と「フロントウエイト工法」(前後のネジ部の差約6.25mm)で重心位置を前方にしているのに対して、「Ran」は「Venus」と同様の工法を使っているが、重心位置より前方の「リング状の刻み」が少ない分、「フロントウエイト工法」の設定を(前後のネジ部の差約2.5mm)と少なめ調節して重心位置を「Venus」とほぼ同じ様な位置に設計した様です。

 

「バレル実測データ」を観ると、「刻みの配置」や「フロントウエイト工法」を無視した場合は一見バレル最大外径が太い「Venus」の方が「Ran」より重心位置が前方になる様に思うのですが、バレル全体を正確に測った訳ではないので一概には断言出来ませんが、実際にはバレルにシェイプがかかっているグリップ位置(バレルを指で持つ位置)も「Venus」の方が少々太い様に感じ、バレルのシェイプも違います。

(「フロントウエイト工法」の設定や「刻み」の位置だけで重心位置が決まっている訳ではないく、当然バレルシェイプも大きく影響すると思うので・・・念の為)

 

各バレルとも「バレルシェイプ」と「刻みの配置」や「フロントウエイト工法」の設定により前重心になる様に設計されています。

 

「Wanton Special 18」や「Ran」の重心位置を観ると「刻み」の配置により、重心位置は結構変わる様ですね。

 

■バレルUP画像■

比較19-4

左より Wanton Special 20、Venus 20、 Ran

 

「バレルシェイプ」に関しては共に同じ様なトルビードタイプですが、モデルやウエイトが違うので当然それぞれ微妙に違っています。

 

「刻み」に関しては、 「Venus」と「Ran」はほぼ同じ様な「リング状の刻み」になりますが、「Wanton Special」は「同じリング状の刻み」でも他の2種より刻まれている間隔が狭くなっています。

 

「刻みの配置」は、「Wanton Special 20」が前2本+後方13本=15本(「Wanton Special 18」は前2本+後方11本=13本)、「Venus 20」は全面に16本、「Ran」は前3本+後方9本=12本 になっています。

 

■個人的比較インプレッション■

 

今回比較をしている4種のバレルは、基本的には同じ様なバレルシェイプのトルビードタイプのバレルになり、バレル間の「刻み」の差なども「微妙な差」で、それこそ人それぞれの「好み」になり、各バレルを「投げた感覚」の違いなどは文章で書き表すのが難しいほどの微妙な「差」しか無いが、「個人的感覚」でしいて「差」をあげて判りやすいように「極端な表現」をすると、「刻み」に関しては、「Venus 20」や「Ran」で使われている「リング状の刻み」の方が「刻みの幅」が若干広いのか(?)エッジの指のかかりが良い様に感じ、「Venus 20」がバレル全面に刻まれているという事で一番グリップ(指のかかり)が良いように感じました、ついで同じ様な刻みの「Ran」と続き、「Wanton Special」の「刻み」は間隔が狭く、同じ様な「刻みの配置」の「Ran」より多く刻まれているが、「刻み」自体が他の2種より若干浅い様に思え、グリップが若干弱い様に感じました。

 

同様に「投げた感覚の違いの差」をあげて「極端な表現」をすると、飛びの良さでは、「Venus 20」、「Wanton Special 20」、「Ran」、「Wanton Special 18」(やはり重さがある方が飛びが良い様に感じます)の順で、「Wanton Special 18」は他のバレルより短いバレルという事もあり、3フィンガーで投げるオイラにはバレル全体を指で包んで持つ事が出来、まるで「ショートバレル」(短めスタンダードバレル)を投げる様な感覚になり、「Venus 20」はオイラのグリップ位置などのバレル外径が他の3種より全体的に太く、まるで「ブラスダーツ」を投げる様な感覚になります。

 

(上記のコメントは、あくまでも「極端な表現」の個人的感覚大のコメントなので参考程度に考えてください。・・・極端すぎて参考にならないかも知れないが)

 

 

PS:自分の部屋のセカンドボードをソフト用Eボード「BLITZER BD-4」からハード用ブリッスルボード旧タイプの「PUMA Matchplay」に替えました。

 

■PUMA Matchplay■

PUMA Matchplay

PUMA Matchplayは他のブリッスルボードと比べ厚みが3/4程で、重量も軽めの、価格(定価6300円)を抑えた自宅で使用するのに向いたブリッスルボードです。

(旧タイプの「Matchplay」は8000円位で「Classicc」の上位機種だったが、モデルチェンジ後、定価設定が下がり「Classicc」の下位機種になった様です。)

 

ダーツ馬鹿のオイラにも「家族」(実は嫁も子供もいる)がいまして、その「家族」から「夜10時以降はうるさいからダーツを投げるな!」と「レッドカード」が出ていたので、夜型人間のオイラはなかなか投げ込みができずにいたのですが、ハードボードなら音も静かなので良いだろうと思い、オクで格安(二千円)で未使用の新古品のキャビネット付きハードボードセットを入手し、付属ボードが正体不明(結構重量はあり盤面を触った感じは堅いが、盤面にフエルトの様なモノが張ってありボードの材質不明)のボードだったのでキャビネットだけを使い、以前格安(確か三千円台)で入手しておいた旧タイプの「Matchplay」を中に入れて、「ガタツキ」と「音」を抑える為にボードの裏側にクッション材を張り、自分の部屋に設置しました。

 

ハードバレルも数セット所有しているのですが、メインダーツ(Lazer Darts K.C.'s1 18g)の予備を購入して、Keypointなどのソフトティップを使うという手もあったのですが、ブリッスルの痛みが早い様なので、コンバーション・ポイントを付け、夜中でも気が向いた時に自分の部屋でメインダーツを投げる事が出来るようにしました。

 

コンバーション・ポイントを付けると重心位置が変わってしまうので、DMC付属のポイント(重め)が数セットあったのですが重心位置の変化を最小限度に抑える為、新たに軽めのポイント数セットとポイントのメンテ用シャープナーを購入しました。

(軽めのポイントでも重心位置は前方に移るので、「別物」のバレルになるのですが「同じバレルを使いたい」という気分的な問題でグリップ位置を少々前方にずらして投げています。)

 

これで時間帯を気にせず何時でも投げ込める環境が整いました。 (/´∇`)/

 

ハードボードで投げると音が静かと言う利点の他にも、ダーツがボードの刺さる角度などが良く判り、「ソフト」では判りづらいスロー時の力加減やバレルを持つ角度などを補正するのにも参考になり、「ソフト」しか投げない人にも非常に役にたちます。

 

自分の部屋から外したBD-4は夜中でも投げられるように「離れ」(と言っても長時間の投げ込みは辛い、寒くて薄暗い倉庫の様な場所)に設置していたBLITZER BD-3とコンバートして、あまったBD-3は「家族」を詐欺師の様に「ダーツボードは良~いインテリアになるよ~」などと言い包めリビングの壁に移設しました。

・・・結果オイラの家の壁を、Eボード3面(クリプロ800、BD-3、BD-4)とハードボード2面(Matchplay、安物ペーパーロール・ボード)が占領する事になりました。

 

実はまだ他にも予備のクリプロ800、安物のEボード SQ-89C、予備の正体不明のハードボードが押入れの中に隠れている事を「家族」は知らない。

・・・フッフッフ・・・ダーツ馬鹿を「舐めてもらっては困る」

・・・といっても「困る」のはどちらかと言えば「家族」の方だが

・・・「オネエちゃん」になら(自主規制)を是非「舐めて」もらいたいが

・・・今回も大変下品ですみません m(_ _)m

 

Dart Buyer's Guide : ASTRA シリーズ

 

今回は輸入バレル単品の中で、コストパフォーマンスが高く、人気がある「Dart Buyer's Guide」のASTRAシリーズ[6種類2タイプ(16&18g)展開]のAT-1、AT-2、AT-3、AT-4、AT-5、AT-6の6種の18gタイプのバレルを、バレル実測や刻みの違いなどを検証しながら紹介したいと思います。

■バレル比較画像■

比較18-1

左よりAT-1、AT-2、AT-3、AT-4、AT-5、AT-6の順

 

「ASTRAシリーズ」のバレルシェイプは大まかに分けて、「スタンダードタイプ」のAT-1、AT-4、AT-6と、画像では判りづらいですが微妙にシェイプがかかっているストレートに近い「細めのスタンダードタイプ」(この表現で合っているのか?)のAT-2、AT-3、AT-5の2種類のバレルシェイプに分かれます。

 

■AT-1■

AT-1

AT-1 (18g)実測データ

バレル長:約39.91mm

バレル最大外径:約7.22mm

ティップ側2baネジ部の深さ:約14.12mm

シャフト側2baネジ部の深さ:約13.39mm

バレル重量:約15.55g(トータル・ウエイト18gモデル)

AT-1:スタンダードタイプのバレルにリング状の刻みと格子状の刻みの2種類の刻みが配されており、ASTRAシリーズ中、唯一複種の刻みが使われているバレルになります。

(AT-1は前後を逆にして使っても面白いと思います。)

■AT-2■

AT-2

AT-2 (18g)実測データ

バレル長:約40.77mm

バレル最大外径:約6.61mm

ティップ側2baネジ部の深さ:約9.29mm

シャフト側2baネジ部の深さ:約9.57mm

バレル重量:約15.65g(トータル・ウエイト18gモデル)

AT-2:細めのスタンダードバレルに4本のリング状の刻みを配した、シリーズの中では、一番シンプルなバレルになります。

(AT-2はこの記事を書く為だけに入手しました。)

■AT-3■

AT-3

AT-3 (18g)実測データ

バレル長:約40.76mm

バレル最大外径:約6.66mm

ティップ側2baネジ部の深さ:約9.01mm

シャフト側2baネジ部の深さ:約9.59mm

バレル重量:約15.95g(トータル・ウエイト18gモデル)

AT-3:細めのスタンダードバレル全体に細かいリング状の刻みを配した、どの様なグリップ位置にも対応できる、程よいグリップ力のある、癖の無い扱いやすいバレルになります。

(AT-3はAT-4と同じ様なバレルシェイプを想像して入手したのですが、実物は想像していたよりも細めのバレルでした。)

 

そう言えば、AT-3はTripleightのZenに似ているバレルと、オークションで出品されていました。・・・似ていない事もないが、バレルシェイプなどはかなり違います。

■AT-4■

AT-4

AT-4 (18g)実測データ

バレル長:約40.68mm

バレル最大外径:約7.08mm

ティップ側2baネジ部の深さ:約13.31mm

シャフト側2baネジ部の深さ:約13.39mm

バレル重量:約15.6g(トータル・ウエイト18gモデル)

AT-4:スタンダードタイプのバレル全体にリング状の刻みが程よい間隔で配されており、その「リング状の刻み」の感じなどが「Trinity Venus」に似ている事でも知られ、今回紹介している「ASTRAシリーズ」中のでも人気のあるバレルになります。

(ロットによってはもっとVenusに似た感じのバレルシェイプになるモノもあるようです。・・・実物を確認して購入しましょう。)

■AT-5■

AT-5

AT-5 (18g)実測データ

バレル長:約40.77mm

バレル最大外径:約6.61mm

ティップ側2baネジ部の深さ:約9.37mm

シャフト側2baネジ部の深さ:約9.4mm

バレル重量:約15.85g(トータル・ウエイト18gモデル)

AT-5:細めのスタンダードタイプのバレルの中央に6本のリング状の刻みを配した、癖の無い扱いやすいバレルです。

(AT-5に関してはガイトブックの画像では「John Lowe」を細長くした様な、もう少しシェイプがある様なバレルだと思い入手したのですが、実物は想像とかけ離れたバレルでした。)

■AT-6■

AT-6

AT-6 (18g)実測データ

バレル長:約40.34mm

バレル最大外径:約7.11mm

ティップ側2baネジ部の深さ:約14.28mm

シャフト側2baネジ部の深さ:約13.75mm

バレル重量:約15.45g(トータル・ウエイト18gモデル)

AT-6:DMCのMaverickのリング状の刻みをバレル中央まで増やした様な、スタンダードタイプのバレルになります。

(刻みの配置などはUNICORNのCC885 Barry Twomlw あたりにも似ています。・・・Barryも持っているので、そのうちこの3種も比較してみようかな)

 

■バレル実測データは、すべてデジタルスケール(0.01g単位)とデジタルノギス(0.01mm単位)を使い実測しました。

尚、実測データは、各セット内のバレル間に重さや寸法に少々の「バラつき」が有るので、所有セット内の平均値で表示しています。

 

■バレル重心比較画像■

比較18-2

左よりAT-1、AT-2、AT-3、AT-4、AT-5、AT-6の順

 

ASTRAシリーズはバレルシェイプや刻みの違いなどはありますが、全タイプともほぼセンター重心のバレルになります。

■バレルの選考ポイント■

「ASTRAシリーズ」は特に癖のない扱いやすいバレルシリーズで、大まかに分けて「スタンダードタイプ」と、見た目ではストレートに思えるがバレルに微妙にシェイプがかかっている「細めスタンダードタイプ」の2タイプのバレルシェイプに分かれ、バレルタイプの中で下の画像の様に刻みが分かれているので、購入を考えている方はバレルシェイプと刻みの種類の2つの選考ポイントで好みのバレルを選べば良いと思います。

■スタンダード・タイプの刻みの違い

比較18-5

左よりAT-1、AT-4、AT-6の順

 

好みは人それぞれですが、個人的にはスタンダードタイプの3種の方が高パフォーマンスモデルになると思います。

 

■細めのスタンダード・タイプの刻みの違い

比較18-6

左よりAT-2、AT-3、AT-5、の順

 

■注意■

ASTRAシリーズのバレルに限った事ではないのですが、輸入物のバレルは製造ロットによってバレルシェイプに影響が出るほど、実測値が違う場合がある様なので、この記事の実測デーダーや重心位置などは参考程度に考えてください。

(バレルシェイプを「スタンダード」と「細めのスタンダード」の2タイプに分けて紹介をしたが、同モデルロット違いで「スタンダード」と紹介しているモデルが「細めのスタンダード」になる可能性もあるかもしれません。・・・んな!無責任な!)

 

■Dart Buyer's Guide■

Dart Buyer's Guideは数百種(・・・数えるのが面倒なので)のハード&ソフトのバレルと数百種(・・・こちらも数えるのが面倒なので)のパーツ類が載っていて、ダーツ用品を選べる事ができる、34Pほどのイギリス系のバイヤー用ガイドブックです。

(ガイドブックの画像もUPをしようとしたのですが、1記事につき10画像までしかUP出来ないので、省略をしました。)

 

最近は比較的高額なバレルばかり紹介をしていたが、ケチなオイラとしては個人的にはコストパフォーマンスの高いバレルが好きで、不必要なフライトやシャフトなど(好みによってパーツはどうせ付け替えると思うので)が付属していないバレルのみ二千円台で購入する事の出来る「Dart Buyer's Guide」の「ASTRAシリーズ」などは、バレルのみを必要とする人には、癖が無く扱いやすくバレルデザインなども豊富で「オススメ」出来る代表的なソフトバレル・シリーズだと思います。

(オイラの場合、AT-4をセカンド「友人ガン投げ用」として携帯ケースに常時入れています)

PS:最近、グラデーション・ナイロンシャフトがMyブームで、何セットか購入をしたのですが、所有しているナイロンシャフト(白・M)を自分で染めようと思い、トライしてみました。

黒のナイロン用染め粉を入手し、シャフトを染めてみたのですが、最初は時間、温度、染め粉の量などの具合が判らず、段差が付いたグラデーションになってしまいました。 (-_-;)

凝り性のオイラは「このままでは納得が出来ない!」と思い、コツを掴もうと何度がシャフトを染めているうち、黒のグラデーション・シャフトばかり20セットも染めてしまいました。

(違う色の染め粉も用意しとけば良かった)

 

最近は「投げ込む」時間より、このblogを書く為に費やす時間やパーツ類をいじっている時間の方が長くなりました。

・・・本末転倒の話になりますが、「オタク系ダーツコレクター」のオイラとしてはこちらの方が性に合っているようです。

・・・「オタク、万歳!」 ヽ(´A`)ノ

 

・・・実はオイラは基本的には今流行りの「秋葉系」です。

オイラは以前、秋葉の電気屋で「白モノ~PC」の販売員として「修行」と称して約10年間ほど働いていました。

・・・PCの販売員と言っても「ハード」ばかり売っていたので「ソフト」の知識はあまりありません。

・・・なのでこのblogで晒したような「ミス」を犯します。

・・・どうせ「犯す」なら(下品なので自制)の方が良い!

 

Tripleight F-9、ULTRA、Killer 57

 

前回のTripleight(トリプレイト)の香港ラインに引き続き、3種の国産ラインF-9、ULTRA、Killer 57をバレル実測や重心位置、刻みの違いなどを検証しながら紹介したいと思います。

 

■バレル比較画像■

比較17-1

左よりF-9、ULTRA、Killer 57の順

 

F-9はDMC Ravenの様なバレルシェイプで、重心位置を前方にすると共に、シンプルながら刻みの無い前方を持つ人にもKTM氏お得意の「Tバー効果」が期待出来る、耐久性と飛びの良さを兼ね備えたバレルデザインがされています。

ULTRAとKiller 57はULTRAのベースモデルがTrinity Venus(たぶん)だとすると、Killer 57のベースモデルはULTRAの様で、後方のリング状に刻みの違い以外、バレルシェイプや刻みの配置など、一見みただけではどちらがどちらか区別がつかないほど、非常に似ているバレルです。

 

■F-9■

F-9

F-9(18g)実測データ

バレル長:約43.14mm

バレル最大外径:約7.00mm

ティップ側2baネジ部の深さ:約11.26mm

シャフト側2baネジ部の深さ:約19.75mm

バレル重量:約16.5g(トータル・ウエイト18gモデル)

 

F-9:「驚異の飛びを貴方に」をコンセプトに、ストレートに「フロントウエイト工法」施した「Trinity Saturn」の後継機として、殺人的な飛びはそのままに、より直進性をアップした、福田輝彦(Burn.Invitationalプレーヤー)モデル。

 

F-9はトルビードの上、刻みの劣化などあまり無さそうな、その独特のバレルデザインに惹かれ、トルビード好きのオイラとしては国産ラインの中でも個人的にかなり気になっていたバレルなので、投げ込んでみたくて購入をしました。

 

■ULTRA■

ULTRA

ULTRA(18g)実測データ

バレル長:約41.18mm

バレル最大外径:約7.00mm

ティップ側2baネジ部の深さ:約11.31mm

シャフト側2baネジ部の深さ:約18.39mm

バレル重量:約16.5g(トータル・ウエイト18gモデル)

ULTRA:「全てのプレーヤーへ」をコンセプトに、過去のデータの中から、一番扱いやすく、そして飛ばしやすいバレルを数値で表現し、初級者から上級者まで、満足出来る形状にデザインされた、KTM(.Tripleightプロデューサー、元Trinityバレルデザイナー)のコンセプトモデル。)

 

ULTRAは国産ラインの中では一番人気があるらしく、販売時、国産ラインの中ではいつも最初に完売するので、結構ミーハーな「バレルコレクター」のオイラとしては「人気があり売れている」と聞くと欲しくなりつい購入してしまいました。

■Killer 57■

Killer 57

Killer 57(18g)実測データ

バレル長:約41.1mm

バレル最大外径:約7.00mm

ティップ側2baネジ部の深さ:約11.16mm

シャフト側2baネジ部の深さ:約17.87mm

バレル重量:約16.45g(トータル・ウエイト18gモデル)

 

Killer 57:「熟練した技術と経験」をコンセプトに、カットに耐久性の高いワイドカットを採用し、ラインに乗せるだけで、キレイな放物線を描いて飛んでいく様に設計された小熊恒久(10年連続日本代表)モデル。

 

Killer 57は以前Dart Warldから出ていた「小熊恒久モデル」(現在は生産終了:以前紹介した「赤タマリ」と同じ様な、シルバーベースに赤いリング状の刻みが刻まれたバレル)を所有していて、個人的にDart Warldのモデルがとても扱いやすく投げやすいバレルだった事もあり、投げてみたくて購入しました。

 

■バレル実測データは、すべてデジタルスケール(0.01g単位)とデジタルノギス(0.01mm単位)を使い実測しました。

尚、実測データは、各セット内のバレル間に重さや寸法に少々の「バラつき」が有るので、所有セット内の平均値で表示しています。

バレル重心比較画像

比較17-5

上よりF-9、ULTRA、Killer 57の順 黒糸が重心位置

F-9、ULTRA、Killer 57の3種共に、設定に違いはありますがそれぞれ前重心のバレルになります。

 

ULTRAとKiller 57はバレルシェイプが似ている上、「フロントウエイト工法」の設定も前後の差が約7mmとほぼ同じなので、重心位置もほぼ同じ位置になります。

 

F-9はバレルシェイプ自体もバレルの前側の方が太い、前重心になる様なスタイルをしている上、「フロントウエイト工法」の設定も前後の差も約8.5mmと、他の2種よりも前重心の設定のバレルになる様に設計されています。

 

■ULTRA&Killer 57刻みのUP画像■

比較17-4

上よりULTRA、Killer 57の順 バレル後方シャフト側の刻み

 

ULTRAとKiller 57は「後方リング状の刻み」の違い以外はほぼ同じ様なバレルだが、唯一に違いと言ってもよい「後方の刻み」の違いは、上の画像の様にULTRAの方が長く7つ刻まれているのに対して、Killer 57の方が「ULTRAの刻み」より幅広い刻みが5つ刻まれており、幅広く刻まれている分「Killer 57の刻み」の方がグリップ(指のかかり)が良く、グリップ強めのバレルが好きなオイラには投げやすいバレルでした。

 

両モデル共、指離れの良い刻みになり、バレルの太さも持ちやすいほど良い太さで癖のない投げやすいバレルになります。

(上記の記述はあくまでも個人的感想です。)

 

 

今回も前回同様、バレルを投げ込んでいないので、細かい個人的インプレなどはまた別の機会にUPしたいと思います。

 

■付属オリジナルケース画像■

付属ケース

左よりオレンジタイプ、ホワイトタイプ+フック、Ton Comet の順

 

以前付属のオリジナル・ダーツケースは「フライトが付けたまま収納が出来ないので使わないと思う」と書いたが、実際に使ってみると携帯用として愛用している「Ton Comet」よりも二周りほど小さく、持ち歩く時フックなどで「ベルト通し」に付けるとイスなどに座る際「Ton Comet」よりも邪魔にならず、ダーツも2セット収納でき携帯性も良いので、ダーツにフライトを付ける手間は掛かりますが最近はよく持ち歩く様になりました。

 

Tripleightオリジナル・ダーツケースの色は二色あり、香港ラインの付属を「パールホワイト」、国産ラインの付属は「オレンジ」とラインによって差別化をしている様です。

(第1ロットの販売時は両ラインとも付属のケースは「パールホワイト」だったが、第2ロットの販売から変わったらしい・・・第1ロットT-arrowuの付属は「パールホワイト」だった)

 

結局オイラは2回のnet販売で調子込んで、Tripleight全17ラインナップ中、香港ライン10種の内8種、国産ライン7種の内4種、合計12種ものバレルを購入した事になってしまった。

・・・計算をしてみたら総額120,400円になっていた・・・ダーツ馬鹿のオイラもさすがに金を使いすぎたと反省している。

・・・反省はしても後悔はしない!

なぜなら・・・オイラはダーツ馬鹿だからだ! ( ゜Д゜)オリャ!!

(注意!: ダーツ馬鹿は同じ事を繰り返す傾向があります)

 

余談だが、今回購入したTripleight第2ロットは国産ライン(14500円)香港ライン(7800円)共、1タイプあたり約35セットほどの販売でしたが、つい先日販売された第3ロットの時は国産ラインは1タイプ約35セットに対して香港ラインは1タイプ約55セットと香港ラインの方が多目の販売でした。

(両ロット販売時、販売開始直後にアクセス出来たので、試しに購入数量を100と入れて更新したところ「大変申し訳ございませんが、○○○○(商品コード:XXX00X)は在庫の関係上、数量:○○までが購入可能数です。」と表示され、販売セット数を調べる事ができました。)

 

やはり両ロット発売時とも一部の国産ラインを除き、香港ラインの方が人気があったらしく先に売り切れていました。

(国産ラインではULTRAとT-arrowが人気があるらしく、両発売時とも比較的早く完売していました。)

Tripleightのnet販売は第2ロットと第3ロットとの販売時期も間隔が10日ほどで、まだ少数販売なので「絶対数」はどうしても少ないのですが、このまま間隔でコンスタントに販売されれば、供給はTrinityよりも安定しそうな感じです。

(第2ロットと第3ロットの販売は10日程しか間隔が無く、香港ラインが海外生産という事を考慮すると、同ロット生産品の可能性の方が高いが・・・さらに2chでの噂では、次回のnet販売は商品を卸にまわす為、間隔が開いてしまうらしい?・・・が)

更新:10/01(土)に4回目のnet販売を再開したが、次回の入荷は未定らしく、品切れのモデルの次回販売はまだ目処がたっていないそうです。

販売日当日にアクセス出来れば、Kotetsuは例外として、ストレートタイプのバレルは比較的入手は出来ると思います。

(個人的には、刻み以外はあなり変わらないストレートタイプなら、別に国内メーカーに拘る必要もないと思うが・・・)

 

 

PS:今まで、このBlogに記事をUPする度、文字数制限に引っかかってしまいなかなかUPで出来ずにいた。

 

文章を削除したりして、どうにかこうにかUPしてきたが今回の記事はどうにもならず数十文字で文字数制限に引っかかり「なんでUP出来ないんだ!」と半分キレかかっていたが

・・・もしやと思い「HTMLタグ」を表示してみたら

・・・繰り返し同じ内容の「タグ」が大量に表示された。

 

コピペを多用した為、「タグ」が大量にダブッたらしい (;´Д`)

・・・Amebaにクレームのメールまで送ってしまった

・・・無知を晒してしまった。 (-_-;)

(今回の件は「HTMLタグ」の良い勉強になった)

 

Tripleight Ran、Zen、Rasetu、Ninja、Kotetsu

前々回、紹介した何かと話題の国内新ブランドTripleight(トリプレイト)のRan、Zen、Rasetu、Ninja、Kotetsuの5種類の第2ロットの香港ラインを入手したので(国内ラインも同時に3種入手をしたが、UPは次回と言う事で・・・)、バレル実測などをしながら紹介したいと思います。

 

■バレル比較画像■

比較16-1

左よりRan、Zen、Rasetu、Ninja、Kotetsu

Ran、Zen、Rasetuの3タイプは、前側から後方に向かって徐々に細くなるバレルシェイプで、ZenとRasetuはベースが同じ「Trinity Mars 18」と言う事もあり、刻みの種類や配置などは別として、バレルシェイプなどは似ています。

 

NinjaとKotetsuは同じストレートタイプになりますが、Ninjaは若干太め、Kotetsuは細めのストレートになります。

 

■Ran■

RAN

Ran (18g) 実測データ

バレル長:約42.05mm

バレル最大外径:約6.96mm

ティップ側2baメスネジ深長:約11.1mm

シャフト側2baメスネジ深長:約13.6mm

バレル重量:約16.55g (トータル・ウエイト18gモデル)

  

Ran:「原点回帰」をコンセプトにTrinityお得意の「グランドシェイプ」、「フロントウエイト工法」、「ティーバー効果」などを駆使して作られ、絶大な人気を誇った「Trinity Venus」をリテイクしてTripleightチューンしたモデル、指が離れる際に、引っかかってしまう恐れのあったカット位置を排除して、よりフォローな飛びをする様に設計されています。

 

RanはTripleightのラインナップの中でも非常に人気が高く、前回の第1ロットの販売時、オイラが入手しようとして入手出来なかった唯一のモデルで、第2&3ロットの販売でも、一番最初に完売してしまいました。

 

■Zen■

ZEN

Zen (18g) 実測データ

バレル長:約41.04mm

バレル最大外径:約7.00mm

ティップ側2baメスネジ深長:約9.05mm

シャフト側2baメスネジ深長:約11.6mm

バレル重量:約16.45g (トータル・ウエイト18gモデル)

  

Zen:「誰にでも扱いやすく」をコンセプトに、昨年、京都限定で100セットのみ販売された、「Mars 18」をベースにどんなグリップにも対応出来るように、バレル全面にカットを配置したレアモデル「Trinity 京都モデル」の、発売予定であった、Ver.02をTripleightとしてレギュラーラインナップで発売したモデル。

 

ZenはTripleight立ち上げ時のコンセプトの一つ、RasetuやKotetsuなどと同じ「レアモデルをレギュラーラインナップにして、入手しやすくする」モデルで、オクなどで高額取引きがされている「Trinity 京都モデル」を、香港ラインにして入手しやすくしたモデルです。

  

■Rasetu■

RASETSU

Rasetu (18g) 実測データ

バレル長:約42.03mm

バレル最大外径:約6.66mm

ティップ側2baメスネジ深長:約8.7mm

シャフト側2baメスネジ深長:約9.5mm

バレル重量:約16.6g (トータル・ウエイト18gモデル)

  

Rasetu:「戦いの中で生まれた」をコンセプトに110選手の要望を取り入れMars 18gを全体のシェイプを細くし、カットも浅くリリースの邪魔をしないようにフルチューンしたモデル、少量生産で入手しづらかった「Trinity 羅刹」を、重心を微妙に変更する事で、より扱いやすくTripleightチューンし、レギュラーラインナップにして入手しやすくした、(110)伊藤健太郎(日本代表)モデルです。

Rasetuは重心位置もさほど前方ではなく、刻みのグリップも弱いので、あまりオイラの好みではないのですが、すでに所有している羅刹と比べてみたくて、つい購入してしまいました。

■Ninja■

NINJA

Ninja (18g) 実測データ

バレル長:約43.04mm

バレル最大外径:約6.68mm

ティップ側2baメスネジ深長:約14.2mm

シャフト側2baメスネジ深長:約16.4mm

バレル重量:約16.5g (トータル・ウエイト18gモデル)

  

Ninja:「シンプルに、それが戦闘性」をコンセプトに若干太めのストレートにフロントウェイト工法を採用して作られた前重心のストレート「Trinity Saturn」を、トーナメントプレーヤーが求める安定性を追求し、コントロール性を高め、各部分をリテイクしたTripleightチューンモデル。

オイラはあまりストレートに興味はないのですが、Ninjaは投げやすい耐久性もありそうなバレルデザインで、かつストレートだが前重心と言う事もあり、「友人達にガン投げさせる国内メーカーのバレルも1つ位買っても良いかな」と思い、自分では使わないだろうなと思いつつ、勢いで購入してしまいました。

■Kotetsu■

KOTETSU

Kotetsu (バレル・ウエイト15g) 実測データ

バレル長:約43.02mm

バレル最大外径:約5.99mm

ティップ側2baメスネジ深長:約10.45mm

シャフト側2baメスネジ深長:約10.4mm

バレル重量:約14.6g (バレル・ウエイト15gモデル)

  

「ビットで狙う為に」をコンセプトに無駄な要素は省き、シンプルに正確に飛ぶ軽くて細いストレート、15gとは思えない鋭い切れ味の少量生産で非常に入手しづらかったレアモデル「Trinity 虎徹」をTripleightチューンし、レギュラーラインナップにした佐藤哲行(2年連続日本代表)モデルです。 

 

Ninja同様ストレートタイプのKotetsuは、あまり投げる機会はないと思うのですが、以前、虎徹のNet販売を何度かトライしたのにも拘らず結局入手出来なかった時の悔しさを思い出し、香港ラインになり手ごろになった事と、たまたま在庫も残っていたという事もあり購入をしました。

■バレル実測データは、すべてデジタルスケール(0.01g単位)とデジタルノギス(0.01mm単位)を使い実測しました。

尚、実測データは、各セット内のバレル間に重さや寸法に少々の「バラつき」が有るので、所有セット内の平均値で表示しています。

 

■バレル重心比較画像■

比較16-2

左よりRan、Zen、Rasetu、Ninja、Kotetsu 黒糸が重心位置

 

Kotetsu以外はモデルは個々の設定の差はありますが、バレルシェイプやフロントウエイト工法を施す事で、4種類とも前重心のバレルになる様に設計がされています。

Kotetsuはセンター重心で、他の4種はRan>Zen>Ninja>Rasetuの順で前重心設定のバレルの様です。

 

 

今回もバレル入手からブログUPまで時間が無く、まだ各バレル投げ込んでいないので(実際には一度も投げていない)、個人的インプレなどは別の機会にUPしたいと思います。

このブログを書いている時間があれば、各バレルを投げ込む時間があるのでは?・・・と言う話もあるが・・・ (-_-;)

 

各バレルに関するのコメントも、判る方には判ると思いますが、TrinityとTripleightのHPのコメントをたして2で割った様な形の、まるで宣伝の様なコメントになってしまいました。

(宣伝をする気はないのですが、正直オイラには、各バレルの情報はメーカーのHP位しか情報源がありません。)

 

尚、前々回のUPでオイラがブーたれていたTripleightのHPのBarrels Chartの不備は、第2ロットの販売から改善され、バレルの実物画像がUPされ、間違っていたChartの数値は訂正がされていました。

 

 

P.S.:第2ロットの販売は、販売開始直後にアクセス出来たこともあり、購入予定であったZenと第1ロット販売時に入手できず、どうしても欲しかったRanの入手に成功し、つい嬉しくなって購入の予定ではなかったNinja、Rasetu、Kotetsuの3タイプを勢いで購入してしまいました。 (-_-;)

(購入予定が2タイプに対して、3タイプも余計に買うとは我に返って冷静に考えると、余程浮かれていたとしか思えない)

 

次回は今回、同時に購入した3タイプの国産ライン F-9、ULTRA、Killer 57をUPしたいと思います。

Unicorn John Lowe、Trinity Mercury、Tripleight T-arrowの比較

今回は神様のバレルと呼ばれるUnicornのJohn Loweと、それををベースにデザインされたTrinityのMercury(20g)と、さらにMercuryをベースにチューンされたTripleightのT-arrow(18g)の3タイプの砲弾型ショートバレルを、それぞれバレル実測などをしながら比較してみたいと思います。

 

■Unicorn John Lowe CC885■

John Lowe

Unicorn John Lowe:1979、1987、1993年に3度のWorld Darts Championに輝き、1984年にTV中継、初の9darts(501)を達成したダーツの神様と呼ばれる「John Lowe」のソフトモデル、UnicornのワールドチャンピオンシリーズのJohn Lowe(CC885)は、砲弾型ショートバレルでまるで小石を投げた様な鋭い軌道で飛び、タングステンダーツのわりにバレル外径が太く、持ちやすい事で知られています。

 

John Loweは今回紹介している「CC885」の他にも表面にチタニュウム処理がされたゴールドタイプの「CC995」と、シャフト一体型(シャフトがハードポイントと同じ素材のバネレート鋼)の「KARATE」と、同じ一体型にCC995と同様な表面処理がされた「GOLDEN KARATE」の4タイプがあり、「CC885」と「CC995」が16g、18g、20g、の3モデルのg展開、「KARATE」と「GOLDEN KARATE」が18g、20gの2モデルのg展開の合計10ラインナップが発売されています。

追記:新型として珍しいステンレスバレルの「BULLET」のJohn Loweモデル(16、18、20g展開)が発売される様です。

(ステンレスなので一回り太いバレルになっている様です。)

そして今後、UnicornのフラッグシップモデルHERO GOLDENシリーズとして、ゴールド95%タングステンバレル、刻みにフィルテーラーグリップを採用したJohn Loweモデルが発売される様です。

(しかし新発売される上記の2タイプはバレルシェイプや刻みが違うので「別物」と考えた方が良いと思います。)

 

■Trinity Mercury■

Mercury

Trinity Mercury:多数のプレイヤ-の要望を取り入れ、 3D化した後、「神様」(John Lowe)のバレルよりも、「飛びの強さ」を表現するために、Trinity独自の工法「フロントウェイト工法」と「グラインドシェイプ」をを駆使して、「名器」を越えるために、砲弾型ショートバレルの制作に「挑戦」したモデルです。

 

Mercuryの刻みに関しては、刻みの入っていない部分への親指掛けにも対応出来るように、広めの刻みを3本追加しています。

■Tripleight T-arrow■

T-arrow14-1

Tripleight T-arrow:砲弾型の代名詞John Loweをベースに製作されたMercury(20g)をトーナメント対応にカスタマイズし18gにgダウン、MercuryでJohn Loweに追加されたバレル後方3本のリング状のカットを4つのシャークカットに変更し、グリップ(指のかかり)を強める事により推進力を高め、gダウンした事を補う「飛びの強さ」を考慮した設計がなされています。

 

■バレル比較画像■

比較画像14-1

左よりJohn Lowe、Mercury、T-arrow

 

MercuryとT-arrowはウエイトが違う(約1.3g差)のですが、バレルの外径(約7.4mm)と長さ(約37mm)がほぼ同じでバレルシェイプもシルエットが似ています。

(T-arrowはMercuryのベースのチューンモデルなのでバレルシェイプが似ているのは当たり前の話なのだが・・・)

 

John Loweは他の2種類と比べるとバレル外径が太く(約0.6mm)、バレル長が短い(約2mm)、バレルデザインがされており、他の2種類より若干丸みを帯びたバレルシェイプです。

 

刻みに関してはバレル中央のリング状の刻みは、画像では判りづらいですがJohn Loweの方が他の2種より若干幅が広く刻まれており、細かい間隔で7つ配置されているのに対して、MercuryとT-arrowの中央のリング状の刻みは、同じ様な刻みがJohn Loweより前方(ティップ側)の位置から6つ同じ様に配置されています。

 

Mercuryの後方には中央の刻みより広めの間隔で3つのリング状の刻みが追加されており、T-arrowはその3つにリング状の刻みがグリップの良い鋭角なエッジを持つ4つのシャークカットに変更されて刻まれています。

■バレル実測データ■

*デジタルのスケール(0.01g単位)とノギス(0.01mm単位)で実測

Unicorn John Lowe(20g)

バレル長:約34.9mm

バレル最大外径:約7.96mm

ティップ側2baメスネジ深長:約7.6mm

シャフト側2baメスネジ深長:約9.17mm

バレル重量:約17.8g (トータル・ウエイト20gモデル)

 

Trinity Mercury(20g)

バレル長:約37.05mm

バレル最大外径:約7.38mm

ティップ側2baメスネジ深長:約8.1mm

シャフト側2baメスネジ深長:約12.1mm

バレル重量:約17.8g (トータル・ウエイト20gモデル)

 

Tripleight T-arrow (18g)

バレル長:約37.1mm

バレル最大外径:約7.4mm

ティップ側2baメスネジ深長:約11.3mm

シャフト側2baメスネジ深長:約16.8mm

バレル重量:約16.5g (トータル・ウエイト18gモデル)

 

■バレル実測データは、すべてデジタルスケール(0.01g単位)とデジタルノギス(0.01mm単位)を使い実測しました。

尚、実測データは、各セット内のバレル間に重さや寸法に少々の「バラつき」が有るので、所有セット内の平均値で表示しています。

■バレル重心比較画像■

比較画像14-2

左よりJohn Lowe、Mercury、T-arrow 黒糸が重心位置

 

John Loweは刻みの配置とバレルシェイプの関係と、2baメスネジ部をティップ側をよりシャフト側を若干(.約1.5mm)深くして重心位置を前方に調節してバランスをとる事で、センター重心ののバレルになる様に設計されている様です。

(今回、実測して初めて気が付いたのですがJohn Loweにも「フロントウエイト工法」?と同じ設計がされているんですね)

 

Mercuryは刻みの配置とバレルシェイプの関係と、Trinityお得意の「フロントウエイト工法」(2baメスネジ部をティップ側をよりシャフト側を深くして重心位置を前方に調節する工法)でシャフト側のネジ部をJohn Loweより深くする事により、若干の前重心のバレルになる様に設計されている様です。

 

T-arrowは刻みの配置とバレルシェイプの関係と、Mercuryでも使われている「フロントウエイト工法」でシャフト側のネジ部をMercuryよりさらに深くする事により、Mercuryより前重心の設定をしたバレルになる様に設計されている様です。

 

■個人的比較インプレッション■

 

今回比較をした砲弾型ショートバレルのダーツは、投げた時のボードを打ちつける様な飛び(気分が良い)とバレルを全体的に指(3フィンガー)で包める感じが好きで、以前メインで使っていた時期もあり、個人的に好きなタイプのダーツです。

 

砲弾型ショートバレルの代名詞John Loweは独特飛びをするバレルで、同じgでもの他のタイプのダーツバレルとはひと味違う、Eボードのセグメントが壊れるんじゃないかと思うほど、ダーツがボードを打ちつける様な飛び方をします。

(投げ方にもよりますので個人的感覚大のコメントです)

 

MercuryはJohn Loweの様なぶっ飛び方(個人的感覚)はしませんが、扱いやすい様にJohn Loweよりバレル外径を日本人のサイズに合わせて少々細くする事で、コントロール性を高め(オイラの勝手な推測です)、程よいグリップ感のあるコントロールしやすい飛びの良いバレルに仕上がっています。

(Mercuryもセグメントに悪そうな、ボードを叩く様な刺さり方をします。・・・この手の事は、以前はあまり気にして無かったのですが、自宅のメインボードをクリプロ800に変えてから、貧乏性なものでセグメントの痛みを気にする様になりました。)

 

T-arrowはMercuryをトーナメント対応に約1.3gほどダウンさせたモデルですが、重心位置を前方にずらし、後方の刻みをシャ-クカットに変更し、グリップ(指のかかり)を高める事で「押す力」をよりバレルに伝え、gダウンした事を感じさせないトータルウエイト18gタイプのダーツとは思えない程の推進力のある飛びの良いバレルに仕上がっています。

(砲弾型が好きな方には是非投げてみて欲しいですね)

 

尚、オイラが所有しているMercuryは投げ込んでいて、かなりくたびれているので、新品と比べると少々グリップがおちていると思うので、その事を考慮して読んでください。

 

 

P.S:今回から、Blogを書くにあたり新兵器を導入しました。

 

■新兵器0.01g単位デジタルスケール■

デジタルスケール

0.01g~50.00gの精密デジタルスケールを購入しました!

 

今回購入した0.01g単位のデジタルスケールで個々のバレルを量ると、今まで使っていた0.1g単位のデジタルスケールと違い、結構バレル間のウエイト差がある事がはっきりと判り、バレル実測データのバレル重量を決める時は、1セット3本のバレルウエイトの平均値の末尾単位(0.01g)を 3~6を0.05g 0~2と7~9は二捨七入(この表現であっているのか?)して、単位(0.1g単位)を繰上げて+0.1gか切捨ての3つに分けて末尾を表記する事にしました。

 

尚、バレル実測のmm単位の方はメスネジ深長以外(このネジ部の差が重量にも影響している様です)はあまり差が出ないので、セットの平均値で表記しています。

(レーザー測定などではない0.01mm単位のデジタルノギスでの計測なので、元々末尾単位は正確ではありません)

 

0.1g以下を3つに分けて表記しても、あくまでもオイラの所有するダーツの平均値ですから、参考程度に考えてね。

・・・ロボットじゃあるまいし、実際は、0.01mmや0.01gの差が判る人間なんてこの世に存在しないとは思うんですけどね。

・・・そこまで拘る必要があるのかっていう疑問もありますが。

(自己満足「オナニスト」の世界ですから突っ込まない様に)

・・・しかし50gまでしか量れない「ハカリ」って

・・・このBlog書く時しか使わない・・・と思う

・・・また無駄遣いしてしまった (´ロ`;)