最近バダバタしていて、ちゃんと本を読んでいなかったなと近所の書店へ。

音楽コーナーで素敵な本に出逢いました。

絶望している暇はない　　　館野　泉

小学館　１０００円＋税

病気で右手がだめになり、左手のピアニストとして奇跡の復帰をとげ、テレビなどでも多くとりあげられた館野さんの本です。

一つ一つの言葉が私の心に響いてきました。

読みながら笑顔になっていきました。

最近右手だけでなく、左手もとっさに握りしめることができなくなり、先日のコケロミン演奏も通常とは違う方法で行っていたのでした。

二胡が弾けなくなった時の保険で始めた電子楽器達も弾けなくなったらどうしよう…　そんな不安感に襲われる時もありました。

でも、館野さんの言葉が新たな勇気と希望を与えてくださいました。

「たとえ今いる場所から落っこちたとしても、そこは新しい地点」

６５歳で病に倒れ、でもリハビリまでも好奇心を持って楽しみ、新たな世界を広げたピアニスト。80歳を超えて尚、素晴らしい活躍をされています。

いっさい愚痴らず、落ち込まず、笑顔と努力で突き進む。　

本当ですね…　人生くよくよしていられるほど長くはないのですから。

なんとか手が動くうちに伝えられる全てを生徒さん達に伝え、音感育成の研究を進め、できる楽器を探し出し楽しめることも見つけましょう。

そんな気持ちにさせられました。

「歩むときはひとり」

夫や仲間達の支えは確かにありますが、道を進むのは私自身。

勇気を持って、笑顔で、わくわくしながら前進いたします。

心に響く