皆さん、こんばんは！Freak 岡澤です

ところで、、

11月の上旬ってこんなに雪が降ったっけ？

どう考えても、ちょっと早すぎるよねえ(*_*;

例年、11月に降ることはあっても、

平地で積雪まではなかった気がします

雪が積もると寒いったらないですよね(>_<)

こんな日は鍋を囲んで熱燗

くわぁー、たまんない♪

これぞ正しい日本のオッさんですなぁ(笑)

ということで、今日はアルコールを呑まない方でも

暖かいビンテージスタイルの裏起毛ヘビーウェイト

・スウェットを御紹介します(^_^;)

1960年中頃までのヴィンテージと呼ばれるスウェットシャツ

のほとんどが「吊ニット」が使用されていて、何十年も経った

現在でも多くのファンを魅了し続けるのに一役買っています。

「吊」という名前の由来は、ズバリ編み機そのものが

梁(はり)に吊り下げられている事から
※日本に輸入され始めた当初は機械がスイス製だった為、

スイッツル(Switzer)ともいう。

和歌山には今から約百年前にヨーロッパから渡って来たこの吊り編み機を使用し、

昔ながらの方法で作り続けてる工場が僅かながらあります。

吊編み機で編んだ生地は糸そのものの柔らかな風合いが活かされています。

洗いこむほどに実感できるやわらかさや、

まるで手編みのような温もり、独特の豊かな風合い

を持っており、その特性を長期間保ちます。

これらの製品は現状の編み機(シンカー)が毎分240回転するのに対し、

24回転という非常にゆっくりとしたスピードで編み上げる、

いや編み下げる吊編み機(吊り機)と言われる機械で編まれています

一日一台当たりの生産量が、「約10m」を限界とする非常に非効率な

オリジナル生地は高密度が作り出すハードな質感と、ヴィンテージ

さながらのラフ、ムラ感のある表情を持ち、着込むほど旧式吊り機

ならではの柔らかさが戻るのも特徴です

旧式吊り機は現在主流の高速編み機と違い、生地を編むときに

糸に余計な力をかけないうえ、編み上がった生地も強制的に巻き取りません。

そのため吊り機で編まれた生地は手編みの様に

空気を含み、元々の素材の柔らかさを失わないのです

日本には１９００年初頭から輸入されはじめ稼働台数も増えていき、

１９６０年代まで日本のニット産業界の第一線で活躍しました。

その後大量生産、大量消費という時代の波が押し寄せると量産を重視した

現在の様な高速の編み機が主流になっていき、生産性や採算性が極めて低い

吊り編み機は使われなくなり、姿を消していきました。

さらに機械メーカーも生産を終了し、多くの吊機が廃棄処分されました。

今日では現存する吊機も少なくなり、生地を編むのに職人の熟練した技や経験が

必要なため、吊り編み機を稼働させる工場は世界的にみてもごくわずかになっています。

さて、お疲れさまでした。うんちくは、ここまで(笑)

ここまでお付き合いいただきありがとうございました

それでは、次回はいよいよ商品の紹介になります

？名前の由来は吊られてるから？？？（前編）