室伏選手の体幹トレーニング | 真剣ダイエット(モデル・女優が、コッソリやってる正攻法) 

室伏選手の体幹トレーニング

世界陸上ハンマー投げ、室伏選手、金メダルおめでとうございます!

前回の体幹トレーニングの記事で、スポーツ競技のための体幹トレーニングについて少しお話しましたが、こちらに室伏選手が自身の体幹トレーニングについて話したインタビュー記事があります。

長いですが、興味のある方はご覧ください。サッカー長友選手の体幹トレーニングと比較してみるのも、また面白いと思います(普通の女性がこれやる必要は特にないですが)。


室伏が、キター!!!

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(引用)

世界陸上直前! ハイハイ・トレーニングで頂点を目指すハンマー投げの室伏広治選手[8月25日]
http://sportiva.shueisha.co.jp/m/series/announcer/2011/08/25/post_2/

8月27日から韓国テグで開かれる世界陸上選手権。この大会には日本人選手が多く出場しますが、その中でも私が注目しているのが2010年ハンマー投げ世界ランキング1位で、今回の世界陸上超人BIG7のひとりでもある室伏広治選手です。

 室伏選手と初めてお会いしたのは、TBSのスポーツ番組『S☆1』でした。まず、最初にビックリしたのは、その身体の大きさです。私が放送前に控え室に行き「よろしくお願いします」とあいさつすると、座っていた室伏選手はすぐに立ち上がり「よろしく」と握手を求めてきました(ちなみに身長は187cm、体重は99kg)。

 その立ち上がった姿のあまりの大きさに、室伏選手の顔を見上げる私の首は、ほぼ90度に曲がっていました。また、スーツの上からでもわかるぐらい身体も大きくガッチリしていて、まさに映画に出てくるターミネーターのようでした。

 そんなターミネーターみたいな身体なのですから、パワーで勝負する競技が得意な選手なのかなと思っていたのですが、実はそうではありません。短距離走や幅跳びでも驚異的な身体能力を誇っています。

 室伏選手は、高校時代に100m走10秒台の記録を出していますし、立ち幅跳びでも3m27cmを飛んでいます(公式世界記録は3m47cm)。

 さらに高校3年生の時に、たまたま出た国体のやり投げで、いきなり2位に輝いているのです。

 また、日本を代表するアスリートたちが、さまざまな競技を行なってNo.1を決めるスポーツ番組『最強の男は誰だ!壮絶筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦』でも優勝しています。

 あれだけ大きな身体なのに、パワーとスピードを兼ね備えていて、本当に最強のアスリートのひとりと言えるでしょう。学生の頃はプロレスラーになりたかったそうですが、きっと、どのジャンルでも一流になれた人だと思います。

 そんな室伏選手に「いつもどんなトレーニングをしているんですか?」と聞くと「バランスを大事にしている」「バランスを良くするためのトレーニングをしています」と答えました。


よく知られている室伏選手のトレーニングに、広げた新聞紙を片手ずつ持って、グシャグシャと丸めるというものがあります。

 そこで、「あれは何のためにやっているんですか? 握力をつけるためなら、もっと重たいものを握ったほうが鍛えられるんじゃないですか?」と聞くと「それだと一カ所の筋肉しかつかなくて、バランスが悪いんです。新聞紙を丸めるトレーニングは地味かもしれないけれど、毎回、違った動きになる。同じ動きは二度とないから、指の力をまんべんなく鍛えられるんです」とおっしゃっていました。

 また、「最近は、どんなトレーニングをしているんですか?」と聞くと、「こういう練習です」と、その場でジャンプして、片足で着地するトレーニングを見せてくれました。

 でも、それが何のためになるのかわからなかったので「それもトレーニングなんですか?」と聞くと「これは着地した時に体幹が鍛えられるんです」と。そして「人間の身体の基礎を作る、赤ちゃんの動きを研究しトレーニングに取り入れています。四つん這いでハイハイの姿勢になって身体を鍛えたりしています」ともおっしゃっていました。

 室伏選手の有名な言葉に「あるところまで来ると普通のことをやっていても、それより上には行けない」というものがあります。

 これがまさに新聞紙を丸めるトレーニングだったり、ジャンプやハイハイなのでしょう。

 アテネ五輪で金メダルを獲得し、日本選手権では前人未到の17連覇を記録。頂点を極めたアスリートだからこそ、他人と同じようなトレーニングをやっていても上には行けないことを知っているのです。

 そして、その上に行くためのトレーニングがバランスを大事にすることなのだと思います。

 ハンマーを投げる時はいつも怖い顔をしながら「うぉぉぉぉぉ~っ!」と大きな声で吠えている室伏選手。でも、スタジオでの素顔はとても優しくて、いつもニコニコしている姿が印象的でした。

 自分で冗談を言っては、ひとりでニヤリと笑ったり、こちらが用意したVTRを純粋に楽しんでくれたり。そして、さわやかな笑顔を残して帰っていく後ろ姿を見て、ゲストやスタッフの男性陣からも「あれはモテるわ~」との声があがっていました。

 そんな室伏広治選手が登場する男子ハンマー投げは8月27日(土)に予選、29日(月)に決勝が行なわれます。

 これまでの世界陸上で、銀と銅のメダルは手に入れていますが、金メダルは残されたままです。今年こそ、表彰台の真ん中で金色に輝くメダルを持ちながらニコニコと笑っている室伏選手が見られることを祈っています。