スヌーズレン~身体にハンディがある子の学校で

 

約25年の教員生活の始まりは、岩手の小学校でした。

ちょっとさかのぼってお話ししますと、岩手大学では、小学校教員養成課程に所属していて、私は心理学を専攻。そこで、小学校と特別支援学校と幼稚園の教諭の免許を取得しました。
卒業後は、関東のある会社のカウンセラー、そして小学校の教員を、約6年間。
ただこの6年間に結婚、出産、転居があり、岩手から茨城へ。ここまでは小学校の普通学級。
この後、千葉に転居してからは、4年間、小学校の特別支援学級。
そしてその後10年間、肢体不自由の特別支援学校に勤務していました。

松戸にあるその学校に勤めていたとき、スヌーズレンに出会いました!
自立活動部に所属していて、毎年夏休みには、解剖学等、体のことを勉強するため、中目黒まで、通ったことが、今では懐かしい…
この頃、体の観察の重要性や心の状態が体に表れることなど、学んび、そしてそれは、障害があってもなくても同じだと思いました。

スヌーズレンは、イギリス大使館で、ワークショップがあるとのことで、当時の上司から、誘われて、実は何も分からずに参加したしたのが始まり…

スヌーズレンは、感覚刺激(視覚、聴覚、嗅覚、触覚など)により、リラックスしたり、探索して楽しんだりできる環境設定でした!

ここで、嗅覚刺激のアプローチを知ることができたのです。

学校で、少しずつ機材を購入してもらい、子供達と一緒に体験しました。
筋緊張の高い子がリラックス出来たり、光刺激に興味を示して追視したりなど、子供たちは、楽しみながら活動出来ていたと思います。

その後、知的障害の特別支援学校でも、自分のクラスで、手作りスヌーズレンを考えて取り組んでみました。
このころは、すでにアロマテラピーに興味があったので、自分のディヒューザーを教室に持ち込んで、スヌーズレンの時間には、嗅覚刺激としてエッセンシャルオイルを芳香させていました。

特にストレスをためやすい子には、定期的に取り組むことで、ストレスがリセットされ、また次の日から、学習活動に頑張ることが出来るように感じました。

2008年3月に教員を辞めて、4月から週2回教育相談の仕事をしていました。
その年の11月に柏市旭町にマンションを借りて、アロマテラピーサロンをオープンしました。
そのころ、以前の同僚にスヌーズレンについて、訊かれたことをきっかけに、日本スヌーズレン協会の会員になり、ヨーロッパでの取り組みを知り、自分のサロンでも、提供できたら…と夢を描いていました。

そして、2010年4月、2年間続けていた教育相談の仕事を辞めて、善は急げと、スヌーズレンセラピーが出来るように店舗を移転しました。