ようこそ、フール・ジャパンの世界へ!
<主な内容>
(Part1) 古き良きメガネ出っ歯の世界
(Part2) 日本人ツーリストの掟
(Part3) 世界一有名な職業……ヤクザ
(Part4) 昔はゲイシャ、今は女子高生?
(Part5) おそるべし、日本企業
(Part6) 切り取られたニッポンの風景
(Part7) キャラ立ちしているニッポン人
(Part8) ニンジャとサムライは永遠に不滅です
(Part9) 大日本帝国バンザイ!
(Part10) ジャパニーズ特撮レジェンド
(Part11) みんなでいじろうニッポン!
(Part12) トホホ和食は無形文化遺産
『まえがき』より抜粋
「マンガ・アニメ、カワイイ・ファッション、和食が海外で大人気!」
「日本の最新技術ときめ細やかなサービスを外国人が絶賛!」
テレビをつけると、最近はそんな「クール・ジャパン」推進番組ばかり。素直な人は日本人として生まれたことをあらためて誇りに思うだろうし、ひねくれ者は政府の洗脳か大手広告代理店の陰謀だと考えることだろう。
「クール・ジャパン」の現実。外国から見た日本のイメージは本当はどうなのか? それはどう移り変わってきたのか、あるいは変わっていないのか? この疑問を解く「手がかり」は、海外で制作された映画作品にある。映画は、作り手である外国人が日本に対して持っているイメージが、そのまま映像として表現されるからだ。
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勝手にそう決めつけた私は、なんだかよくわからない情熱を傾け、日本に関する描写を含んだ(もしくは日本になんらかの関係がある)映画を、片っ端からチェックしてみた。本書はそうした数百本の「ジャパンがらみ映画」の検証結果をまとめたものである。
紹介した映画の中には、作り手の日本に対する深い理解と愛情が感じられる力作もあるが、めちゃくちゃアタマ悪そうな誤解だらけのゴミ映画もある。外国人の描くこうした「奇妙なニッポン」の姿には、「クール・ジャパン」じゃなくて、「フール・ジャパン」とでも呼びたくなるような香ばしい魅力があり、マニアにはたまらなかったりするのである...。
「ボンドさん、あなたの胸毛に日本の女はクラクラだ」
007を泡姫洗体エステで接待する若き日の大霊界
「今夜はインタ―ナショナルなラーメン屋だよ!」
ご満悦...いい顔してます
秋葉原で買いまくるギレルモ・デル・トロ監督
寿司職人に活きづくりにされるお相撲さん
とっても単刀直入なジャパニーズサラリーマン
「キンパツのねえちゃん、ちょっと待て。ハウマッチ?」
るわけないだろ! (゚Д゚)ゴルァ!!