☀︎雲の向こうはいつも青空☀︎

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2014年に母がスキルス性胃がんで他界したのをきっかけに、翌2015年から始めたブログ。あれから年月が経ち、今は日常のことをぼちぼち綴っています。


うらやましいこと

 


 今期の朝ドラ

『虎に翼』



一話からずっと観てます。



朝は何かとバタバタ忙しいので

ドラマはリアルタイムじゃなくて

録画したものを

時間のある時に何話分もまとめて観てます。





『虎に翼』の主役は

伊藤沙莉ちゃん演じる寅子(ともこ)



そのお母さん役が石田ゆり子さん。




で、少し前に観た6月のある放送回。



お母さん(ゆり子さん)が

突然の心臓発作で倒れ

医者から一晩もたないだろうと言われ…



どんどん弱っていきながらも

自分が死ぬことを

納得して受け入れた様子のお母さん。



その枕元で寅子(30代)は

お母さんの手を強く握りしめて

泣きながら



やだ!



やだ!やだ!

死んじゃやだ!!



お願い、いなくならないで

ずっとそばにいてよ!!

お母さんいなかったら私…




そう言って顔を伏せる。





私は何も後悔してない

この家のことはよろしくね



みたいなことを言うお母さんに

それでも寅子は




やだーーーーーーーっっ!!




大声で叫んで

泣いて泣いて泣きじゃくる…




お母さんは困った顔で

寅子をよしよし。




その場面を見たら

ものすごく



うらやましい…真顔



と思ってしまった。




そうそう

それなんだよね〜って。



母親が死んでしまうかもしれないって時

心の奥底から沸いてくる本音。



すごく正直でストレートすぎて

思いきり心に刺さった。




私はそんなの言いたくても

言えなかったな。



余命とか

あとどれくらいもちそうとか

私は先生から聞いて知ってたけど

母は知らなかったから

なるべく悟られないようにって

いつも平気なふりしてたし

考えないようにしてた気がする。




もしそうじゃなくて

母が自分の病状を受け入れてたとしても

私は自分の本音を言えなかったと思う。




死んじゃやだ



いなくならないで



大切な人に対しての

ものすごく当たり前の気持ちなのに



いざ言葉にして言うのって

意外と難しい気がする。





幼い子供だったら言えることでも

大人は無意識に我慢しちゃうものだし。



だから寅子が

やだ!やだ!なんて泣き叫んでるのを見て



え〜そんな子供みたいに!?

と思ったけど



うん

やっぱり大人だってそうだよね

それが本音だよねと思ったし



大人の寅子が言うから

よけいに刺さって

もう涙腺崩壊でした。





私も自分の気持ちを素直に吐き出して

母の前で思う存分泣くことができたら



今の気持ちも何か違ってたのかな?



もう少しスッキリしてたのかな。



いや変わらんか。





娘はどうなんだろう。



いつか私が死ぬ時

私にすがって泣いたりするのかな…



そしたら心配になりすぎて

まだ死にたくなーい!!

ってなりそう泣き笑い



この世に未練残しちゃいそうだから

できれば平気なふりして欲しいかも。




昇天




そんなようなことを

ぽつぽつ考えてしまった回でした。




 

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