
見た目は怖いヘビですね。今日は、ガラガラヘビについて書きます。 クサリヘビ科の毒蛇は最も進化した注毒器官を持っている。
毒牙は完全な管になった管牙とよばれるもので注射針状になっており、非常に長く使用しない時は口中に折りたたまれている。
このなかまのマムシ亜科に属するヘビはユーラシアとアメリカ大陸に見られ、ハブとガラガラヘビが代表的で、日本のマムシや中南米のブッシュマスターも含まれる。もう一つのグループ、クサリヘビ亜科のヘビは太くて短い体をしているものが多く、ユーラシアとアフリカに分布し、人の被害が多い。
主にステップや草原に生息する。夜行性で、日中は岩陰や動物の古巣などで休息し、夜になると餌のネズミ類を求めて活動を開始する。口のすぐ上にある赤外線感熱器官(ピット器官)で獲物の体温を感じ取り、獲物に一瞬噛み付いて毒を注入し、すぐに離れて毒が効くのを待つ。
毒は非常に強く、また毒量も非常に多くて危険だが、性質は非常におとなしく、よほど怒らせない限り噛むことも少ない。 気温の低い冬場は山岳地帯で冬眠する。このとき、ドクトカゲなどの他の生物と一緒に冬眠していることも多く、無駄な争いを避ける本種の温和な性格が窺える。そして、春になり、気温が上がると、平野部まで降りてきて活動を開始する。
外敵に出会うと、尻尾を震わせて音を出して威嚇する。ここで敵が去ればこれだけで済ませ、追いかけて攻撃することはない。 繁殖期には、オス同士が互いに頭を高く持ち上げてどちらがより高いかを競い合う。この行動はコンバットダンスと呼ばれる。
天敵はワシなどの猛禽類、キングヘビなどがあるが、大人の大型の個体が狙われることは少ない。
ガラガラヘビや他のマムシ類の毒液はかみ傷の周辺の組織に損傷を与えます。ガラガラヘビの毒は、血球を変化させ血液が凝固するのを阻害し、血管に損傷を与えて血液を漏出させます。
このような変化のために内出血、心不全、呼吸不全、そして腎不全を引き起こします。サンゴヘビの毒液は神経系の働きに影響しますが、かみ傷の周辺の組織にはほとんど損傷を与えません。ヘビにかまれるのは大半が手や足です。
マムシ類のかみ傷では、毒が注入されるとすぐ痛みが生じます。20?30分で赤くなって腫れが生じ、数時間以内に脚や腕全体に広がります。ガラガラヘビによるかみ傷では、指やつま先や口の回りにヒリヒリする痛みやしびれが生じたり、口の中に金属やゴムのような味がします。
ヘビに咬まれた時は、すぐに医者に見せましょう。