こんばんはー!じゃーまねです。
コンサートのことをお話ししなきゃ!
とりわけ、今回のプログラムにあげた楽曲のことを……
だって、まず、演奏しないじゃーまねが、いちばんわけわかってないんだもの……(´・ω・`)

そこで、この記事から何回かは、じゃーまねのネットでちゃかちゃかっと浅くしらべた、モンテヴェルディに関するしったかにお付き合いいただきますねf(^_^;
違うぞ!と思ったら、コメントプリーズ!
なる早で訂正しますよー!

モンテヴェルディといえば?
答えは様々だと思います。
マドリガーレでしょ!
宗教曲でしょ!
器楽曲でしょ! などなど……

なぜって、モンテヴェルディの作曲に沢山の側面があるのはしょうがない。

早くから才能を発揮し、1582年には最初の作品を発表、15歳にしてマドリガーレ集を出版したモンテヴェルディ。その後生涯現役を貫き、実に約70年もの間作曲家として活躍し続けたのですから。

その間、始めは宮廷に仕え、主にマドリガーレを多く作曲しましたが、後に大寺院の楽長に、そして司祭に……とお仕事も大きく変化していますし、年月や他者からの影響などで考え方や作曲の手法も推移していき、その時々でそれぞれ素晴らしい作品を残しているわけです。

その中でも、オペラでしょ!というご意見は外せない。
バロックオペラにとってモンテヴェルディは最も重要な存在といえるでしょう。

オペラのルーツは当然、演劇です。
それで、今宵は演劇の歴史からみる、モンテヴェルディ……になる予定……f(^_^;
あ、長いけど、大した内容じゃないからナナメによんでくださいね(笑)

演劇の発祥については詳しくはわかっていないそうですが、古代の祭祀が発展して演劇になった、らしい、って感じです。

古代ギリシャではディオニューシア祭というお祭りでギリシャ悲劇という劇が上演されていましたが、このギリシャ悲劇には合唱が組み込まれており、合唱隊を「コロス」と呼んだそうです。
いまでもお芝居では、役名のない大衆のような立ち位置で、主要なセリフでは伝えきれない情報を発信する役割のことを、「コロス」と言いますが、これを英語で表記すると「chorus」(コーラス)となります。現在のストレートプレイでコロスは歌いませんけどね(^_^;)

このギリシャ悲劇が発展して、ギリシャ演劇となり、劇場で上演するようになる。
するとそれが、古代ローマに伝わって、土着の宗教と融合し、もっと楽しく見られる娯楽になっていく。

その後欧州にキリスト教が広まると、その娯楽性からギリシャ演劇の様式は劇場で上演することを禁じられます。演劇が無くなったわけじゃないけど、その辺話は省略!

……で!17世紀初頭に、このギリシャ演劇様式を復刻したいという動きがでてきて、宮廷で上演するための、役者がセリフを朗読し、合唱がモノログを語るという形、今のオペラのご先祖がイタリアのフィレンツェにやっと出来上がった。これがローマやヴェネツィアでどんどん発展して、再び劇場で上演するようになっていったのです。

その過程で、音楽史におけるルネサンス期は複雑なメリスマが多様され多声部が絡み合い装飾的だった音楽が、よりセリフを伝え易い単旋律と通奏低音という構成(モノディー様式って言うらしい;受け売り;)に変遷し、やがてすべてのセリフを音楽で伝えるようになっていきます。

そんでもって、この辺でモンテヴェルディ大 先 生 が、当時神様もビックリな新しいアイディアてんこ盛りにしたオペラ、「オルフェオ」を発表したというわけ。

イタリアにおいて、演劇がオペラへと、独自の発展を遂げる道程でモンテヴェルディが生まれた。
時代がそうだからモンテヴェルディが天才になったのか、天才に恵まれたから時代がそうなったのか。いずれにせよ、時代の寵児ってこういうことかな。

今回わたしたちのコンサートでは、モンテヴェルディのオペラ(オルフェオではないんだけど)から1曲だけ、アリアを演奏しますが、その他のプログラムでも、単旋律(デュエットだけどね)と通奏低音という構成は多用されています。
まるでお芝居のセリフのような歌曲の数々をお楽しみいただけたら、嬉しいです(*^^*)





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