ヨセフ様 | 天からのおくりもの

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日々のちょっとしたできごとなどを書いているブログです

ヨセフ様は 子どもたちが大きくなったある日


犬を飼うことにしました


子どもたちは 犬をとっても可愛がり 毎日 一緒に遊んでいました


何年か経ったある日 その犬の具合が急に悪くなりました


心配したヨセフ様とマリア様は


その犬を お医者さんのような方に診てもらいに行きました


もちろん子供たちも一緒に行きました


そこで


「このまま 子どもたちと遊んでいると 

 この犬は一ヶ月ぐらいしか生きることができません

 しかし そっとおとなしく暮らしていると 

 あと1年ぐらい生きることができるかもしれません」と言われました


ヨセフ様とマリア様は 子どもたちのことを想い


犬と遊ぶことを選びましたが


横で聞いていた子供たちは 犬がそっとおとなしく暮らして


少しでも長い時間を犬と過ごせるほうを選びました


それから その犬には ちょっと撫ぜたり 優しく話しかけたりと


負担が少ないように 子供たちは 気を配りました


それから 一年ぐらい経った ある日 


犬は 以前のようにとっても元気になったのです


それは まるで奇跡のようでした


なぜ 元気になったかというと


イエス様や弟は こっそり 犬にエールを送っていたのです


本当は ヨセフ様もマリア様も そのことを知っていましたが


子供たちに気づかれないように


知らない振りをしてくれていたのです


大好きな犬が病気になった時はとっても悲しかったけど


一生懸命にエールを送って 元気になった犬を見て


その時 まだ子どもだったイエス様は 


「どんな悲しいことがあっても 前に進んでいこう」と


こころから想ったそうです



おしまい