<2017.2.22~5.22、東京、六本木の国立新美術館にて開催中>
平日のお昼過ぎ、多少の混雑を予想していましたがチケット購入から入場まで並ぶことなく入場口へ。
(( ̄□ ̄;) しかし入口横に長蛇の列が!そうです、オリジナルグッズの会計待ちです。30分は並びそう。
前衛芸術家、草間彌生さんは昭和4年生、今年88歳になります。
今回のメインテーマ「わが永遠の魂」は2009年から制作をスタートした連作、500点余りの中から約130点が展示されています。
アイデアがどんどん湧き上がるのだそう。下書きはなし!鮮やかな色使い、はっきりと描かれた線に迷いがありません。
ラフレシアを思わせる迫力の「明日咲く花」2016年
「真夜中に咲く花」2016年
「恋のはじまり」2010年
草間さんがイメージする恋のはじまりデス
「わたしは漫画家になりたい」2015年
最新の草間ワールドに気分も高揚しているところから、今度は一気にタイムスリップして初期作品の展示室へ
長野県松本市の種苗業を営む旧家の生まれ
ライトダウンした展示室に母親を描いたといわれる「無題」1939年の線画が浮かび上がります。母親の顔に、着物に、そして用紙いっぱいに、水玉が描かれています。
音声ガイドの中で草間さんが口にする“惨めだった幼少の頃”という言葉が気になります。
裕福であるが故の父親の放蕩、不安定で辛い家庭環境だったようです。はけ口のない苦しみが幼な心に幻聴、幻覚となって襲いかかります。そんな恐怖から逃れるためにそれらを絵として描くようになっていったようです。
子供の頃の写真、大きな花はご自身のコーディネートとか
10歳の頃。既にアーティスティック
出典 VOGUE JAPAN
学生時代は京都の美術学校で日本画を勉強、23歳で初個展、、27歳で単身渡米
前衛芸術家として活躍していきます。
昨年2016年には米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれ、さらに文化勲章を受章
輝ける素敵な88歳は現在も現役です。草間さんのインタビュー記事を見ると、
“もっともっと”“まだまだ努力が足りない”“今まではプロセス”などなど、さらなる未来を見据えた言葉がたくさん登場します。
まさに今回のテーマ「わが永遠の魂」ですね
出典 VOGUE JAPAN
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