蝶谷(ちょうや)、ひびきの良い屋号です。
“蝶”の文字から妖艶で謎めいた印象を受けましたが、さてさて箱の中身はなんだろな
大平焼きと名乗るどら焼きでした。普通のどら焼きより少し小ぶりですが重みがあります。さっそくいただいてみましょう。
このふっくら具合に期待感が高まります
餡がまんべんなく皮の端まで広げられていて、程よい量です。
皮は、というとふわふわというより、ふかっ ふかっとしてねっちり、美味しいです~
このねっちり感はハチミツでしょうか。
餡の甘さ加減もいい具合です。何でも餡の種類は小豆、白あん、緑茶、くるみ、栗、あんずなどなど10種類以上あり、季節限定、桃、青梅などあるようなのです。
食べやすい大きさ、個別包装、添加物、保存料なし!
ご進物リストに加えたいと思います。
東京都墨田区太平、創業文政9年(1826)というと江戸幕府、将軍徳川家斉の時代。
知らない遠い昔がこうした老舗の存在で、過去の歴史との繋がりを身近に感じさせてくれます。
文化文政、町人文化が栄えた時代、うちのご先祖はこの頃何してたのかしら?秋の夜長、渋茶で一杯。太平焼き、もうひとつ頂いちゃおうかな