脳科学者、茂木健一郎さん曰く
僕は『赤毛のアン』の大ファンで、小学5年生のとき読んで以来、シリーズは全部読んだし、英語の原作も全部読んだ。プリンス・エドワード島の地図を部屋に貼っては毎日眺めていたし、大人になってからは実際に自分で旅行もしてきた。一時期はファンクラブにも入っていたこともあるくらい。とにかく大好きで、小学校、中学校、高校、大学、大学院と進学する間も、相変わらず『赤毛のアン』が大好きだったんだ。世に知られている文学作品はたくさんあって、その中で『赤毛のアン』は、どうしても子どもの向きの作品と思われがちだけど、決してそんなことはない。中高生や大人になっても読んでほしいと思える作品なんだ。僕はいまだに影響を受けていることがたくさんある。