急に、「星の王子さま」が頭に浮かんだので、オーディブルで音声を探して聴いていたら、この一節が心にズドーンと響きました。
ところで、王子さまの星には、すごく危険な種があったのです・・・。それが、バオバブの種でした。
王子さまの星の地面には、バオバブの種がたくさんひそんでいたのです。
もし、小さいうちに芽を摘まなければ、バオバブはあっというまに大きくなって、手がつけられなくなります。
それに、根っこもどんどん伸びていきます。
もし、小さい星にバオバブがたくさん生えたら、その星はやがて、破壊されてしまうに決まっています。
後になってから、王子さまはこんなふうに言いました。
--それは、つまり習慣の問題なんだよ。
毎朝、トイレに行って、いらなくなったものを体から出すでしょう。それと同じで、いらないものを星から取りのぞいてやらなくちゃいけないんだ。
バオバブの芽って、バラの芽ととても似ているので、見分けるのがすごく難しいんだけど、とにかく、それがバオバブの芽だとわかったら、すぐに抜かなくちゃいけない。
めんどうくさいけど、やる気になりさえすれば、とっても簡単なんだ。
出展；星の王子さま
星の王子さま Amazon
「それは、つまり習慣の問題なんだよ。」
「いらないものを星から取りのぞいてやらなくちゃいけない。」
「めんどうくさいけど、やる気になりさえすれば、とっても簡単なんだ。」
あぁ・・・これこそまさに、片づけの極意。
「星」を「私」に置き換えてみると、いかにたくさんのいらないものや思考が自分にへばりついているか、思い知ります。
それらは、心の輝きを覆い隠すバオバブのようなものだと感じました。
深く根をはり、成長してしまったそれを、
魔法のように一気に取り去ることはなかなかできないかもしれません。
でも、星の王子さまのように小さいうちに取り除いていくことを「習慣」にすることは、ちょっとした続けるコツをつかめば、できるようになります。
大木に思えたバオバブも、毎日ちょっとずつ削っていけば、いつか倒れます。
そして、それが倒れた頃には、習慣化する「力」と、輝きを外に放つ「空間」が手に入るはず。
そんな思いで、活動を続けています。
CHALLENGE
・小さいものだし、と思って放置している何かを
片づけてみる。
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牛尾恵理