昨日、片づけコンサルタントの近藤麻理恵さんに関する記事を読んでいて、この部分がぐっと心に響きました。
ーー読者の層が日本と海外で違うということで、読者の感想も違いましたか?
近藤 それはほぼ一緒で、「部屋を片付けることによって、心もクリアになって、自分が本当に大切なことがわかった」というのが最終的な感想でした。日本の場合は、はじめは「片づけ」自体に興味を持って手に取ったけれど、実際にやってみたら心にも効果があったと気づかれる方が多かった。アメリカの場合は、最初からそういった考え方や哲学に興味を持つ方が多かった。入り口は違うけれど、最終的な反応は同じだったんですね。
出展;ホンシェルジュ
「部屋を片付けることによって、心もクリアになって、自分が本当に大切なことがわかった」
この言葉には、まる5年、毎日毎日片づけを意識して生活し続けてみて、本当に心の底から共感します。
片づけ始めの頃は、母親としてこなす日常のありとあらゆることを「やらなければならないこと」だと思っていました。
そして、そう考える時は常に「犠牲者」意識があったように思います。
「やりたくないけど、母親としてやらなきゃいけない。」
そう思いながらする行動はつまらないし、単調だし、正直とてもつらかったです。
特に、二人の子供たちが勝手に引き出しのモノや棚のモノを全部床に放り出して放置し始めたあたりは、毎日泣き出しそうなくらい厳しいシゴキを受けているように感じていました。
↑片づけ始めの頃(2012.3)
それでも、数か月ほどぼちぼち続けていたら、ある時カチッとこんな思考がセットされました。
「そうだ、引き出しのモノを全部外に放り出されてもサッと戻せるくらい中身を少なくすればいいんだ。そうしたらイライラしなくて済む。」
もちろん、このことは今まで読んだ片づけ本の中にさんざん書いてあったかもしれませんが、自分の中から自然に湧いてきたように感じた覚えがあります。
つまり、私は「きれいに片づけたい」わけでなく、「イライラしたくない」だけなんだ、と自分のことがちょっとわかったんです。
それ以来、こどもたちの手の届くところには、毎日使う「一軍」と、週に1回以上使う「二軍」のみだけを置き、それ以外は捨てたり、天袋などにストック品として避けて置いておく、ということをし始めました。
モノはみるみる減っていき、そうなると掃除もしやすくなり、徐々に毎日の片づけや掃除が楽しくなっていきました。
子供たちに引き出しの中身を巻き散らかされても、
「おっ全出ししてくれてありがとう、手間が省けた。えーと、残すものは…」
なんて感じで以前よりずっと軽く受け止められ、イライラが減りました。
今も、子供たちは自分たちのおもちゃを全てひっくり返して遊ぶことをやめたわけではありません。
でも、寝る前に必ず自分たちで「リセット」してくれるようになりました。
「朝起きて転がっているものはママが片づけて(捨てて)ヨシ」ルールが効いているというのもあるのかもしれません。
でもそれ以前に、きっと子供たちの中に「寝る前には歯磨きをする」というのと同じように「寝る前にはおもちゃをリセットする」習慣がついたからだと思います。
朝起きて来て一番に目に入る光景が、どこを見ても「スッキリ」している。
ただそれだけのことなのですが、子供たちもその気持ちよさをなんとなくわかってくれているんじゃないかなと思っています。
部屋を片づけて、私も自分にとって大切なことがわかりました。
それは、決してモデルルームや雑誌に載っているようなオシャレな部屋にすることではありませんでした。
ただ、私と家族が安全で、快適で、清潔で、居心地よいと感じられる空間をつくり、維持すること。
そして、その空間で、家族みんなが安心して自由にそれぞれ好きなように好きなことをして過ごすこと。
それが私にとって大切なことです。
片づけを続けて、あなたも、あなたにとって大切なことにぜひ気づけますように。
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片づけ習慣ナビゲーター
牛尾恵理