自民党外交・経済連携調査会は過日「TPP交渉参加に対する基本方針」を取りまとめました。それを受けて、マーク・シンクレア駐日ニュージーランド大使閣下が表敬訪問され「TPP参加に対するわが党の対応について」の意見を求められました。
 当方から、わが国は議院内閣制のもと政府及び政権与党は、常に双方緊密な連携を堅持しその責務を果たさねばならないことを申し上げるとともに、総選挙を経て政権与党となったわが党のTPPに対する基本方針をしっかりと総理の訪米前に明示したことを説明しました。
 この中で、わが党は先の衆院総選挙で「聖域なき関税撤廃を前提にする限り、TPP交渉に反対する」と公約をしており本公約の順守を再度確認したものです。この基本方針は、わが党国会議員が熟議を重ねてTPPのメリットやデメリット等を踏まえて総合的に大局観に立って「方針決定」したことであることも付言しました。
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  第34回目を迎える「日本・EU議員会議」が開幕。来日されたヨハネス・コルネリス・ファン・バーレン団長一行は午前衆参両院議長を表敬訪問後、衆議院予算委員会を視察され、翌日から第一セッションに入りました。
 私からリードスピーカー役を申し出て、わが国の政治情勢について会議冒頭の発言を行いました。1978年同会議が産声を上げて30余年の歳月を刻んでおり、わが国とEUをつなぐ重要な位置づけがなされている同会議です。EU会議メンバーは、被災地も訪問し復旧・復興の現状をつぶさに視察されました。
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 自民党外交・経済連携調査会はこれまで3回の会議を開催し昨日「TPP交渉参加に対する基本方針」を取りまとめました。
 衆院予算委員会の開会前に、岸信夫事務局長(外交部会長)と安倍総理に方針をお伝えしました。
 安倍総理には、電話で方針決定後お話をしておりましたが、改めて書面を以て報告を行いました。この席には菅内閣官房長官も同席をされました。
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