☆今日のヒトツボ☆
あなたは「生活習慣病」という言葉からどんな病気を連想しますか?
多くの人は血圧を気にされていて、高血圧を連想するのではないでしょうか?
そのくらい“高血圧症”は私達にとって身近なものです。
だいたい30歳以上の日本人の4人に1人の割合・・・
70歳以上に至っては、3人に2人の割合で高血圧症と診断されたり、
その予備軍であると言われています。
そんな不安な毎日を抱えるあなたの為に!その名の通り
『血圧点』です!
≪血圧点(けつあつてん)≫
【位置】
首の付け根にある一番でっぱった骨(第7頚椎棘状突起)の上一寸から
外方2寸(左右2センチ)のところにあるツボ。
首の後ろにできる骨の出っ張りと、
その上の骨との間から左右に、指3本分の幅のところにあります。
【効果】
経絡外奇穴のツボ。
高血圧の症状に抜群に効果があります。
では高血圧とはどのような状態でしょうか?
一般的に高血圧は大きく2つに分かれます。
遺伝や環境によって起こる原因不明の“本態性高血圧症”
血圧に関係した臓器の疾病が原因によって引き起こされる“疾病性高血圧症”
前者はなんと高血圧症患者さんの80%を占めています。
血液はご存知のように、心臓から送り出されて、全身をくまなく循環しています。
この血液の流れによって血液の壁に及ぼす圧力がいわば「血圧」です。
ちなみに、よく測定時に“上が●●で下が○○ですね~”などと言われますが、
心臓が収縮した時の血圧が「上の血圧」で
心臓が拡張した時が「下の血圧」となります。
つまり、心臓から送り出される血液量が増加したり、
心拍数(血液を送り出す回数)が増えれば当然血圧は上がります。
また動脈の筋肉は、血液量に応じて、収縮、拡張を繰り返す訳ですが・・
この筋肉の働きが弱くなっても血圧は高くなるのです。
その原因は疾病に由来したり、さまざまです。Σ(-`Д´-;)!?
ではどのようにして『高血圧』と判断するのでしょうか?
これは数値を元に決定します。
WHOの基準によれば、正常な血圧は体を安静にして測った血圧で
最高血圧が140mmpHg未満、最低血圧が90mmpHg未満とされていて、
最高160mmpHg、最低95mmpgHg以上であると『高血圧症』と診断されます。
逆に最高100mmpHg、最低60mmpgHg以下の状態を『低血圧』と診断されます。
この、ほとんど治療の必要はないとされている低血圧・・
低血圧が疾患として、問題になるのは、血圧の低下により各臓器へ送られる
血液量が減少し、種々の自覚症状や臓器の機能障害が発現した場合なのですが、
この低血圧の症状改善にも効果を発揮します。
【押し方】
後ろ手にまわして、人差し指と中指を添えて、軽く押しまわすように指圧します。
また、7~10本束ねた爪楊枝の束で毎日10~20回ほどの刺激を
朝晩の2回繰り返します。
徐々に血圧が落ち着いてくるのが実感できるかと思います。
家庭灸や温熱灸療法も効果的です。
いかがでしたか?
どちらにしても高血圧症はなかなか治りにくい生活習慣病と言えます。
しかも、それだけでなく、“静かなる殺人者(サイレントキラー)”と呼ばれ
一般に自覚症状が少ない為に、早期発見が困難な疾病なので、
気がついた時にはかなり血圧が高くなっている場合があるので要注意です!
疲れやすい・・頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、吐き気、便秘、のぼせ・・
更には足の冷えなどを感じてきた場合血圧を疑うのも大切です。
それくらいコレという特徴がないので、
見過ごがちなんです(゚Д゚ )ムハァ
基本的に高血圧症は食塩と脂肪を控えた食事療法と
精神的ストレスをためない生活を送る事が大切。
もし、症状が出てしまったら、是非このツボを毎日刺激して、
気長にじっくりつきあっていきましょう。
次回もお楽しみに(*^^)