おかしい・・・。

1話分になるかならないかの予定だったおまけが、何故か前中後編になろうとしている(゚_゚i)


なんか色々書き直したりしてるうちに、どんどん長くなっていくのです・・・。

これ以上弄っても余計にグダグダしそうなので、とりあえず短いですけどUPしますm(_ _ )m




ACT.191続き妄想 おまけ 中編




「えっ!?や、自棄食いだったんですか!?」



落ち着きを取り戻してから、改めて蓮に聞いたキョーコだったが・・・。

渋々といった様子で蓮が話した昨夜の食べ過ぎの理由に驚いて、思わず大きな声で問い返してしまった。



「・・・そうだよ。」

そっぽを向いて、不機嫌そうに答える蓮。

だが、多少マシになったもののまだ赤い顔を見れば、そうではないことくらい簡単にわかってしまう。

おそらく自棄食いなんて真似をしたことを、恥ずかしがっているのだろう。



珍しい蓮の表情と食べ過ぎの原因に驚き、呆然とするキョーコ。

そんなキョーコをチラッと横目で見て、蓮がボソッと呟く。



「君があんなやつと・・・不破なんかと一緒にいるから悪いんだ。」



どこか拗ねたような口調は、自棄食いだと話したときと同じもので。

キョーコは、さっき聞いたばかりの言葉を思い返した。



『君が不破と一緒にいるのを見て、冷静でなんかいられない。どうしようもないくらいに心が荒れて・・・でも、打ち合わせ中にそんな感情出すわけにいかなくて。イライラを押さえようとしているうちに、いつの間にか食べ過ぎてしまったんだ。』



昨夜、尚の存在に不安を感じていたことを教えてくれた蓮。

それを考えれば、食べ過ぎの理由なんて察することが出来るはずなのに、全然わからなかった自分が情けない。

「申し訳ありませんでした・・・。」

自分の行動が蓮に辛い思いをさせていたことを昨夜反省したキョーコは、食べ過ぎも自分のせいだったと知って頭を下げた。



「いや・・・ゴメン、違う。」

「えっ?」

「君は・・・悪くない。俺が勝手に苛々して馬鹿な真似をしただけなのに、君に当たったりするなんて・・・本当にゴメン。」

ばつが悪そうな顔で謝る蓮に、キョーコは慌てた。

「そ、そんな!敦賀さんが謝る必要は・・・。」

「だって、悪いのは俺だからね。」



何故か自信満々に言われた言葉にキョーコがどうやって反論しようか考えていると、急に改まった様子で蓮が口を開いた。



「俺は、かなり独占欲が強い方だと思います。」

「そう・・・ですか?」

きっぱりと言い切られても、あまりピンと来ない。

カインだったらわかるのだが・・・。

「うん。だから、またこんなふうに勝手にヤキモチ焼いて・・・。」

「ヤ、ヤキモチって・・・。」

「ヤキモチだよ。君が他の男といるのが嫌なんだから。」

蓮の口から出た信じられない言葉に思わず口を挟んだキョーコだったが、またもやきっぱりと言い切られ、まさかと言いかけた言葉は口の中で消えた。



蓮がヤキモチなんて信じられないけれど、昨日から聞いている尚に対する蓮の感情は、確かにそう呼ばれるべきもので・・・。

いや、でもやっぱり、蓮がヤキモチなんて・・・。



そんなことを考えていると、蓮が話を戻す。

「ヤキモチを焼いて、君に八つ当たりしてしまうかもしれない。・・・もちろん、しないように気を付けるけど。」

そこで一旦言葉を切った蓮が、緊張した表情でその先を続ける。



「それでも・・・本当に、ずっと俺の傍にいてくれますか?」




続く



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