先日、1周忌法要を行いました...。
あれから1年...。早すぎる...。まだ、昨日のことのよう...。

毎日、仏壇と写真に声かけて、話しかけているからかな...、いまだに、居ないのが不思議で不思議でたまらない...。

1年忌法要は、主人の職場からもたくさん参加してくださり、子供の少年団繋がりの家族も...。大人数となりました...。
ありがたい...。

いろんなことを思い出していました...。

1年前のこと...。
体に力が入らなくなって、意識が遠のいていって、救急車を呼んだときのこと 、
最後に行った仕事の日...、
主人の認知が目に見えて悪くなっても、ずっと、支えてくれた職場の人のこと、仕事のことで一番私の相談にのってくれた主人の職場の上司...。

ずっとずっと、支えてくれた主治医の先生、寝たきりになって、在宅でみることになったとき、お世話になった看護師さん、ケアマネージャーさん、ベッドの業者さん、

たくさんの人に感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、なにより感謝しても足りない、恩返しをしていきたいと思えるのは、私の職場の人たち...。

主人が病気になってからも、ずっと、私の話を聞いてくれていた人たちで...。
主人が亡くなったあとも、書類の手続きだったり、自分の気持ちの整理だったり、子供たちのこころを見つめたりするのに、何だかんだで、3ヶ月、お休みさせてもらっていました。

ようやく、少しがんばろうと思って、去年の9月に仕事復帰しました。
私のなかでは、休ませてもらった分、また、新たな気持ちでがんばろうと思っていった日...、

職場の人たちは、私をみるなり、「○○さん...」って、びっくりしたように、目を潤ませていました。
心配してくれていたんだな...と思いました。
また、次にあった人も、その次々に会うひともみんな、目を潤ませてくれていました...。
今まで、話したこともないような人も「もう大丈夫?」と声をかけてくれて、私は病院職員なのですが、今まで話したこともないドクターも、私の顔をみるなり、座っていた椅子から、パッと立ち上がり...気遣ってくれました。
その他の先生も...。
そのつぎの日も、朝、顔を合わせた先輩に、「いろいろとご心配をおかけしました」と言おうとしたら、先に先輩が「台風...来そうだね~。運動会...」
って。私の気持ちを知って、わざと話をそらしてくれました。
何も言わない優しさを感じて、横を歩きながら、涙があふれそうでした。
私の上司も、「もうちょっと、休んでても良かったんだよ...。でも、とりあえずは、出てくるだけでもいいからね...」と言ってくれました。

廊下ですれ違うとき、さりげなく声をかけてくれるドクター...。
やらなければならない課題も、私だけ免除にしてくれたり...、みんなが、わたしを気遣ってくれました。

そんな、いっぺんに、たくさんの人から優しさをもらい、深い悲しみと嬉しさが混ざって、涙あふれ、心が混乱するほどでした。


でも、ほんとに、人って、すばらしいなぁと思えて、ほんとに、頑張ろうって思えました...。

例えるならば、
枯れた木にみなさんが水と栄養を与えてくださって、私には今があるのだと思います。

子供たちも、こんなに悲しいことを経験したことはないし、経験したくもないし、今までの幸せから、深い悲しみを覚えて
どう考えていけばよいのか、心の整理もつかないままだったでしょうに、目の前にある、学校にいく、ということ...を今まで通りしてくれていて、

逆に私の方が、仕事を休んでいる間は、気力もなく、ぼーっとしてしまっていたのに、こどもたちが家事を手伝ってくれたりしているのを見ていると、涙があふれそうになりながら、頑張ろうと思えました。

人ってすごいです。
今まで、何も考えずに普通に過ごしていた職場の人たちだと思いましたが、こんなにも、みんなが心配してくれていて、人の心って、何も言わなくても伝わるんだな...って、感じました。

そんな人たちがいる、日本て素晴らしいと思います。
日本だから、医療や福祉にも助けられて、すごいなぁ...って、思います。
いくら、仕事だとしても、人のために見知らぬ人が心をもって対応してくださる...。
職場も、大事な仕事もしなければならないのに、弱い人には優しくしてあげられる社会って、素晴らしいと思います...。

決して、そんなに現実の社会は甘くはないと 思いますが、そうじゃないということもあるんだって、感動しました。


そうしながら少しづつ、日常の生活に戻って来ました。
時には、一番したの子の心の不安定さもありましたし、長男の高校受験もありました。
成績もぐっと、下がってしまいました。平静を装っていても、いろんな形でこどもたちの心の不安定がありました。
もちろん、私も浮き沈みしながらも、仕事にいくと、集中できるので、1日1日を、子供達と大切に過ごしてきました。

そうそう、大事なこと...。
1年を迎えるまでに、私の父の死もありました。
主人が寝たきりになって、私が主人に付きっきりになれたのも、私の父母が子供達の面倒と家事をしてくれたからで、
主人が亡くなってからも、私と子供達を心配して、よく、うちに来て面倒を見てくれていました。
その、父が、肺がんだったのです...。
私たちのために一生懸命、サポートしてくれていたときも、何も言わず、病院にもいかず...。
食欲が落ちて、病院に行った時には、すでに遅かったのです...。

そうして、父も主人のところへ行ってしまいました...。

そんなことって、あるのでしょうか...。
主人と仲が良かった父...。月は違えど、同じ日でした。

主人が亡くなって、1年...。
日常生活には慣れてきたど、悲しみは何年たっても、変わらないのだろうと思いました。

今でも、毎日、主人との思い出ばかり頭に浮かんできます。
主人は、私たちを悲しませたいわけではない...。
私たちを守り、幸せにするために頑張っていた...。
そして、ずっと、幸せでした...。
きっと、私や子供たちには、笑顔でいてほしいと思っていると思います。
だから、これからも、子供達と楽しいこと、嬉しいこと、たくさん増えて、幸せな時間を過ごせるようにしていきたいです。
だから、前を向いて...。(^_^)v

長々と書いてしまいました。読んでくださったかた、ありがとうございました。m(__)m
今の気持ちを残しておきたかったので...。

何年たっても、主人とのことや、周りの方たちへの感謝の気持ちを忘れないように...。

感謝...。