最近、私が悲しいって思う事は何だろう?って
考える機会がありました。

私がすごく悲しいと感じるのは

学校で、社会で
「ふつう」であることが求められて、
「ふつうでない」部分を持っていると
尊重されないこと



あまりにもよく使われる言葉ですが、
「ふつう」って何でしょうね。

「ふつう」って褒め言葉ではない
と思います。

でも、「ふつうでない」ことには、
すごく不安を感じたり、
拒否感をもったり、
とまどったりすること、
私たちの世の中ではとっても多いと思います。

「ふつう」って褒め言葉でないのに、
「ふつう」でいること、求められているんですね。

この変化し続ける世の中で
「ふつう」で居続ける事が求められるのって
すごくおかしなことですけどね。

「ふつう」って何だろう?って思ったので、
「ふつう」を具体的にしてみることにしました。
あえて、世の中の「ふつう」に向き合います。


「ふつう」の人の一生

両親そろった家に生まれる。

障がいや病気がない。

母は家で育児に専念。

平均的なペースで成長をし、
立ち上がったり言葉を発したり
コミュニケーションとったり
できるようになっていく。

男の子ならヒーローごっこや自動車などで、
女の子なら人形やおままごとなどで、遊ぶ。

男の子なら、ズボンを、
女の子なら、可愛らしい服を好む。

年齢がきたら幼稚園に通う。
平均的な幼稚園児として、
お友達や先生と折り合いよく過ごす。

小学校に入学。
小学1年から6年まで、平均的な成長のペースで
学習能力を身につけ、
平均的なスピードで
身体の成長も始まり、体格もかわってくる。

女の子なら男の子に、
男の子なら女の子に興味をもちはじめ、
女の子ならバレンタインにチョコを渡したり、
男の子なら、チョコをいくつかもらったりする

中学校に入学。
思春期に入り、自我が目覚め、親との距離ができる。
平均的に学習能力が身につき、
高校受験の準備をする。
中学3年間を無事学校に通い、
行事にも参加し、卒業。

高校に入学し、クラブ活動にも熱が入る。

恋愛や性への興味もさらに増し、
友だちと集まって、そんな話で盛り上がる

たまには、親に隠れて
外泊したりっていう経験もする。

勉強はあまり好きではなくとも、
大学受験に向けてだんだん本腰を入れて勉強する

青春を謳歌して、受験勉強を乗り越え、
3年間学校に通って、高校を卒業。

大学に入学し、クラブやサークルに入る
アルバイトとクラブやサークルの活動で青春を謳歌し、
友だちを沢山作り、ゼミにも入る。
3年生から就職活動を始め、
何社か受けて落ちるも、
そこそこ名前の知れている会社から内定をもらい、
卒業前に就職先を決める。
卒論を仕上げ、卒業旅行も楽しみ、
22歳で卒業。

翌月4月に就職先の入社式。


書き始めたらとても長くなったので、
とりあえず今日はここでとめます、笑。

どうですか?

これは、私が、
私の経験と私と同世代の人たちの経験をもとに
書いてみた、「ふつう」の人の半生です。

こうして書いてみると、
チクチクする想いもあったりして、
面白かったです。

自分が経験していない「ふつう」があったりね、
自分がそこに行けなかった「ふつう」があったり。
自分が「これより上だった」って思う「ふつう」があったり。

あはは~
「ふつう」って何でしょうね!

今日書いたこれ、
「良い人生」じゃないですよ
「ふつうの人生」って私が思っているもの

です。

「ふつうじゃない」ことに不安感じたりする
のおおもとの「ふつう」です。

いろいろいろいろ、想いがわきますが、
次回社会に出てからの「ふつう」の人の半生を
書いてみて、そのときにまとめて、
分析したいと思います。
どうぞおつきあい下さい。

さて、あなたの「ふつう」は
私が書いたものと似ていましたか?

きっと違うところもありましたよね・・・