エヴァンゲリオンようやく見て… | 遠藤一平のブログ

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率直に思ったことを適当に綴ってます。極私的散文

まったく違う話と聞いていたから、まったく同じにしか見えなかった。
エヴァは人類がいなくなって終わってしまうからまた人間がいる時に話が戻らないと続けられないのか?
平行宇宙パラレルワールドをやるならセカンドインパクトもサードインパクトも起きない世界でどうするか描くといいかと思うが、同じカタストロフィが起きるならなんかバカバカしい。ちょっと困ると自壊の道を歩もうとする脆弱オタク君と同じ思考回路に入り込んでしまう。同じネタの繰り返しがクリエイティブでない。
しかしメカニックな描写は相変わらずなかなかいい、もっとリアルにできたらいいかと思ったが、微妙にイマイチな部分もあった。

サントラでビックリしたのが「太陽を盗んだ男」の曲をまんま使ってたり、予告にも使用されているメインテーマらしき
曲が「DUNE・砂の惑星」のブライアン・イーノ風の音だったり、オリジナルのエヴァンゲリオンのサントラから微妙に乖離していた。

兎にも角にもエヴァシリーズは破壊が好きだなぁ、と思った、現代人が見たいものが何か、紐解くキーであるような気がする、破壊。
一度構築したものをぶっ壊し、何もない世界に解放されたいという深層無意識か、濁った水槽の水を取り替えるように、膿んだ傷口から膿を全部吸い取るように世界を再構築したいという深層無意識か、「エヴァンゲリオン破」は現代人のスタンダードな深層心理が描かれているように思う。
しかし序破急とくるのがなんか笑える、シナリオ学校の生徒か?プロなら定規を敷かないで構図を作ってみろよ!と言いたい感じが微妙にある。
もっともっとエヴァンゲリオンは冒険していい筈。何か数年前の2部構成の映画より刺激はなかった…