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日々の戯言
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2024年4月25日(木曜日)~2024年5月11日(土曜日)

アメリカ家族とのペルー旅&12回目のアメリカ里帰り

 

5月3日(金曜日)@9日目

ナスカ空港@小屋にて準備して、いざ!

 

 

いよいよ始まります、遊覧飛行!!

こちらが私たちが乗るセスナ。

 

お顔はこんな感じ。

 

セスナの写真撮りまくってたら、一緒に撮ってあげるよってガイドさんに言われたので、お願いした。

嬉しさが隠し切れない、ニヤニヤ顔。ww

しかし、小さいな!

 

ドアを観音開きにしてもかなり小さい。

 

8人乗り。

パイロットとガイドを先頭に、乗客が6人。

おそらく、事前に計測した体重でバランスよく割り振られている。

 

私は、ペルー人のおばあちゃんとお隣になって、このおばあちゃんがめちゃんこ可愛かった。

私の前の座席の女の子が孫の様子で、何度も振り返って様子見てた。

2人旅行とか仲良しだなー。

で、英語が全く話せないけど、気分が悪くなったら、この袋使うのよ!とジェスチャーでゲロ袋の説明をしてくれた。ww

 

セスナのエンジン音を遮断して、ガイドさんの説明を聞けるようにヘッドフォンをする。

ワクワクがすぎるやろ、この顔。ww

 

さくっと離陸!!

少し農園が続く。

 

でも、すぐにこの景色に突入。

いよいよ、地上絵!!

 

ナスカの地上絵(Nazca Lines)は、ペルーのナスカ川とインヘニオ川に囲まれた平坦な砂漠の地表面に、砂利の色分けによって描かれた幾何学図形や動植物の絵の総称であり、古代ナスカ文明の遺産である。

ナスカの図形群が描かれているエリアは縦横30kmもある非常に広大な面積があり、全体に千数百点もの膨大な数の巨大な図形が描かれている。

あまりにも巨大な絵が多く、空からでないとほとんどの地上絵の全体像の把握が難しい。

なぜこのような巨大な地上絵を描いたのかということが大きな謎の一つとなっている。

また、ナスカの地上絵のエリアから川を挟んですぐ南にはカワチの階段ピラミッド群があり、その関係性は深いと予想されている。

ナスカの地上絵は、1926年にアメリカの文化人類学者のアルフレッド・クローバーとペルーの考古学者メヒア・ヘスペによって直線状のものが発見された。

動物の地上絵を発見したのはアメリカの歴史学者ポール・コソックで、1939年6月22日に上空を飛行した時に発見された。

その後ドイツの数学者、マリア・ライヘが終生この地に住み着き、彼女を中心として、地上絵の解明作業と、保護が行われるようになった。

(Wikipediaより)

 

地上絵に関しては、様々な文献が発行されているけど、未だに謎が多い。

そして、今でもそれが見れるところが、マチュピチュと同じく凄いことだと思う。

地上絵は、周囲の砂と石をどかすだけ、という超シンプルな方法え描かれてる。

 

ちなみに、今回の遊覧飛行の最後にこのカードが配られたんやけど、今回の20分間の飛行で見られる主要な地上絵は11個。(三角形を入れると12個)

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だけども、主要な絵の付近にもたくさんの地上絵があるし、三角形や長方形もたくさんあるし、他にも線が多すぎて、判別するのがめちゃくちゃ難しかった。

ガイドさんが英語とスペイン語でそこに何があるか説明してくれるけど、そのスピードにもついて行けず。

くっきり見えるものもあるし、探してるうちに通り過ぎてしまうのもある。

セスナを旋回してくれるので、全ての地上絵を左右どちらの窓からも見えるようにしてくれるのだけど、飛行中は、とにかく必死だった。爆  笑

 

普段は撮影した写真の加工は全くしないけど、今回はあまりに見え難いので、コントラストや色彩加工と拡大を入れてみた。

(それでも、なかなか見難いけれど・・・)

 

ではでは、今回見れたものをご紹介。

①クジラ(Whale/Ballena)@全長63m

これはけっこうはっきり見えた。

胴体は一筆描きで、目は渦巻。

もうひとつ、「シャチ」もあるけど、今回のツアーでは見られず。

ちなみに、この体の真ん中を走ってるのは道ではなくて別の地上絵(というかライン?)。

 

 

②宇宙飛行士(Astronaut/Astronauta)@全長32m

山(丘?)の側面に描かれていて、最初はどこにあるのか分からなかったけど、こちらも見つけるとよく見えた。

他の地上絵とは異なり。周囲の石を取り除いて絵柄を浮かび上がらせてる。

「フクロウ人間(Lechuza Humano)」というタイトルをつけてるケースもある。

 

 

③サル(Monkey/Mono)@全長93m

これもはっきり見えた。

しかも可愛いから一番のお気に入り。ww

砂漠には生息しないジャングルの生き物をどうやって知ったのか?

それを言えば、海の生き物もだけど、謎だらけの地上絵。

このサル、右手は何故か指が4本。

 

 

④犬(Dog/Perro)@全長45m

サルに比べて小さいので、すぐには見つけられず、でも、これも見つけたらはっきり見えた。

この子も指は3本だったり4本だったり。

「キツネ」というタイトルで紹介される場合もあり。

 

 

⑤ハチドリ(Humming bird/Colibrf)@全長97m

ナスカの地上絵で一番と言っていいほど有名なのでは?思うのだけど、こちらも見つけるまで時間がかかったひとつ。
丘の上に描かれてて、思ったより小さいし、薄い。ww
全長93mと言っても、ほとんどが嘴の長さなので、身体部分は「犬」と同じくらいかも。
 
拡大したのがこちら。
↓↓↓
image
これくらいズームするとよく見える。
ハチドリは渡り鳥で、ナスカでは雨季の前に見られるので「水をもたらす鳥」として、豊穣のシンボルとされてた、とのことで、他にもハチドリモチーフの地上絵があるそうな。
でも、このハチドリが一番有名。
ちゃんと見れて良かった!!
 
 
⑥コンドル(Condor)@全長135m

これは比較的はっきり見えたのですぐに見つけられた。

ハチドリよりも羽が1本多い。

ちなみに、くちばしが鉤状じゃなくてまっすぐなので、コンドルじゃなくて「海鳥」だという説もある。

 

 

⑦シロサギ(White heron/Garza blanca)@全長93m

⑧グンカンドリ(Frigatebird/Ave fragata)@全長370m

あまりに大き過ぎてワイドアングルで撮っても全体像写せず。

この2つの地上絵が「サギ」だと思って見てたけど、違ったーーー!(笑)

左側がシロサギ、右側がグンカンドリ。

 

 

⑨オウム(Parrot/Papagallo)@全長230m

これもはっきり見えるけど、大きすぎて・・・。

袋状の曲線をトサカに見立てるとオウム、羽の形と枚数から「トンボ」、くちばしの形から「コンドル」、アゴから袋状の曲線が延びているので「ペリカン」と呼ばれることも。

 

同じエリアに地上絵のオンパレードで、え?どれどれ??って見てるうちに通り過ぎてしまう。

見逃してるのも多いのが、動画を見てよく分かる感じーーー。

 

 

 

で、こちらの2つは見逃してて、後で撮影した写真の中に写り込んでるのを発見した。

⑩クモ(Spider/Arana)@全長46m

image

これは完全に見逃してた。

ガイドさんが右手にスパイダーが見えて・・・と言った瞬間から探したけど、え?どこどこ?って見てるうちに通り過ぎてた。

でも、撮影した写真を拡大したら、ちゃんといた!ww

クモは捕食性から死と再生、卵をたくさん産むので多産を意味しているそうな。

 

 

⑪サギ(Heron bird/Alcatraz)@全長300m

シロサギとグンカンドリの近くにあったんで、そっちが繋がってひとつの地上絵「サギ」だと思ってたけど、本物はこっちだったーーー。

地上絵の中で最大級の大きさ、というか、長さやけど、薄くて見え難い!

くちばしから首だけで全長の5分の4なので、大きいとはいえ、細いからかなー。

 

 

⑫木(Tree/Arbol)@全長47m

⑬手(Hands/Manos)@全長43m

⑭トカゲ(Lizard/Lagartija)@全長187m

トカゲは道路(パンアメリカンハイウエイ)で身体が分断されてるーーー。
 
写真ではちょっと見難いので拡大したのがこちら
↓↓↓

image

木は「海藻」と言われることもあるけど、動物モチーフが多い地上絵の中で、少ない植物のモチーフのひとつ。

地面を表すラインも含めて見事な一筆描き。

手のモチーフも、サルと同じで右手の指が4本だけ。

トカゲの方は、両手ともに5本指。(身体は分断されとるけどww)

 

 

道路の脇にあるのがCoraとCBが行った展望台(ミラドール)。

地上絵の測量調査をした、数学者のマリア・ライヘが造った展望台(約14メートル)の老朽化が進んだことから、高さ約20メートルの新しい展望台が建てられたのだけど、この建設に日本人が関わっているそうな。

埼玉県で精密加工会社を営む田島陽志さんが、大学在学中に訪れたナスカで地上絵が気象の変化や観光客の立ち入りなどで消滅の危機に瀕していることを知り、地上絵の保護活動を開始。
その計画のひとつとして、この展望台を立てたそうです。

展望台を道路の近くに建てるのは分かるけど、なぜ、地上絵を分断する場所に道路つくっちゃったのさ?と思ったけど。
道路が造られたのは、地上絵発見以前だそうな。

(もちろん、今の整備舗装された道ではないけれど)

こんなにすぐ近くに地上絵があるのに、誰も気がつかないほど地上で見ると大きすぎるんだろうな・・・。

Coraたちも、木、手、トカゲは展望台から見えたって言ってた。

 

 

さて、セスナは空港に戻るけど、戻る空路でも色々見えます。

右手に渦巻きが見えたりね。ww

20分って短すぎるなーと思ったけど、何度も旋回するし、身体にG(重力)がかかるので、乗り物酔いしない私でもちょっとしんどくなり始めてたので、1時間とかは無理な人が多いかもな。

かなりたくさんの地上絵を認識できたので、大満足!!

 

 

で、こちらはついでに見えた地上絵だけど、ナスカの地上絵ではなくてパルパの地上絵。

パルパの地上絵は、ナスカの地上絵と目と鼻のところに存在していたにもかかわらず、知られざる地上絵だったので、手つかずのモチーフが多い。

この「猫」@全長37mも最近発見されたそう。

丘の急斜面に描かれていて、長年風雨にさらされてほとんど見えないぐらいに劣化していたところ、ナスカの地上絵を観るためにその丘に建設された展望台の修復をしていた作業員が、たまたま発見したんだって。

で、2000年以上も前からずっとここにいたけど気付かれなかった子が、奇跡の復活を果たしたんだとか。

ナスカの地上絵が一筆で描かれているのに対して、パンパの地上絵は一筆ではない。

でも、描かれた時期はナスカよりも古いパラカス期のものもあるそうです。

最近はドローンを使って調査したりしてるので、どんどん新しい地上絵が見つかっていて、約450平方キロメートルに700件以上の地上絵があるんやってさ!!

すげぇな!

 

ちなみに、このにゃんこは、CoraとCBも見えたって言ってた。

Coraは「アンジェロ(アメリカの実家で飼ってるコーギー)がいた!」って言うてたけど。(笑)

 

無事に空港に戻り、フライト証明を貰ったーーー!

 

裏側に地上絵の位置関係も載ってるし、最初にもらいたかったーーー。

image

 

 

でも、たくさんの地上絵が見れて、大・大・大・MANZOKU!!

最高だった~~~~!!!

ほんまに行けてよかった!!