ハンプティ ダンプティ
宝地図ナビゲーターの
みぽりんです。
先日
小４の娘のクラスで読み聞かせをしました。
娘は 私が クラスに入る事を
今年 最大の 憂鬱だと 表現し、
数日前より ブルーになっていました。
難しい年頃です。
母親が 他の読み聞かせの方と
違う事をするのではないかと
ハラハラ ドキドキ しているらしい。
当日は
娘の 期待？に応えて、
（違う事）
紙芝居をしました。
絵本ではなく サプライズ。
それも、とっておきの。
マザー・グースの童謡で歌われている
ハンプティ ダンプティの
紙芝居。
卵怪人 ハンプティ ダンプティが
どうやって生まれて
なぜ、塀の上に座っているのか、
そして、歌の意味が
すべてわかる、
ちょと 可愛そうなお話です。
どこで売っているのか
わかりませんが、
面白いルートで入手したものです。
今から13年前、
まだ、インターネットが
一般的ではなかった頃、
ママ達の情報交換は
ＦＡＸで行っていました。
「マミックス」という名の
全国の会員サークルのようなものが
ありました。
当時、
インターネットもメールもない
ママ達との交流も薄い中、
この『マミックス』は
私の唯一の楽しみでした。
「あげます」
「買います」
「売ります」
などの 取引が 行われていました。
すべて ＦＡＸ。
今の ネットオークションの はしりだったと
思います。
その時の取引は おもしろく、
ドキドキ びっくり箱をあけるような、
楽しさがありました。
いろいろな 商品が段ボール箱で届きました。
おもちゃや 古着 教材など。
もちろん、お金を支払ったものもあるし、
無料で送ってくれた方もいました。
その中に入っていたのが、
この
ハンプティ ダンプティの紙芝居。
英語の教材の付録なのか？
セリフは英語と日本語が書かれています。
単独で販売されていたものなのか？
1993年 6月21日 第３１刷発行 となっているので
かなりの部数が出ているもよう。
そんな 非売品かも？の紙芝居
子どもたちは
おもしろいシーンでは 声を出して笑い
悲しいところでは
沈黙となって
悲しそうな 表情をして
目を まんまるにして
聞き入っていた。
それから数日後
スーパーで買い物をしていると
読み聞かせをしたクラスの 女の子が
私を見つけて 踊るように走ってきて
今まで、
会話した事はなかったけれど
古くからの 友人のように
私の両手を握りしめた。
『この 間 すごく 上手だった。
すっごく 面白かった。
紙芝居 初めてだったから。
本当に 面白かったよ～。
また 来てね～。』
と 小さく ジャンプしながら
不思議の国のアリスのような
可愛らしい表情で
私の手を握りしめてくれた。
その子は
娘の憂鬱をも吹き飛ばしてくれた。
娘が 心配するような事は
なにも おきてはいなかった。
子育ての
孤独や悩みをかかえながら
１０年以上 読み続けてきた
ハンプティ ダンプティ
子どもと 一緒に楽しんだ
思い出の 紙芝居
推薦図書でも
お勧め紙芝居でも
ありませんが、
娘の不安を 吹き飛ばし
学校でも 助けてくれた。
この 紙芝居は
孫の代まで、大切に残そうと思う
今日 この頃です。
ご訪問頂きまして
ありがとう ございます
