こんにちは。

 

礼法講師の坂井志暢です。

 

二十四節気の「穀雨」に入り、恵みの雨の季節となりました。

 

雨が好きです。

 

自然の草木を眺めていると圧倒的に雨の日の方が生き生きしています。

 

お庭の池に落ちる雨粒を見ていると何時間でも飽きずにそうしていたくなります。

 

そんな雨の前の日に、日本礼法道協会の「新緑の集い」が開催されました。

 

今回は、さまざまな分野での先生と呼ばれる方がお見えになって、少々、緊張いたしました。

 

礼法といえば武家の礼法が有名ですが、それ以前の礼法とはどういうものだったのか。

 

武家礼法以前の礼法から明治の開国以降の礼法までを大河ドラマのシーンとともに解説させて頂きました。

 

こんなにも長い歴史の中で繋がれてきた日本の礼節の美しさに心がときめきます。

さて、そんな講座の最後に、接客マナー講師として大活躍中の七條千恵美先生からご質問がありました。

 

それは、「お辞儀の正解」についての見解をお知りになりたいとのことでした。

 

日本では、そもそもお辞儀をする際に手は組みません。

 

が、研修などに伺うと手を前で組むお辞儀を採用している企業も多くございます。

 

手を組むのは、間違っているという説もあります。

 

また、礼法的な手の位置は刀を腰に差している武士はやっていなかった、という説もあります。

 

諸説あるのです。

 

が、礼法のセミナー等でもお伝えしている通り、お辞儀で一番大切なのは、

 

腰から頭のてっぺんまでが真っ直ぐであること

 

です。

 

手を前で組む際には、だらりとすると下半身に手が触れるため避ける。

 

但し、おへそまで上げると肘を張りすぎていておかしい。

 

そのため、少し上げるけれどおへそより下にしておくことをお勧めしています。

 

また、左手と右手、どちらを上にするか、ということですが、特に決まっていません。

 

どちらの手を上にして組むか、という時に武士道的なお話をなさる方がいらっしゃるそうです。

 

武家の礼法の書物などを研究しておりますが、出てきたことがありません。

 

これは、こじつけだと私は思います。

(あくまでも坂井の見解です。どこかに書いてあるのを知っている方は、ぜひ教えてください)

 

話が随分と外れましたが、要は手はどこにあるかは重要ではないのです。

 

ここは、七條先生も同じ見解で嬉しかったです!

 

大切なのは、腰から頭のてっぺんまで真っ直ぐになっていることです。

 

 

世の中の講師の皆様、適当なことを教えないように笑

 

そこで全員の所作が綺麗に揃うことが研修の目的ではないはずです。

 

あなたを信じている受講者の方々とその企業の100年後までを見据えてお伝えください。

 

 

 

 

 

疑問などございましたら、お問い合わせフォームからご連絡いただけますようお願いいたします。

 

ご参考になりましたら幸いです。

 

 

 

坂井 志暢 拝

 

 

 

 

 

 

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