駅弁ブログ ライター望月の駅弁いい気分 -2771ページ目

新快速と特別快速~米原駅「牛肉弁当」(950円)

ライター望月の駅弁E-KIBUN


JR東海と西日本の境界駅となっている米原駅では、

双方の看板列車が顔を合わせます。

西日本からは、223系電車などが

充当されている「新快速」電車。

最高時速130キロ、京都~大阪30分、

大阪~三ノ宮20分は魅力的ですよね。

しかも、時として、福井県の敦賀から、

もうすぐ岡山県の播州赤穂まで直通してしまう列車が

運行されているのも、特筆すべき点です。


ライター望月の駅弁E-KIBUN


一方、東海からは、313系電車が

充当される「特別快速」電車。

こちらも最高時速120キロ、名古屋~岐阜18分、

名古屋~豊橋50分と、高速運転をしています。

ただ、名古屋地区の東海道線は快速がいっぱい。

時刻表を見ながら、ザックリ整理しますと・・・


「特別快速」:大府通過

「新快速」:大府停車

「快速」:共和、大府停車

「区間快速」:共和、大府停車、岡崎以東各停


こんな感じになっているようです。


ライター望月の駅弁E-KIBUN


さてさて、そんな新快速・特別快速も、

空いていれば、快適な移動が出来ます。

車内で駅弁をいただいても、大丈夫そうな時も・・・。

やっぱり、米原の肉食系駅弁といえば、

シンプルな「牛肉弁当」なんてのも侮れません。

米原駅弁・井筒屋は、昔から「ステーキ弁当」や、

最近も「近江牛大入飯」などを出しており、

肉駅弁には定評のある駅弁屋さんと

言っていいと思います。


ライター望月の駅弁E-KIBUN


この日夕方、上り「しらさぎ」6分停車の間に、

在来線の駅弁売り場に唯一残っていたのが

この「牛肉弁当」でしたが、まさに残り物に福!

冷めて肉が固くならず、美味しくいただけるのは、

昔からの技なんだろうなぁ・・・と舌で実感。

やや甘めのタレで味付られた牛焼肉が、

白いご飯にしっかりと合います。

昔より、肉が増量になったと見え、

白いご飯と肉のバランスがよくなった感じ。

普通に配分していけば、白いご飯と牛肉を

同時に食べきれると思います。


肉とご飯を同時に食べきれる喜びは、実は大きいもの!

以前、米沢駅弁の新きねやさんを訪問して、

「牛肉どまん中」の開発秘話を伺った際も

ご担当の方と盛り上がったのですが、

肉&ごはんを食べる立場としては、

究極の夢であり、幸せなんですよね。

ファーストフード大手、吉野家の牛丼でもそうで、

若干、細切れが大きいが故に、いつも肉が先に終わっちゃう。

これって、吉野家へ行く度に感じる小さな不満なんです。

こういった、小さな不満を徹底的に解決したのが、

「牛肉どまん中」であり、ベストセラーたる由縁ではないかと思います。

そんな意味では、この「牛肉弁当」、

見た目は至ってフツーの焼肉駅弁ですが、

もしも、そのバランスを計算して出しているとしたら、

実はすごい駅弁なのかも!?と想像が広がります。

シンプルなネーミングが故に、

ちょっとナメてかかっていた自分を反省しました。


ライター望月の駅弁E-KIBUN

米原では、岐阜まで各停となる特別快速の前に、

特急「しらさぎ」が発車します。

名古屋までは、およそ1時間の旅です。