新快速と特別快速~米原駅「牛肉弁当」(950円)
JR東海と西日本の境界駅となっている米原駅では、
双方の看板列車が顔を合わせます。
西日本からは、223系電車などが
充当されている「新快速」電車。
最高時速130キロ、京都~大阪30分、
大阪~三ノ宮20分は魅力的ですよね。
しかも、時として、福井県の敦賀から、
もうすぐ岡山県の播州赤穂まで直通してしまう列車が
運行されているのも、特筆すべき点です。
一方、東海からは、313系電車が
充当される「特別快速」電車。
こちらも最高時速120キロ、名古屋~岐阜18分、
名古屋~豊橋50分と、高速運転をしています。
ただ、名古屋地区の東海道線は快速がいっぱい。
時刻表を見ながら、ザックリ整理しますと・・・
「特別快速」:大府通過
「新快速」:大府停車
「快速」:共和、大府停車
「区間快速」:共和、大府停車、岡崎以東各停
こんな感じになっているようです。
さてさて、そんな新快速・特別快速も、
空いていれば、快適な移動が出来ます。
車内で駅弁をいただいても、大丈夫そうな時も・・・。
やっぱり、米原の肉食系駅弁といえば、
シンプルな「牛肉弁当」なんてのも侮れません。
米原駅弁・井筒屋は、昔から「ステーキ弁当」や、
最近も「近江牛大入飯」などを出しており、
肉駅弁には定評のある駅弁屋さんと
言っていいと思います。
この日夕方、上り「しらさぎ」6分停車の間に、
在来線の駅弁売り場に唯一残っていたのが
この「牛肉弁当」でしたが、まさに残り物に福!
冷めて肉が固くならず、美味しくいただけるのは、
昔からの技なんだろうなぁ・・・と舌で実感。
やや甘めのタレで味付られた牛焼肉が、
白いご飯にしっかりと合います。
昔より、肉が増量になったと見え、
白いご飯と肉のバランスがよくなった感じ。
普通に配分していけば、白いご飯と牛肉を
同時に食べきれると思います。
肉とご飯を同時に食べきれる喜びは、実は大きいもの!
以前、米沢駅弁の新きねやさんを訪問して、
「牛肉どまん中」の開発秘話を伺った際も
ご担当の方と盛り上がったのですが、
肉&ごはんを食べる立場としては、
究極の夢であり、幸せなんですよね。
ファーストフード大手、吉野家の牛丼でもそうで、
若干、細切れが大きいが故に、いつも肉が先に終わっちゃう。
これって、吉野家へ行く度に感じる小さな不満なんです。
こういった、小さな不満を徹底的に解決したのが、
「牛肉どまん中」であり、ベストセラーたる由縁ではないかと思います。
そんな意味では、この「牛肉弁当」、
見た目は至ってフツーの焼肉駅弁ですが、
もしも、そのバランスを計算して出しているとしたら、
実はすごい駅弁なのかも!?と想像が広がります。
シンプルなネーミングが故に、
ちょっとナメてかかっていた自分を反省しました。
特急「しらさぎ」が発車します。
名古屋までは、およそ1時間の旅です。