原、宣伝担当に配置換え | えほんや通信

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名作童話の電子出版「えほんや」の編集長・原 真喜夫のブログ。こどもの本と教材、雑誌、実用書の編集を手がける編集プロダクション・スキップの代表取締役。アロマテラピーにも目覚める。村上春樹、マーヴィンゲイ、寿司と焼き鳥、日本酒とワイン。


















ロゴを作り、似顔絵を作る
絵本作家さんとの交渉もだいぶ進み、
制作をスタートすることができた。
ロゴと原の似顔絵の制作をお願いすることにした。
ロゴは「楽書家」岐葉さんにお願いすることにした。

ひらがなで、「えほんや」。
たてにも、横にも、正方形にも組むという、
ちょっと悩ましい注文に見事に答えていただけた。

似顔絵はタッグ似顔絵創作家として活躍している
田上剛さんにお願いした。
大の J-waveリスナーで、2010年の「TOKI HOT 100」の
年間アワードのポスターデザイン
クリス・ペプラーさんの似顔絵で獲得したこともあるスゴ腕だ。



原の似顔絵の右手に「nice one!」のイメージを
プラスしてくれてるのが、J-wave 好きらしい凝り方!



原、宣伝担当に配置換え
こうして、「えほんや」のブランディングを固めて行った。
アメブロでの「えほんや通信」のスタート。
FacebookTwitterにも始めた。



すべて、参考書を買ってきて読みながら始めるところが、
我ながらアナログというか、昭和の発想だ。



小学生時代の親友とFacebook上で出会えたり
やり始めると面白いことがいろいろ出てきた。

ともかく、電子出版に興味を持ってもらわなければ

そのために、自分は宣伝担当になると、決めた。



 電子出版の現状、ただし、体感的に
電子出版を始めると決めて、周囲の人に改めて
尋ねて回って愕然としたのは
だれも、読んでない。



電子書籍を買っている人がいない。
出版、デザイン業界の人やその周辺ですら
そうなのだから、一般では推して知るべしか



と思ったら、マンガ系だと結構いる。
「マンガは結構買う」とか
「実際に自分で販売してるマンガ家さんいるよ~」



 あと、IT系の人が「『スティーブ・ジョブズ』を
電子版で買ったけど読んでないよ~」とか。



肝心の、親子読者はいるのだろうか?
印象的な3つの場面があった。



1つは自宅近くの焼き鳥屋で。
土曜の夜、19時ごろ。
クリエーターとおぼしきご夫婦が、
ビールを飲みつつ話をする横で
ipad(まだ、2の発売前だった)
で遊ぶ4歳ほどの男の子。
…でも、すぐに飽きてDSをはじめてしまった。



次は、マンガの中。



『ひらけ、駒』という週刊モーニング連載のマンガで
主人公のライバルの幼稚園児(!)が
 ipad で将棋を覚えるシーン。



そして、3度目は渋谷のデパ地下で
お母さんを待っているらしい
お父さんと息子が
ipad2でお絵描きをしているところ。



3つも見れば、ブームは近い。

編集者として、そう考えた。
経営者としては、そんな無茶な、
という所だけれど。



ブームを起こすためには、
積極的に宣伝していくしかない!
電子出版、ipad、電子絵本、面白いよ~。
何か始まるよ~。
と、ことあるごとに耳打ちを始めた。 



2012年、いよいよスタートの年の幕が開けた!