第２０稿目の今回は、
『ラーメンに学ぶ』について語ります。
２０１２年６月から
ラーメン屋を経営される方に招待して頂き
ラーメンパーティーとなる飲み会に誘って頂いています。
そこでもステキな出逢いがあったりもした訳で。
いつもワイワイ騒いで
とっても楽しい時間を過ごさせて頂いています。
僕にとって
一番楽しい、一番大切な空間・時間かもしれません。
２０１２年１１月上旬
また誘って頂いた時の話。
いつものようにワイワイ騒いで
笑い声が止まらない空間の中
あるラーメンが運ばれてきました。
その方が毎回作って下さる料理は絶品で
期待が膨らむばかりのラーメンを食べた瞬間
部屋が静まり返るという現象が起きました。
それまで
周りから苦情がきてもおかしくないくらい騒いでいたにも関わらず
口にした瞬間
皆から言葉がなくなりました。
それくらい美味しいラーメンだったんですね。
「皆、黙っちゃいましたね」
「これはね、黙るよ」
沈黙の中、
交わされた会話はこの言葉だけ。
本当に美味しいものに出逢うと言葉はなくなる
のだなと勉強させて頂いた瞬間でした。
その瞬間から
僕はずっとずっと考えて
出した答えがあります。
「芸能活動に、人生を、命をかけよう」
会社員を辞めてから
自分の芸能活動に
人生をかけてきたつもりでした。
命をかけてきたつもりになっていました。
でも
今日の夜ご飯のことや明日のこと
週末の空いた時間のことを考えている時点で
僕はまだまだ考えが甘いんですよね。
明日のために
今日をセーブしてしまう。
そんな自分の弱さや甘さが
今の現状しか生み出せていない原因ではないかと
緩んだ頬を張り倒してくれたような感覚になりました。
僕はプロフェッショナルな方が大好きで
とてもとても尊敬してしまいます。
どんな業種でも
どんな立場でも
プロフェッショナルな方が大好きです。
その方もものすごく苦労をしたとお聞きしています。
そして、
支えて下さる家族や仲間がいらっしゃることもお聞きしています。
そういう方に
食べた人を黙らせるくらいのラーメンが出せるのは
スゴイことだなと感じました。
その方の努力と
その方がかけてきた人生が
言葉をなくすほどの味にかわっているのだと
僕は感じました。
２０１２年１１月上旬。
僕がその方から、ラーメンから学んだことです。
何か夢や目標を持っている方
人生をかけたと言えるくらい
一生懸命になってみませんか。
汗を流すことを
誰かに笑われようが
誰かにバカにされようが
僕はステキだと思います。
誰に何て言われようが
僕は心から応援していますから
自信を持って進んで下さい。
今まで観たことのない景色を
努力した人だけ与えられた場所で
観てみようじゃありませんか。
僕は必ず
その場所に昇り
支えて下さった方々に恩返しをしていきます。
必ず。
必ず。
読んでくれてありがとう。
２０１３年１月９日
成田雅嗣
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