今回は、太陽光発電用パネルの電気的特性を、簡単にビジュアルで測定できる優れもの。

「ストリングトレーサ」を紹介します。


s1

テスター
(回路計)やクランプメーター(架線電流計)では、その時点の電圧や電流を別々に測定できますが、それらを同時刻に組み合わせたり、時間の推移とともに測定することは出来ません。



「ストリングトレーサ」は太陽光パネルに特化した製品でありますが、測定した時点の発電している電圧(V)と電流(I)との関係を一度に測定し、同時に結果を、グラフ(I-V特性図)で表示してくれます。



で・・何に使えるのでしょうか?目




下のグラフでお分かりのように、一目瞭然で、太陽光パネルの特性劣化や異常の有無が判断できます。

(正常なとき)
iv1


(何らかの問題あり)
iv3

iv2

ただ、木、電柱、屋根の陰が、太陽光パネルに、少しでもかかっていると、変化が出てしまうので、測定する環境や結果には、注意が必要です。


ある期間(一年くらい)経ってから、グラフ(データ)を比べると、経年変化もわかります。