大阪ミナミのど真ん中「なんば戎橋筋商店街」事務局blog -128ページ目
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「ひっかけ橋」と言わないで。

先日、商店街事務所のパソコンに、次の趣旨のメールが届きました。


とある新聞社が、記事の見出しに「ひっかけ橋」を公然と使っており、非常に心が痛むので、このような、大阪のイメージがいたずらに損なわれることを、商店街として放置してよいのか、という問いでした。


実は、平成19年に戎橋が架け替えられる前に「ひっかけ橋」との呼び方は‘NG’と、商店街として決めています。橋を隔ててお隣の心斎橋筋、宗右衛門町、南側の道頓堀、千日前といった、伝統的なミナミの各商店街も歩調をあわせております。


なぜかといいますと、近年は風俗店の店員をスカウトする付きまとい行為や、無許可での客引きをはじめ、反社会的な行為が大半です。かつての「ナンパ(死語となりつつあります?)」程度の、一つの世俗的な呼ばれ方として看過できる状況ではないからです。


さらに、根深い問題として、近年、大阪の一面だけを歪んでとらえたり、また自虐的に表現することで受けを狙う、安きに流れる風潮が強くなっています。


そこで、橋の架け替えのときには、戎橋は400年の歴史をもつ史蹟であり、多くのミナミファンにとって、出会い、待ち合わせ、惜別の別れの場所、また観光に来た方にとっては、心ときめく思い出の場所として記憶されていることを思い起こして、次の川柳の名句を記念碑に刻み渡り初めを行い、まちの人が防犯の巡視活動を行って、安心できるミナミを取り戻そうとしています。


「友達はよいものと知る戎橋」

「戎橋白粉(おしろい)紙を散らす恋」

「大阪はよいところなり橋の雨」

(いずれも、岸本水府の川柳で、水府は「一粒300メートル」のグリコの名コピーを考えた人です。)


そのようなことですので、戎橋筋および周辺の商店街は「ひっかけ橋」と呼ばないようにしています。また、橋からの飛び込みについても、それによって名所といわれることも、肯定していません。


どうか、報道の方、一部のお笑い芸人さん、一般市民のみなさんのご理解、お心遣いをお願いします。


えびすばし事務局blog-平成の戎橋 渡り初めの風景

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