ダメ飼い主…それは私、栄太郎です。



反省の為に、ここに書いておこうと思う。

これを読んだ方は、私と同じような過ちをしないで欲しい。



詳しいことは省くが、今朝方チェリックが部屋でンコとシッコを漏らしてしまい、おまけに気分が悪かったらしく嘔吐もあった。

私に非があるので、特に怒りも叱りもせず「大丈夫だよ、いいよいいよー」と掃除してた。


この時のチェリックは非常に申し訳なさそうだった。




庭に出して、しばらく目を離した隙に……ンコのキレが悪かった定春が庭の真ん中にンコを落としてしまった。

(ンコのキレが悪いのも私に非がある)

それを、お腹が緩くても出すもの出しちゃえば元気なチェリックがロープの玩具を咥えて走り回っていて踏みそうだったのね。


栄太郎:「あーーーっ!ダメダメ!」


チェリック:「???(キョトン)」 ボトっとロープの玩具を定春ンコの上に落とした…。



朝早くからシッコ、ンコ、ゲロ……今だって悪意がないのはわかってるけど、ちょっとプチってなった。


栄太郎:「ちょっ…もう、わかんない奴だな!こっち来るな!!!」と感情的になって怒鳴ってしまった。



そしたら、犬部屋にサーっと逃げて行った。



再度、掃除を終わらせてチェリックの様子を見に行くと…

犬部屋の奥で、ガタガタと震えて耳ぺしゃんになってショボーンとしてるチェリック。


私の顔を見るなり、更にガタガタ震えて奥へ隠れてしまう。





やってしまった。

今さら後悔しても遅い。


チェリックは、部屋でシッコとンコとゲロゲロしたことに対してモノスゴイ罪の意識を持っていたのだろう、そして私に急に何やら怒鳴られ怒られて…自分が果てしなく悪いことをしたと思い込んでしまったんじゃないだろうか。


生理現象に対して罪悪感を持たせてしまったかもしれない。



ただでさえ、私が他の犬に声を荒げたりするだけでビクビクとなってしまうチェリック。



この前も、そんなんで失敗した私。

確か反省もして気を付けようと誓ったはず…。








「普段の飼い方、接し方が、犬に出る」

だから、AATのセラピードッグを目指すと決めた時点で犬との接し方に十分注意しなくちゃいけなかった。

ましてや今は、チェリックとの信頼関係をより強固なものに築いてる最中だ。


良く出来た時は褒めるけど、悪いことをした時は感情的にならずに叱る。

決して犬を煽てっぱなしにしてるわけじゃない。


でも、落としてどうする私!


今まで厳しくしすぎて、あんな性格の犬になってしまった。

これ以上落とす必要なんてない。



Lufa mamも前に言ってたけどチェリックが悪いことをしても「ノォー…(NO)」と悲し顔して首を振るだけでチェリックには伝わる。

それくらいの犬なのに、、、、、


私は感情的に怒って怒鳴ってしまった。




もう二度と私には心を開いてくれないかもしれない。


チェリックという犬の性格を理解もせず、基本的な接し方も出来ない私にはセラピードッグのカリキュラムなんて学んでも仕方ない。




心を入れ替えるから、チェリック……もう一度チャンスをちょうだい。



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3月の3回目の修了試験に向けて復習と言うより、やり直ししてる栄太郎です。

試験勉強やってるけど、試験やって終わりじゃないので確実に出来るように身に付けたい。


色んな所で、このカリキュラムで学んだことを使えるよ。

ドッグカフェに行った時に完全に動かないで欲しい時は「ステイ」。

大人しくテキトーにしててで「リラックス」。

全くウロチョロすることがなくなった。


チェリックのセラピードッグお勉強日誌
ロングステイリラックス
協会で叩き込まれた忍耐と組み合わさり、チェリックにとっては最強技の一つ



今朝は階段…ステップマナーを見直し。



施設での階段の上り下りで、他の人とすれ違う時を想定しての練習。

もちろん犬はヒールで慌てることなく付いて歩く。

すれ違う時は、犬を「アフター」のコールでで後ろに付けて歩く。


協会のビルはとても古くて、階段の幅が狭く滑る。

他の犬も皆、協会の階段は大嫌いだろう。


試験はソコでやるのだから、普通の階段で完全マスターしないとダメだと思う。

何かコツを掴まなくては。



チェリックは、下り階段はヒールでもアフターでも慌てることなく問題なく下りられる。


しかし、上りが…。

慌てるんだよね。

平べったくなってジャカジャカとさっさと上がってしまう。


まあ、階段を上り下りしないよりいいんだけどさ、それじゃダメなんだよ。



最近、家の床部分を嫌うようになって歩かない。

歩いても慌てちゃうとジャカジャカしちゃって、その音に驚いて更にパニック。

こんなんじゃ、協会の階段…無理だよー。


何でこんなに敏感なんだろう。

まあ、これがスピッツだから気にしないけど!



ゆっくり歩けば普通に出来ることはわかってるから、恐怖を取り除き着実に一段づつ階段を上らせ、大したことないって教えてあげようと思う。



常に恐怖の克服してるなー。



ヒールさせ一段上ったら褒める。

これの繰り返し。

ゆっくりゆっくり上って、褒める。

ひたすら褒める。


「チェリック、やるじゃん!出来るんだね、スゴイね!」

と自信を付けさせて得意課目にしていかれたらいいな。


普通にヒールで上れるようになったら、次は「アフター」で後ろに付けて歩かせる。

リーシは一巻分緩めて、ゆっくりゆっくり上る。


後ろにいるチェリックの姿は見えないけど、左右にチェリックの姿を見ることがなければ出来てる。



大丈夫だよ、大丈夫チェリック。

オマエなら出来るんだから。

慌てなければ階段を踏み外すこともないし、私は無理に引っ張ってオマエの顔を階段にぶつけたりしない。


リーシからチェリックの位置は常に伝わってくる…私が意識していれば。



先日、テレビでこんなものを観た。

実験で、飼い主の帰宅時間をいつもとズラしても、15分前に犬はソワソワと飼い主を迎えに玄関の前で待っていた。

知らせてもないのに、室内にいる犬が飼い主の帰宅が何故わかるのだろう。


犬はテレパシー能力を備えている可能性がある。



私が帰宅しても寝てて気づかない時が多々あるチェリックだけど、出迎えテレパシーはいらない!

チェリックのセラピードッグお勉強日誌


セラピードッグとして行動する時にテレパシー使って!!!

どっかでスイッチ入んないかなー。


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犬達には、庭のトイレ場所か室内のトイレでしか排泄は許してない栄太郎です。



定春のマーキングは、たまーにあるかなって程度。

(一番危険なのがポット……本能的に引っ掛けなくちゃって気分にさせるのかね)

滅多になくなったけど。

チェリックのセラピードッグお勉強日誌  
基本的にトイレが完璧な定春君

ハート物凄くカワイイハート




自分ちの門柱や塀に他犬からシッコやンコをされるのが嫌で仕方ない。

ンコ袋持って来てても道路にンコが付着してたり、シッコを水で流してもアスファルトだから、ただ周りに広げてるだけでしょ。

臭いもヤダし気持ち悪いしで、毎週末は家の周りを漂白剤撒いてデッキブラシでこすって水で流してるくらい。

どうせなら土の部分で排泄していってくれないかな。

ンコが緩い時も土を抉るような感じで取っていってくれればいいし、シッコも吸うよ。

土や砂は自然のトイレなのに。


だから、私の犬は外では排泄させないように気を付けてる。



マナーベルトなんてしなくても大丈夫なように躾てはいる。

この前のセラピードッグの初級訓練会の時もマナーベルトを外していても大丈夫だった。

いつもの散歩も外では排泄することはないし。

だが、まだ信用できなくて目を離した隙にマーキングするんじゃないかと気が気じゃない。

よって、出掛ける時は必ずマナーベルト着用の定春。




さて、このフルドッグガード系の全体を覆うような服を着せてる場合、マナーベルトはどうやって巻くのだろう?


色々と悩んだが、服の上から巻くことになった。

チェリックのセラピードッグお勉強日誌  



……何か変だよね。
決してスタイリッシュじゃないよね。
一応、マナーベルトの色に合うように茶色とピンクでまとめたけど。


小さいオッサンを連れているような感じがした。


チェリックのセラピードッグお勉強日誌  
ボクが着ると何でもオサレにしちゃうのさ!


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ゲロ吐きスッキリなチェリックです。

(もう元気だよ!)

チェリックのセラピードッグお勉強日誌


今日は栄太郎さんの苦手な課目クィックウォークの克服。


皆からのアドバイスを集めまくり、あらゆる犬のパターン別クィックウォークをお手本に見たいと駄々をこね、目が回るとか、犬が遅れるとかブツブツ言うと快く諭して教えてくれる仲間達。


栄太郎さんに代わって感謝…ありがとうございます!


あっ、ちなみに私はクィックウォーク出来るからね。


出来ないのは、あくまでも栄太郎さん。




クィックウォーク

(ハンドラーが敏速及び変則の速さで犬を誘導して歩き、急停止、急反転等を組み入れてどのような時も犬が同速歩行してくることを確認する。)



栄太郎さんの反省点。
私のこと総無視状態になってるってこと。


えっと、時計回りに大回りする私のこと一切見ないでクルっと回っちゃうから首を吊られることだってあるでしょ、そのまま力づくで吹っ飛ばされることもあるでしょ、それに栄太郎さんの左足に私が絡まるっていうか踏んづけそうになって怒られるでしょ。


そんなだから、栄太郎さんとのクィックウォーク…ヤダよね。

回る時にバンって足音立てられるのもイヤ!

栄太郎さんの苦手意識もヒシヒシと伝わってくるし…やらなくてもいっかなーと思うくらい。



さて、そんな反省点をしっかり見つめ直し、

クィックという言葉に惑わされずに練習することにしたらしい。


ゆっくりとスローモーションで、私を十分に引きつけながら腰を落とし大回しで私が回りきるように。


ちょっと練習していくうちに、栄太郎さんとクィックウォークするのが楽しくなってきた。

ターンした直後に「GOOD!」って褒めてくれるし、そのままつられて栄太郎さんに付いて行っちゃうよね~。


あんまりにも楽しくて、ちょっと飛び跳ね気味になっちゃったくらい。


これって克服できたのかね?




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夢うつつの中で、何か音が聞こえた。


ゴブぅっ、ウッ…ゴボっ…………


オエーっ、ゲーっと朝からゲロをかけられ目覚めた栄太郎です。

私の顔はトイレシートですか?


そうじゃないね、呼びに来たんだね。

気付かなくてゴメンヨ。


一緒に寝てると、こんなことは仕方ない。

生理現象だ。


自分の眠る部屋にトイレを置くのは臭いの関係でイヤなの!

寝ててプ~ンとか勘弁。


なので基本、トイレは朝まで我慢。



お腹まで下しているようなのに我慢させてしまった。


ごめーん、チェリック!




って寛大な気持ちを持てなくてムッスリした顔で後片付け。

だって朝から、それも起き掛けにゲロかけられたんだよ!

(ダメ飼い主)



滅多に体調を崩す犬じゃないのに、どしたんだろう。

ビニール袋を食べて死にそうになって以来の体調の悪さなんだけど…。


雨に濡れてビッショリが日曜日から2回ほどあったし…それが原因かなー。

取り敢えず、ゆるゆるンコを持って病院へ行ってきます。


チェリックのセラピードッグお勉強日誌


この写真を撮った時も山道で車内が暑くてゲロったチェリック。


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2回目の修了試験の出来があまりにも悪く、その後チェリックに練習放棄までされた栄太郎です。

チェリックのセラピードッグお勉強日誌


お家でケインドロップの練習をしていたら、ケインを咥えてポイっと投げ捨てたチェリック。


そのままスタスタと何処かへ消えてしまい、ご飯の時も現れず、「カム ヒア!」と呼んでるのに無視。

どんなことがあっても「カム ヒア」は従うチェリックだったのに…。


この行動の意味を理解できなくて、日曜日の訓練会と試験で何があったのか考えて……

考えたけどわかんなかった。


けど、一部始終を見ていたLufa mamに指摘されてハっとした。


詳しくは書けないけれど、要は「自分の犬をよく観よう」の結論に至った。



いつもちゃんとチェリックが私に付いて来てるのか心配だったけど、それは杞憂で…むしろ、私の一挙一動、心理面までチェックしてるようだ。

ヒール時、回り込むように私のことを覗き込んでるのは知ってる。

(ヒールポジションが崩れる原因)



そして、合図がわかりやすいよう指示前や速度が変わる時にわざと足音をさせていたんだけど、これが裏目に出た。


どうやら耳元で聞こえる大きな私の足音が怖いらしい。

私のこと、ずっと注意深く見てるから、そんな合図もいらないんだって。



チョークで首が締まるのも、ウルサイ合図もチェリックには不要。

そんなことしたら「どうして私のこと信用してくれないの?」と怒る。



私とチェリックの信頼関係は、こーやって崩れていくんだと理解した。



あと普段から、犬と接してる時は平常心を心掛けようと思う。

犬の前で怒ったり声を荒げたりするのは絶対に止めようと誓った。




セラピードッグの教育でスピッツという犬種の理解が私なりに深まったと感じる。

物事を慎重に細やかに感じ取り、飼い主に対して従順で忠実。


悪い言い方をすれば、神経質で臆病な犬だけど。


どちらの意味合いで取るか。


この性質は、大いに飼い主を満足させるものであるけれど、時には大いに悩まされることもある。



私は以前のように神経質で臆病な犬と決め付けず、まだ伸びるかもしれない能力を諦めるよりも、この性質をとことん見極めて無理なく誘導し活かしてあげたいと思う。

それこそが私の出来る最大の犬種理解だと実感した。





皆は、どのような思いでスピッツを飼ったのだろう?



私は、身体が丈夫で屋外飼育可能で、中型寄りの小型犬種を探していたからスピッツを選んだ。

一時期は、手入れの面から丸刈りにしてたほど。

チェリックのセラピードッグお勉強日誌  


今は、せっかくだからと……スピッツだからフルコートにした。

そして毛汚れを防ぐ為に、たまに完全室内飼育に切り替える。

チェリックのセラピードッグお勉強日誌



私が基準としているスタンダードからは外れるような犬だけど、カバー出来る所は極力外れないように努力はしている。

太らせることなく、効率良く適度な運動をさせ優美さを目指し内から滲み出すような知性を出して、この犬の品が上がるように努力したい。



動物介在療法を受ける利用者さんの目に映るチェリックは、身だしなみを整え少しでも良くしたい。

そして少しでも、チェリックと気持ちよく接することが出来るように願っている。

心身ともにベストな状態で維持するのは、やはり私の役目である。





































チェリックの現実……ガニ股で筋肉ズッシリ、薄い顔で毛は日焼けして黄ばんでるのー。


スピッツって、ちょっとメンドクサイ。

でも、最高の犬にさせることができるはず。


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一生懸命やってそうで、結構テキトーに練習してた栄太郎です。

B型だから波が激しいのー。

チェリックのセラピードッグお勉強日誌
やりたくねー時もある…
(基本練習嫌いの犬)


それじゃイケナイと思って練習再開。


何がイケナイのか…。


ヒールウォークを見直してみた。

ゆっくり歩く分には問題ない、ちょっとチェリックが前に出て引っ張ってしまってもコールするか、リーシから合図を送れば伝わるし。


問題は、私の歩く速度に付いて来ない時。


ラインマナーで皆でウォーキングしてる分には問題ない。

つられるから。


でも、単体で歩く時に遅れる。



これ、前から問題だった。

CD試験の練習中も遅れるので、基本の速度を超絶ゆっくりに設定するほど。


元気で活発な犬でしか、こんなことやったことないから物凄く悩んでる。

テンションが低い犬の最大の壁。


このままじゃ、マズいよね。

クィックウォークのテンポが悪いのもコレが原因。


意欲がないんじゃね?って思う。


リーシを前に引いて「ヒール!」ってコールしても「いやだよう!」と止まっちゃうし。



色々と試行錯誤してるんだけど難しい。

右足を一点に固定して、その状態で犬を左脚足に付け右に回る方法で遅れを矯正してみる。

目が回る~。


あとは、「チェリック、遅れてますよ!」と注意して定位置に来たら褒めるの繰り返し。

全然追い付いてこないし…。


私がチェリックの意欲出しがヘタクソなのだと思う。

オヤツでもツられないし、褒めてもダメだし……どーしたらいいのー。



考えろ考えろ。


大木先生…何て言ってたっけ?

犬を見ないで前を向いて素晴らしい姿勢で歩けって言ってたよね。


練習中、チェリックが付いて来てるか下ばっかり見てたような気がする。

チェリックが遅くて誘導してた…これって、犬にプレッシャーを与えてる?

遅くしてる原因?

真っ直ぐ歩いてたかも定かじゃないし…足踏んづけそうになってたかも。

チェリックの歩行を妨害してた?


今晩からの練習どうしようかな。


初心に帰って、犬を見ないで堂々と前を向いて歩く。

そうすれば犬も付いて来るよね。


取り敢えず、やってみまーす。


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19日、20日の両日、ふれあう会と初級・中級・上級の訓練会に修了試験の全部に出ちゃった栄太郎です。
19日は定春と、20日はチェリックと参加。



2011年 2月 19日


定春……最初からチェリックのようには望んじゃいけないし別々の個体。
ピーピー鳴き、チャカチャカがあった。
これはもう普段甘やかして育てているのがいけないのだろう。

チェリックのセラピードッグお勉強日誌


だってカワイイんだもの。

仕方ないよねー。

定春はホントに仕方ないくらいカワイイ。


ピーピー鳴きとかウロウロチャカチャカなんてものは普段の飼い方が悪いから。

隣にいたLufa mamの視線が…。


でも、こんなに長い時間パイプ椅子の下に入れて「待つ」ことをさせたことがなかったから出来なくて当たり前なんだ。

初めてだもん。

初めてにしては、よく耐えていたと思う。


定春は、何回か協会で勉強すれば「今はジっとしてる時間」と理解してくれる犬だ。


そして、ラインマナー。

後ろの犬が気になるのだと思う。

でも、これがラインマナーの勉強…犬の社会性を育てる。


スタンダードマナーのヒール、シィット、レイダウン、ステイ、アップは普段お家で練習してるから指示を出せば出来るし、動作がキビキビと早い。


アイコンタクトもちゃんと取れるようにしてきた。


私の許可なく他犬の匂いを取りに行ってしまうのや、チェリックのように信頼できてないので私自身、気が抜けない。


少し臆病な所があるけど、持ち前の好奇心と勇気と素直さと人間の喜ぶことが大好きな犬なので教育しやすいと思う。


合間を見て協会へ連れて行こうかと思う。

でもセラピードッグにするつもりはないので、躾の一環として協会を利用させて頂く。

こちらでは「忍耐」を学ばせてもらいます。




2011年 2月 20日


中級・上級-ブラッシュアップ-


午前中から張り切って銀座へ出向いた栄太郎とチェリック。

この時点で痛恨のミスを犯してた。



まずは午前中の中級訓練会。


ブラッシュアップで参加するのは初めて。

一度やったことがあるから、何を学ぶのかもうわかっていし落ち着いて全体を見渡せる。

そうなると、やっぱり自分の犬だけではなくて周囲が気になる。


他犬との接触の危険。

学ぶ姿勢。


言いづらいけど、危険回避が出来るのなら注意をしなくてはいけない。

隣の犬が大型犬だったのでパイプ椅子の下に犬が入らないことは、ぺぺちゃんで実証済だから保護者の左脇を椅子をズラして開けるように申し出てみた。

前に犬が居たらラウンド中に絶対に他犬と接触するから。


左脇に犬をツケたことがなく自信がないと言ったけど、その方は「頑張ってみる」と始終、犬を左脇にツケてレイダウンさせステイさせていた。


ホントは、もう少しリーシをガッチリ握りしめてチェリックへのちょっかいを防いで貰いたかったかけど。

相性が悪くなかったらしくチェリックは顔をベロンと舐められても平気だった。

何かあった時の為に私が右足でガード……何かあった時に人様の犬を蹴り飛ばしたくないので、自分の犬は自分でメンドウ見て欲しいな。


大人しいと思っても、犬なんて畜生なんだからわからないでしょ。

私が蹴り飛ばせるならいいけど(保護者同士の確執だけだし)、大型犬を蹴り飛ばすなんて大変なんだよ。

ヘタすると私を噛んじゃうかもしれないんだよ。


そこまで考えて、訓練会へ来て貰いたい。


犬同士の挨拶…そんなに必要なものかね。

フレンドリーって何だろう。

犬には上下関係しかないでしょ。


まずは犬を馴らす為にラウンドするなりして貰いたい。

それって、協会のスタッフさん達にも言われてることだけど皆、ちゃんと聞いてるのかな?


言いたくないけど、言わないと弛んだレベルの低い訓練生になってしまう。

同じ訓練会に通う仲間だと思うなら言葉に出して注意するのは大切だと気付いた今日この頃です。



この日はリーシコントロールとクィックウォークを重点的に練習。


クィックウォーク……ここで練習したのになー。

先生からポイントだって聞いたのになー。



午後からは、上級訓練会にブラッシュアップで参加。

周りがブラッシュアップ組で、ホっと安心。

周囲にまで神経を張り詰めなくても、自分の犬のコントロールはきちんとしてるから、あらぬ方向から他犬からのちょっかいはない。


ラウンド中、大好きな遊び仲間のキラが居て、またしても「キラー!」って遊びに行っちゃうチェリック。

ここで「ヒール!」ってかけるんだよね。

2周目くらいまでは気がそぞろだったチェリックだけど、最終的にはコントロール出来たと思う。


前回出来なかった点。



で、数か月前にしかやってなかったから車椅子マナーの練習。


ブレーキの確認。

フットステップケア。

ハンドコール。

車椅子時の犬の位置。

リーシコントロール。


ちょっとここはダメって所があるから、何度も練習しようと思う。

気がかりなのは犬よりも車椅子に集中してしまうこと…直さねば。

チェリックがチョロついてた。



チェリックの大きさならやらなくていっかなーと思ってたけど、、、

やっぱりやるかもな【ホールディングオンアームス】。


チェリック、おーもーいー!

重すぎるよ!

でも耐えねば。


こんな時、小さい犬のハンドラーが羨ましい。

羨ましがるよりも、チェリックを支えるのは私だ…安心して身を委ねられるようにしてあげなくちゃ。



時間があったので【シィットオンレギュラーチェアー】!


出来た。

問題なく出来た。


「私、何度もパイプ椅子に上がっちゃうよ!」なサービス精神に溢れたチェリック。

これをやってる時は、チェリックの意識を良い方向に持っていかれる瞬間。


小梅ちゃんのママに、「ずいぶん楽しそうだったね」と言われたくらい。


うん、楽しかった。




そして、夕方から始まった修了試験。


2回目の修了試験。



……マズい。

エネルギー切れ、集中力低下、疲労蓄積…。


それでもって更なる緊張。

緊張だよ、先生が音楽を止めた瞬間…もう緊張。


クロスウォークにアフターユー、クィックウォーク……お家のコーンには慣れたなんだけど協会のコーンはお家のより大きくて緑で怖いらしい。


そして私の焦りもあって、チェリックをグイグイやっちゃってた。


全然、同調も何も出来てない。


でもって苦手だと思うことには、とことん苦手意識を持ってしまうみたい。

クィックウォークは苦手で苦手で……私とチェリックのクィックウォークをやらなくちゃ。

テンポ良くなんて出来ないんだよねー。


どーして、私の歩く速さに付いてきてくれなかったんだろう。

チェリックの状態を丸無視してたからかな。


まだ時間はあるので、次までに苦手をなくす!



8時間は協会に居た。

流石に、長過ぎ………時間配分ミスをした私が悪かったよ、ごめんねチェリック。


帰宅時は雨ザーザー。

駅まで私とチェリックは濡れて帰り、翌日体調不良な栄太郎です。


チェリックは、その夜……夢の中でも訓練会に参加していたらしい。

全く起きられず、気持ちが昂ぶっているせいか夢を見て……グッタリだった。

チェリックのセラピードッグお勉強日誌



お疲れ様、チェリック。

また、毎日よろしくね。

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まず最初に……
Lufa mamが見事、国際セラピードッグ協会のハンドラー試験に合格したよ!
(協会で初のハンドラー試験合格者だよ)

おめでとう!


私はmamの3回目の試験から一緒で、ずっと見てた。

訓練会の時もずっと見てた。


友人だからとか、mam贔屓でとかの感情一切ナシで評価しても出来は完璧。
教科書みたいにお手本通り。

大木先生も何一つ文句つけられないくらいの出来。


で、ただ出来てるんじゃなくて大木先生のセラピードッグへの教育理念を理解している。

そして、犬へ強制的な訓練を施すのではなくて、教育を施すこと。

その理念を理解して即実践に使えるのがmam。


それも臨機応変に使い分けることが出来るからスゴイ。


協会の犬も1頭固定ではないから、色々な犬の個性や癖、その時の犬の状態があって、それを見極めての試験だった。

アイコンタクト一つ取るのも、一緒に暮らしてるわけじゃないし、即席の信頼関係……難しかっただろう。

私なんて自分が出来てなくてもチェリックが助けてくれることがあるくらい。

「大木先生と栄太郎さんの指示違うよ…これでしょ、ちゃんと聞きなよ。」って。


馬鹿みたいにテンションを上げてオヤツやオモチャを使ってコマンドを入れるものではないから、ここの訓練って難しい。



ノエルと重ねることが出来ないハンドラー試験。

ノエルを重ねたらハンドリングする犬達に失礼だ。

どんな気持ちで他の犬を引いていたのだろう………。


私だって、去年ぺぺちゃんを亡くしてから今はシェパードを引く気はなくなった。

協会のハンドラーチェンジの時もシェパードは全然いないからいいけど。


mamは同じスピッツのチェリックを快くハンドリングしてくれる。

ちゃんとチェリックという犬を真っ直ぐに見て認めて、力量を測って無理なくハンドリングしてくれる。



全てがmamに対して敵わない。

一つくらい悪口書いてやりたいのに。


どんな犬でもハンドリング出来るレベルまでいってると思う。





心から……合格おめでとう!


そんなLufa mamのブログはこちら



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自分の犬に嫌われているんじゃないかと落ち込んでた栄太郎です。


チェリック:「訓練?そんなもん、やらねーよ。だって栄太郎さん、怖いじゃん。」

チェリックのセラピードッグお勉強日誌


ここ最近ずっとチョークとリーシを手にするだけで、逃げ出して隠れてしまうチェリックだったのだ。

私のことだけ、他の人を見る時の目と違っていたし。



だから、ずっと練習しなかった。

チェリック自身、セラピードッグのカリキュラムは身に付いてるようだし。

あとは私が上手くソレを引き出すだけ。


チェリックの能力を引き出せなくて悩んでいた。

引き出す以前の問題で、練習拒否だもんねー、どうしようもないよねー。


で、昨夜の話。


雨がジャージャー降っていて、仕事からの帰宅も遅く夜中の12時を過ぎていた。

疲れて横になってたら、チェリックが「おかえり!」と私に甘えてくる。


あら、珍しい…今までそんなことなかったのに。

結構クールに「あっ、おかえり。」な感じなんだよ、いつもは。


スリスリスリスリと甘えてくるから、


「私ともっと一緒に居たければ練習してくれる?

出来たら、いっぱい褒めてあげるし、もうチェリックのこと大好きになっちゃうよ。」


と、言って協会の緑のナイロンチョークとリーシを出してみた。


いつもなら、見た瞬間に脱兎の如く逃げるのに昨夜は自分から頭をチョークの輪っかに入れてきたの!


えっ!?

言葉が通じてるの?


このチャンスを逃す私じゃないからね、パイプ椅子を光速の動きで出してきて用意完了。



毎度毎度不出来な【シィットオンレギュラーチェアー】の始まりです。

(犬が椅子の上に乗って座り、対象者と向かい合って対面すること)


手順としてはこうね。

1.まずは挨拶から、犬を椅子の脇に座らせて対象者へ挨拶。


2.椅子の足をハンドラーの聞き足で踏み固定し安定させる。


3.右手で犬が乗る座面を指差し、「ゲットアップ」で犬を椅子の上に誘導する。


4.犬が椅子に乗ったら素早くリーシのたるみを手に巻き、犬の位置を調整する。


5.座面の正面中央部にリーシを巻いた右手を配し、対象者に対し犬を正対させる。


6.犬との時間を設ける。


7.席を離れる時は対象者に挨拶をし、再び足で椅子を固定する。


8.降りる位置を指差して犬に示し、静かに椅子から下ろす。


9.犬が椅子から下りたら再び対象者の方に体を向けて座らせる。


10.対象者に挨拶をして犬を連れ席から離れる。



手順を見ると簡単に思うでしょ?

普段からピョンピョンしてソファーに上がったり下りたりする犬なら簡単すぎるって。



でも、チェリックは最初はソファーにも椅子にも上がれなかった。

私のヒザの上にも飛び乗ることが出来なかった。

(ヒザの上は、決して小さくないスピッツにとっては足場が悪く範囲も狭いから怖いんだと思う)

そこまで臆病な犬。


おまけに不安定な足場のパイプ椅子からは何度か落ちてトラウマになってしまったんじゃないかって思ったほど。



実はこの上り下り…勢いを付けてジャンプしてはダメ。
犬に座面に前足を軽く掛けさせヒョイと上らなくてはいけないの。
アジとかじゃなくてセラピーだから動作は必要最低限で静かにが重要。



話は戻って、シィットオンレギュラーチェアーの実践。

最初から椅子に上がれと言うのは酷だから自信を付ける為に、椅子の上に乗せてから「ゲットダウン」で下す所から始めた。


下りるのは出来るから、ここで褒めて褒めてベタ褒めして自信を付けてやる。


そこから、手順通りに進める。


「オマエなら出来る」という気持ちを込めて…。








出来た。

これ証拠写真(私が乗せたんだじゃないよ、指示で自分から乗ったんだよ)。

チェリックのセラピードッグお勉強日誌
冴えない顔だけど


出来たよ。


出来たんだよ!

自分から「椅子に乗るよ」って指示で上がった。



たかが椅子に乗れたことくらいでと思われるかもしれない。

でもこの瞬間ね、チェリックの心が手に取るようにわかったんだ。


物凄く一生懸命私の指示に従おうと勇気を振り絞って怖いと思ってる不安定なパイプ椅子に乗ろうとしてるの!

だから、パイプ椅子の足の部分を踏んで固定してるから絶対大丈夫!

何かあっても絶対に私が落ちないように受け止めるから!って。


チェリックの心を掴めた。


以心伝心。


椅子から下りた後、いっぱいいっぱい褒めて、、、

私はとても嬉しくて


恥ずかしげもなく泣いてしまった。




ここまでくるのに、一体どれくらいの月日がかかったのだろう。


チェリックに感謝です。

不甲斐ない威張りん坊な私に、よくぞここまで付いてきてくれた。

ありがとう。



チェリックのセラピードッグお勉強日誌

チェリック:「大丈夫だよ、二人でやれば何でも出来るんだよ。」




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